2019年03月21日

【速報】Sayonara Ichiro

大リーグ・シアトルマリナーズのイチロー選手が、現役引退を発表しました。


もう彼の功績を語るのは野暮だと思いますが、敢えて。
オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)に入団した時には、シーズン200本安打の新記録(公式記録は210安打。当時)、7年連続首位打者、2年連続MVPなどという輝かしい成績を引っ下げて大リーグへ。

大リーグでもメジャーシーズン最高安打を更新(262安打)を筆頭に10年連続200本安打を達成し、新人王、2度の首位打者と1度の盗塁王、このうち首位打者と盗塁王を同時に獲るというジャッキー・ロビンソンさん以来の記録を作っています。そして、メジャーのみで3089安打、日米通算4367安打という偉大な記録は、今後野球というスポーツが続く限り、永遠に語り継がれることでしょう。
大リーグ以外では、ワールドベースボールクラシックで日本の2度の優勝に貢献しています。
その後、ニューヨーク・ヤンキースやフロリダ・マーリンズに移籍しても、衰えを感じながらも、輝かしい活躍を見せていました。そして、2018年にシアトル・マリナーズに復帰しました。
しかし、昨年は44打数9安打と振るわず、5月にはGM補佐という職責を与えられたものの、選手としての登録を抹消されました。そして今年もオープン戦で振るわなかったにもかかわらず、3Aからメジャー登録され、日本での開幕戦を迎えたという流れになりました。


正直引退になるという報道には、驚きを感じなかったです。去年あたりから成績不振に陥っていたので、本当なら去年の5月、GM補佐になるあたりから引退を示唆されていたのではないかと思います。もしかすると、オープン戦の不振を鑑みて、日本での開幕戦を引退へのはなむけにするとイチロー選手自身が考えていたのかもしれません


私自身が印象に残っているのは、イチローではなく鈴木一朗と呼ばれていた頃に出場していたジュニアオールスター(いわゆる2軍選手のオールスター)。その時MVPを獲っているのですが、鋭いスイングでホームランを放ったシーンが一番ですね。ものすごいバッターがいるんだと思って見ておりました。2軍のオールスターだったとはいえ、インパクト十分でしたよ。それでもここまですごい選手になるなんて、あの時には想像できなかったです。


愛知県豊山町から出た世界のスーパースター、イチロー。あなたの功績は永遠に残ることでしょう。本当にお疲れ様でした。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2018年05月04日

イチロー、今年はもう出ないってよ

すわ引退か・・・と思ったら、想定外な着地をしおった


今年シアトル・マリナーズに復帰したイチロー(鈴木一朗)選手は、今シーズンの残り時合に出場しないことを明らかにしました。しかし、球団を離れたり、引退をするというふうでもなく、球団の特別アドバイザーに就任し、今後は選手枠を外れてもチームに帯同し、練習しながら選手や監督・コーチなどをサポートしていくそうです。さすがに経営権は持たない(持たせてくれない)でしょうけど、ある意味ゼネラルマネージャーに近い立ち位置に就くのかもしれません。

今年イチロー選手はマリナーズに復帰したものの、第4の外野手という控え扱いになるとされていたのですが、主力外野手のケガで一転スタメン入りを果たすことになりました。ところが、そのイチロー選手自身にもケガが発生し、その影響から調整不足も指摘されるほどの不振に陥ったとも言われ、レギュラー選手の復帰後は居所が無い、退団の可能性さえクローズアップされていました。そんな中での今回の就任劇は、イチロー選手の重要性を知っている球団幹部と選手達、50歳まで現役を務めたいとされるイチロー選手の思惑が一致したとも言え、しかもイチロー選手は大リーグでは珍しい生涯契約(辞めたいと言うまで在籍できる契約)まで得たのですから、長い目で見たら、大きなプラスになると思ったんでしょうね。
個人的には、マリナーズに残れる・流浪の旅をしなくていいと思える反面、練習をするとはいえ試合勘などが鈍る・何もしないまま現役にいるだけになるので、それでもいいのかイチローと思ってもいますね。


なお、今シーズンは出場しないので、大谷翔平選手や田中将大選手などの日本人選手との対戦は無くなったものの、来シーズン以降は選手として出場する可能性はあるとのことらしいので、その一点に期待して待つことにしましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 09:06Comments(0)

2012年07月24日

栄転か左遷か

今週は度肝を抜くことが多いなぁ・・・。


大リーグのシアトル・マリナーズに所属していたイチロー(鈴木一朗)選手が突如ニューヨーク・ヤンキースに移籍(若手2投手との交換トレード)することを明らかにし、日本時間の午前8時に記者会見を行いました。
丁度試合の3時間前ということもあり、様々な思いが駆け巡る中での記者会見になったのか、普段以上に言葉を選び運んでいた、かつ目には涙を浮かべていたのではないかというふうに思わせる潤みがあったイチロー選手が印象的でした。

試合にはニューヨーク・ヤンキースのメンバーとしてフル出場。第1打席でセンター前ヒットを放ち、その後盗塁も決めました。試合も1-4で勝利し、イチローの再出発は華々しいものになりました。


しかし、この記者会見も試合も、自身が11年以上本拠地として活躍していたセーフコ・フィールドで行われたもの。そのため、かつての本拠地で昨日までチームメイトだった仲間達と対戦することになったばかりか、スタメン出場とは言えども、ライトで8番(通称ライパチ)での出場に、いくらアメリカの社会はドライとはいえ、この『仕打ち』は屈辱的なのではないかとさえ思ったほどでした(ただ、イチロー選手にとって、そんなことは意に介さずだとは思いますが・・・)。


イチロー選手がマリナーズから出て行った理由は、若手を積極的に利用してほしいという部分に尽きると思います。いみじくもイチロー選手自身も会見上で「20代前半の選手が多いこのチームの未来に、僕がいるべきではない」とも話しています。かねてからトレードの噂は消えていなかったわけですが、その噂が消えない理由はGMが若手を積極的に使い、ベテランを放出していたということからも伺えます。その方針をイチロー選手自身敏感に感じ取って、トレードを志願した(数週間前から若手との交換トレードを志願していたという報道もある)のではないかと思います。
自身の環境の変化を求め、敢えて野球に厳しい球団でもあるニューヨーク・ヤンキースに移ったイチロー選手。マリナーズで成しえなかった夢を叶え、自らの高みをより極めてほしいものです。


なお、日本人大リーグ選手の反応はというと、ダルビッシュ選手はこんなものだという主旨のコメントを残し、松坂選手はやや興奮気味な主旨のコメントを残しています
エールを送る選手もいる中、一番印象的なのは、イチロー選手の背中を追って富も名誉も捨て、マイナーから這い上がって来た川崎選手ノーコメントにしてほしいというくらいにショックを受けていました。イチロー選手自身も気に掛けていたようで、(イチロー選手自身が)他に移っても一緒にやることは変わりないと気遣う主旨のコメントを残していました移籍を踏み切るか否かの段階で、最後まで川崎選手のことを考えていたみたいです。
川崎選手にとって、約半年イチロー選手とやって来たことは十分な糧になるはずです。ヤンキース戦の時には、イチロー選手を驚かすくらいの活躍をすることで、彼の恩返しになるのではないのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 22:52Comments(0)TrackBack(0)