現在ファミリーマートでは、「懐かしの看板商品復活祭」と題して、1980年代に発売した商品から2010年代発売の当時話題となったヒット商品やロングセラーとなった商品をリバイバル販売しています。全10種類ある中で、今回はサークルKサンクスの商品を紹介。
サークルKサンクスは、サークルKとサンクスが合併してできたコンビニで、共に1980年にサークルKは愛知県、サンクスは宮城県で1号店を出店しています。その後、一部地域を除きながらも全国展開を果たしていくのですが、サンクスは経営基盤の脆弱さもあって、1998年にサークルKとその運営母体であるユニーに引き取られることになります。しかし、2004年にサークルKサンクスという名称になったようにブランド統合に失敗し、サークルKとサンクスという同じ内容なのに名称の違うコンビニとして生き残ることになったのです。これにより統一感を出せなかったことが響いたのか、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの3大コンビニとの競争に勝てなくなり、ユニーの不振も相まって、2014年には伊藤忠商事の薦めでファミリーマートの傘下に入ることを決定し、2018年に消滅となりました。
ちなみに、今回紹介する2品は、サークルKサンクス時代のものとなり、サークルK時代およびサンクス時代の商品は出てこないあたり、ファミリーマートは個別時代の商品を重要視していないのではという疑念が無くはないです。もっとも、その時代のヒット商品って何だろうとかいうのは無しか(ニヤニヤ)。
最初は、「天使のチーズケーキ」。
2010年に発売した、サークルKサンクス時代最大のヒット商品とも言えるものです。ファミリーマートに合併された際、この商品だけは残してほしいとしばしば言われておりました。
実は、サークルKサンクス時代に一度も食べていないものなので、どれだけ美味いのかなと思って頂きました。
味に関しては、全くもって薄味。しかしながら、ムースやカスタードはまろやかで口あたりのいいものに仕上がっています。ほのかなチーズの風味と甘酸っぱさが後味の爽やかさに繋がってくるのかなと。このバランスのよさが後を引くものになっているんでしょうね。
もう一つは、「びっくりのり弁」。
2007年発売に発売したもので、今でもよくあるたくさんのおかずを詰め込んだ商品の先駆けになったのではないかと思われるものでもあります。
いやはや、白身フライ・コロッケ・鶏唐揚・ちくわ磯辺天・ハンバーグ・ソーセージ・ポテトサラダとたくさんのおかずがあるので、ご飯を食べる分には困りません(笑)。一つ一つの味付けもしっかりしているかつ悪くないです。逆に多過ぎて、ご飯足りないよ(ニヤニヤ)。