今月一番の注目作は、「スーパーマリオ3Dランド」。
マリオシリーズ30周年になる作品のひとつで、3Dになっていながらも、いわゆるBダッシュや制限時間の設定など、かつての「スーパーマリオブラザーズ」を意識したコース設定になっています。特に「スーパーマリオブラザーズ3」の影響は色濃く、マップがあったりタヌキマリオが登場するあたりがその証左になっています。
それでも、今作から壁キックといった大きくジャンプするためのアクションが設けられたり、みわたすといったアクション要素以外の新要素もあり、これまでのマリオシリーズ+3DSの機能を使った新要素が加えられています。
アシスト面では、すれちがい通信を利用してアイテムをもらったり、ミステリーボックスの交換を行うことができる他、5回ミスするとゴールするまで無敵のタヌキマリオになれる「無敵このは」やゴール付近まで飛ばしてくれる「パタパタの羽」が手に入れられるアシスト機能が今作でも付いています。
誰もが手軽に遊べる点では、この作品を越えるものはいまだないと思っているだけに、今作も十分魅力的な作品になっていることでしょう。
続いては、「スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団」。
スライムもりもりシリーズの第3弾で、3DSでは初めての作品になります。
スライム達が集うスーラン王国を舞台に、ももんじゃ率いるしっぽ団に侵略されてさあ大変。奪われたにじのオーブを取り返すために、スライム達が立ちあがるというもの。
今作では、2作目の戦車バトルにあたる船バトルというものが行えるようになり、カスタマイズすることでより強力な船にすることもできます。
さらに、すれちがい通信や通信を使うことで、対戦が可能になっているので、近くの相手でも遠くの相手でもいつでも対戦可能になっています。また通信ではオリジナルのアイテムを仕入れることもできるので、是非とも通信を使わない手はないですよ。
3番目は、「Shinobi 3D」。
1987年に稼働したアーケード版から端を発した忍シリーズの最新作。
鎌倉時代の忍者が2056年の未来にタイムスリップ。鎌倉時代から戦う組織と戦うというふう。
これまでの忍術を使うアクションはもちろん3DSのジャイロセンサーを使うことで進めるステージやマスターコイン2枚集めることで進められるチャレンジマップを楽しむことができます。またこのチャレンジマップはすれちがい通信でも手に入れられるので、先に進んだ人からステージをもらって楽しむこともできます。
最後は「FabStyle」(DS・3DS)。
コーエーテクモにあるルビーパーティー制作の働く女性が主人公の作品。
ファッション・メイクに精を出しながらアパレルショップをプロデュースしていくというもの。もちろん、その作品の中には意中の男性にアタックするという今時の女性を表したものもあります(笑)。
ちなみに、DSと3DSとの違いはグラフィック面の強化くらいなので、お好きな方で。
携帯ゲーム機編 結論
PSPも3DSも注力作を揃えてきて年末商戦に近付いたことを実感させている。特に3DSは何とか揃えてきたなという感じ。
PSPはVitaへの禅譲を進める中、最後の打ち上げ花火を打ち上げ始めた模様。この勢いがVitaにまで続くか否かが見所になりそう。

