2023年08月26日

久しぶりの大規模ストライキ?

ストライキ(労働争議)は日本国憲法でも認められた立派な権利ですけど、公務員に関しては当初認められていたものの、冷戦が進むに従って、共産主義浸透の脅威から、GHQが一転して禁止しており、実質民間企業のみになっています。
一昔前は、労使交渉がこじれてストライキに発展することは、しょっちゅうあり、大手企業でも半ば当たり前にありました。公営企業だった国鉄(現在のJRグループ)でも深刻なストライキが行われて、乗客に大きな影響を与えたこともあります。
しかし、次第に労使交渉で労働者の要求がまとまることが多くなり、去年や一昨年あたりから満額回答が多くなった気がします。


そんな中で、そごう・西武では西武百貨店池袋本店を舞台に大規模なストライキに発展する可能性が出てきました。百貨店に限って言えば、実に60年ぶりのストライキになるということなので、その意味の大きさがわかります。


なぜこうなったのかというと、そごう・西武と親会社になるセブン&アイホールディングスとの関係が最たる要因になります。
2022年11月にセブン&アイホールディングスがアメリカの投資ファンドにそごう・西武の売却を決定しました。その際、西武池袋本店下層テナントにヨドバシカメラの入店を決めていました。しかし、池袋のイメージが悪くなると豊島区とそごう・西武の労働組合が反発し、一時譲渡時期が未定になってしまったのです(最終的には今年9月初めに譲渡予定としている)
さらに、投資ファンドに移ることによって、百貨店事業の継続と雇用維持が図られるのかも争点になりました。百貨店事業の継続と雇用維持を要求したそごう・西武の労働組合は、権利確立のため、これまで無かったストライキ権の確立を決定し、セブン&アイホールディングスとの対決姿勢を鮮明にして今に至ったのです。


セブン&アイホールディングスとしては、コンビニ事業に集中したいというのも、わからなくはないです。百貨店事業もイトーヨーカドーのようなスーパー事業は、なかなか儲けを見出せなくなっていますからね。ただ、地域インフラの側面もあるので、スーパー事業は残してもいいと思うんですよね。地域に欠かせないところもあるし・・・。

そごう・西武側の主張もわかります。自分達の仕事場が無くなれば死活問題でしょう。ただ、それならヨドバシカメラの入居は認めるべきではないかと。
名古屋でも松坂屋でヨドバシカメラが入居しましたけど、地域イメージが落ちたとは全く思って無いですし、人によっては結構便利になったと思っているでしょう。外国人観光客のインバウンド需要も見込めるようになるので、百貨店側としても、相乗効果の狙えるいいコンテンツになるのではとも思っています。


早くても8/31にストライキが行われ、休業の可能性もあります。このストライキが支持されるか否かで、日本のストライキの行く末も決まるのではないかとも個人的には思っており、非常に気になるところです。


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Posted by alexey_calvanov at 12:21Comments(0)

2020年08月08日

味噌 vs MISO

SHV47_0248真夏ですが、味噌味のカップ麺で面白い商品があったので、対戦形式でご紹介
その面白い味噌味のカップ麺とは、日清食品から発売の「日清 濃くてうまいMISO」(左)。こちら、セブン&アイホールディングス限定で販売の商品で、主にセブンイレブン・イトーヨーカドーなどで買える商品になります。こちらを一般販売している「日清 カップヌードル 味噌」(右)と食べ比べてみようかと。

「日清 濃くてうまいMISO」の特徴は、しょうがを全面に押し出したこと。スープだけでなく、麺にまでしょうがの味わいを練り込んでいるとのことだそうです。やり過ぎるとしつこくならないかなと思いながら頂くことにしましょう。



まずは、「日清 カップヌードル 味噌」から。
こちらは、しょうがの風味がふわっと漂ってくる、田舎味噌のような麦味噌メインかなと思わせるスープになっています。具も豊富で、麺もいつものちぢれ麺ですが、味噌味のスープとよく絡んで美味しいです。

そして、「日清 濃くてうまいMISO」
・・・おお、麺からしょうがの味わいが。食べた時にふわっとやって来ましたね。スープを練り込んでるんじゃないかと思わされましたよ。麺に関しては、いつものヤツと違って、少しコシのある麺なのかなと。単純にスープを吸ってないだけかもしれませんけど、食べ応えの面でいくと、こちらはいいなぁと。
スープに関しては、「日清 カップヌードル 味噌」とは全く違う。しょうがが入っているものの、甘めのテイスト。これはコクもあるけど味噌の甘さでしょうががしっかり入っているんだなと思わせるほどです。あの甘さは、しょうがの引き立て役かもしれない。それらと引き換えなのか、具はキャベツといった野菜類メインで、肉はスライスしたものが少々。肉(謎肉と呼ばれるブロック状の肉ではない)が目立っていません。ただ、それが何だと言ってもいいくらい、味は格別にいいです。


これは、「日清 濃くてうまいMISO」の方が美味い「日清 カップヌードル 味噌」も美味いんだけど、「日清 濃くてうまいMISO」の方が、味として完成形になっているかなと。具は気にしない方なら、絶対こちらがオススメです。しょうがも「日清 カップヌードル味噌」よりも多く入っているんでしょうけど、嫌な感じにも気になる感じにもなっていません。これはすごいわい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:51Comments(0)

2017年01月14日

ミシュランで星をもらったあの店のラーメンがカップ麺化

SHV32_0326今回紹介するのは、「セブンプレミアム 蔦(つた) 醤油Soba」です。このJapanese Soba Noodles 蔦という店はミシュランで星1つを取ったことから、朝早くに並んでも食べられるか怪しいほどの人気店になったとのこと。海外から来訪する人も多く、ラーメンでありながら皆が絶賛するというすごい店になっちゃったのね。
この商品は、セブンプレミアムで展開されている、いわゆるPB商品で、セブンイレブンの他、イトーヨーカドーやオムニ7(セブン&アイホールディングスが展開するインターネット通販サイト)でも販売しております。製造は東洋水産(「マルちゃん」で有名なあの会社)とのこと。
なお、日本テレビが手掛け、同局とBS日テレで放送している「TOKYOモダン商店」という通販番組では、同じ店が手掛ける生麺のセットもあります。



とりあえず、まずは頂いてみましょう。
スープは鶏だしにあさりに野菜の風味が加わったものだそうですけど、醤油の風味が強めです(まぁ、醤油ラーメンだから仕方ない(苦笑))。でも、繊細なのはよくわかる。ただ醤油一辺倒じゃないのよ。柔らかい味わいが鶏だしなどの味わいになってくるんでしょうね。なお、麺との相性は抜群です。
この中に黒トリュフの入った油が加わると、コクと深みが増すんですわ。柔らかい味わいに複雑さも加わり、重みが加わったなと。


値段は高いがいい味、そんな感想が当てはまりそうですね。これは「TOKYOモダン商店」のやつも食べてみたくなってきたけど、6食入りで4800円はどうもねぇ・・・。ただし、塩味もあるのよね。将来的に醤油味が好調なら塩味もやるでしょうから、先行投資もアリかなとか思ったり・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)TrackBack(0)

2016年12月12日

アメリカ一風堂で大人気の品がカップ麺に

SHV32_0267今回紹介するのは、セブンイレブンの「セブンプレミアム IPPUDO from New York クラムチャウダーヌードル」博多一風堂とセブンイレブンなどを展開するセブン&アイホールディングスとのコラボ商品で日清食品が製造したものです。
アメリカの一風堂で展開しているクラムチャウダーヌードルをカップ麺の形で日本に輸入したとも言えます。



味はどうなのかなと思ったんですが、まぁ美味い。クラムチャウダーの風味もそれなりにあるし、一緒にあったトリュフの風味もそれなりに。麺も太めなので食べ応えは十分。惜しむらくは具材がもう少しクラムチャウダーっぽさを出してくれればなぁと。貝類は欲しかったねぇ。


この商品は、セブンイレブン・イトーヨーカドー・オムニ7(通販サイト)で販売しています。恐らくイトーヨーカドーなら安売りで手に入るので、お試し感覚ならイトーヨーカドーでしょうね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)TrackBack(0)

2016年09月27日

【セブン&アイ】桃の天然水、PB商品で復活【ひゅーひゅー】

SHV32_0075華原朋美さんのテレビCMで一世風靡した「桃の天然水」。当時販売していたJT(ジェイティ飲料)ではコーヒー飲料の「Roots」・緑茶飲料の「辻利」と共にロングヒット商品となりました。しかし、JTが撤退すると2015年に発表したことで販売終了飲料事業は自動販売機の事業と共にサントリーフーズに売却されました。

あれから約1年、セブンイレブン・イトーヨーカドーなどのセブン&アイグループのPB(プライベートブランド)商品として復活することになりました。
量が550mlに増量され、使用している水もサントリーということで、「サントリーの天然水」を使用。なお、果汁は10%未満とのこと。



昔の味をそう覚えていないのですが、確か薄かったなという印象だけはあります。復刻版を飲んでいるからなんでしょうね。で、今の「桃の天然水」はというと、逆に少し甘くなっているのかなと。糖類がそれなりに入っているからでしょうね。あとは、桃の風味が強まったように感じました。桃果汁のせいなんでしょうかねぇ。香料はそう入ってないのにねぇ。


総じて前よりかは美味くなっております。個人的には好きな味です。
ただ、飲み合わせが難しいご飯には合わんだろうし、パン類や麺類にも苦しい(汗)。お茶のようにリラックスしたい時に飲むというふうになるのでしょう。


tumblin’ dice
♪tumblin’ dice



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Posted by alexey_calvanov at 22:17Comments(0)TrackBack(0)