こちらはテレビ朝日系のアニメ枠であるIMAnimationの3作目。今アニメに積極的なのは、テレビ東京やTOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)以外だと恐らくテレビ朝日系になるでしょうね(IMAnimation・NUMAnimation・IMAnimation Wの3枠に系列局のABCテレビ(朝日放送)と関連会社のBS朝日にアニメ枠がある)。しかし3作目は、なろう系の作品を持ってきたけど、大丈夫なのかしら?
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は、片田舎で剣術を教える道場を運営しているしがない剣術師範。剣士の夢を諦めて親父の道場を受け継ぎ、片田舎にあるには大規模なものとなっていた。
ある日、王国の騎士団長にまで出世した元教え子がやって来た。10年ぶりにやって来た彼女は、彼に対し、騎士団付きの特別指南役として推薦して承認されたので、首都まで来てほしいと告げる。
最初は、道場から一時的に派遣されていくものだと思っていたら、ひょんなことから首都で定住することになってしまう。そして、騎士団では副団長から彼の実力を訝しがられ、一勝負持ち掛けられてしまうものの、彼は副団長を返り討ちにしてしまい、その実力を認めるまでに至ってしまう。
しがないおっさんだと思っていた自分が、まさか首都では片田舎の剣聖とまで呼ばれているだなんて、知る由もなかった。
というふう。
初回は、主人公のスローライフ的な淡々とした生活に突如首都に来て指南役になってくれと元弟子がやって来て、半ば強引に首都で暮らすハメになるという流れで、最後は騎士団のお墨付きを得るような格好になってしまって困惑するあたりまで描かれているのですが、正直かなり淡々としていて、ヤマの無い作品だなぁと思って見ていました。流し見すると、あっという間に先に進んで、どうなってんだと思ってしまう(苦笑)。よくある「オレ何かやっちゃいました?」的な展開に近しいものがあり、その手の感覚が苦手だとついていけないかなぁと。
いい意味でも悪い意味でもなろう系のエッセンスが出ている作品でした。淡々としているので、なろう系だという認識は薄いんだけど、節々を見るとなろう系なんだなとわかるから、不思議(笑)。ここから面白いとなるかどうかは、主人公以外の登場人物の盛り上げ方次第なんだろうね。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

