2019年04月15日

春の新アニメ2019 その9 RobiHachi

春の新アニメ2019、9回目はオリジナル作品の「RobiHachi」です。
オリジナル作品というのもあってか、事前情報が全く無い。パッと見た印象では、「TIGER&BUNNY」や「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」のようなバディものかなと思ったり。ホントにどんな作品かわからないまま見ることになりました(苦笑)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、何をやっても上手くいかない残念なアラサー。自称ルポライターだが、あらゆる事業に手を出しては手痛く失敗し、彼女にもフラれ、自称ルポライターの仕事も無くなり、最終的には借金地獄に陥ってしまうほど。
そんな彼が一発逆転を賭けた『事業』を行うための資金を奪われて、途方に暮れたところを1人の青年が救う。彼は超の付く天才(大学を飛び級で卒業するほど)だが、現在はフリーターの身曲がったことは大嫌いなものの、人生なんて想定外なことなんて起こらないと悲観的な見方をしていた。ともすれば主人公とは真逆な関係なものの、なぜかお互いにはわだかまりはない。お互いこれから頑張ろうという激励を掛けてその場を後にするのだった。

次の日、案の定というのか、『事業』に失敗する主人公借りたお金を返して下さいとやって来た借金取りは昨日助けてくれた青年。すったもんだの末にエアロックに閉じ込めたものの、今度は青年の雇い主達が借金取りにやって来た。万事休すと思った時、家として使っていた宇宙船を飛び立たせ、逃避行・・・そうだった、アイツを閉じ込めたままだった(苦笑)。
しかし、想定外なんてことは無いと思っていた彼の意識が大きく変わり、一緒に逃げるのを手伝ってくれることに。


かくして、2人は最近大きな話題になっている星、イセカンダルに向かって厄落としの旅という名の逃避行に出るのであった・・・。



というふう。


主人公の2人の名前を聞いてわかるかと思いますが、江戸時代の有名な俗文学(滑稽本)である「東海道中膝栗毛」から来ているもので、イセカンダルというのもお伊勢さん(伊勢神宮)にお参りに行く話から来ていると思われ。そこに、宇宙モノということで、その元祖とも言える「宇宙戦艦ヤマト」に出てくる目的の星であるイスカンダルをもじったものとも。
・・・これはこれで、結構すげぇなぁと思ったら、さらにもう一ひねり持ってきやがった。何と第1話の終盤に宇宙船から戦闘機が飛び出して、ロボットになりやがった(爆)。
相手の宇宙船も金鯱号かよとツッコみたくなる名古屋市民ですが(苦笑)、とにかくツッコミどころもままあり、それでいて2人の話の駆け引きが「東海道中膝栗毛」のそれを見ているようで滑稽な作り古典をはめ込みつつ、きちんと斬新な作品に仕上げている現代版の「東海道中膝栗毛」と言える作品になったのではと思います。面白いぞ。参った(汗)。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)