FC岐阜、今日はセレッソ大阪U-23との一戦になりました。
前回の試合、ブラウブリッツ秋田との一戦を惜敗で落とし、いよいよ後の無い状況になってしまいました。この試合を落としてしまったら、残念ながら終戦です。しかし、他のチームももどかしい状況になっているようで、大混戦になっていますわ。それでは順位を見てみましょう。
1位 秋 田(65) +39
2位 長 野(49) +19
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 熊 本(46) +9
4位 相模原(46) +4
5位 鳥 取(44) +7
6位 岐 阜(43) +8
6位 今 治(43) +8
ホント、こうやって見ると崖っぷち極まりないですね・・・。
FC今治とは同率になっていますけど、当該チーム間の対戦成績で岐阜が上に立っていると思います。2位に付けているAC長野パルセイロとの勝ち点差は6。その間に5チームがひしめいているわけですから、頑張ればまだ2位には滑り込める、そう思いたい状況です。
平日ナイトマッチの中で1,679人の観客(岐阜市民無料の分もあるので、実際(有料観戦)はもう少し少ないかも)が来たこの試合。前半は、緩慢なセレッソの守備を破れそうで破れない状況で、今の順位を象徴するようなもどかしい展開でした。攻撃はよくできていて、セレッソの攻め込みも上手く封印できていたのに、ブレイクスルーが全くできなかったんだよね・・・。とにかく我慢我慢の展開でした。
状況が変わったのは後半に入ってから。本来ならオーバーホールで休ませたかったところでしょうけど、川西翔太選手を投入してきました。ここから少しずつ岐阜の動きがよくなったかなと。
後半9(54)分、パク・ソンス選手のゴールキックから始まる攻撃は、一気に前田遼一選手の前にボールを運び、川西選手に苦しい体制の中で回します。切り込みに行こうとしたものの、破ることができないので、後ろにいたレレウ選手に預けます。レレウ選手が相手を振りながら、中島賢星選手にパスし、中島選手は前田選手に再び回して、相手を誘うように前田選手がレレウ選手に再び回していきます。そのボールに合わせるかのように、レレウ選手はダイレクトにキック。キックしたボールはミドル気味の山なりのシュートになり、スポっという音がしたかのようにきれいにゴールマウスの左下隅に入りました。
これがレレウ選手の今シーズン初ゴール。しかも初スタメンで決めたのですから、肝が据わってるなぁ・・・。
このゴールでレレウ選手が、いい意味で調子に乗ってきました。
後半19(64)分には、ペナルティエリア前のもつれ合いから中島選手がボールを奪い、前田選手を経由して、前方に飛び出していたレレウ選手に回します。カウンターアタックになったこのレレウ選手の動きが、セレッソの選手を引き付け、後半10(55)分に変わったフリーの状態の粟飯原尚平選手が冷静にシュートを決めて、追加点。いやはや、レレウ選手が1ゴール1アシストの大活躍。フィールドを無尽に、なおかつスプリングの利いた動きで相手を翻弄していましたよ。U-23の選手ということを差っ引いても、今回のレレウ選手の調子はすごくよかった。
さらに後半23(68)分には相手のオウンゴールを誘い出し、更なる追加点をかっさらい、結果岐阜の完勝で幕を閉じました。
試合後、セレッソの選手がやって来た。
今年でセレッソ大阪U-23は、同じ大阪にあるガンバ大阪U-23と今シーズンの参加を辞退したFC東京U-23と共に活動を終えることが決まっています。毎試合、セレッソ大阪U-23の選手達は、アウェイの会場ではホームのサポーター席まで向かい、挨拶をしているそうです。
来年セレッソ大阪のトップチームで活躍できるよう、他のチームに行くことになっても更なる飛躍ができるよう、心から祈っております。
そして、島村拓弥選手。セレッソ大阪U-23の選手の中では、最も経験豊富な選手といえるかもしれません。岐阜でも期限付きながら1年間在籍していました。
今ならディフェンダーでスタメン取れるくらいに活躍できそうだけど、また来ないかなぁ・・・。
最後に、今日の試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)であるレレウ選手。
今日の活躍は申し分なし。次の試合でも可憐な身のこなしで相手を翻弄してほしいです。
勝たなければいけない試合で、勝てた岐阜。勝って当たり前というところなんでしょうけど、今はそんな贅沢を言ってられない。この勝ったという事実と勢いを生かして、次の試合になる藤枝MYFCを迎え撃ちましょう。この試合に勝てば、上位に食い込める可能性もあります。その先にあるカマタマーレ讃岐戦までで、何とか昇格圏内に滑り込んで、あとは守りに入る戦いができれば、1年でのJ2復帰も見えてくるものと思います。
なお、この節でブラウブリッツ秋田がガンバ大阪U-23に勝ち、長野がガイナーレ鳥取に負けたため、秋田の2度目の優勝と初のJ2昇格が決定。無敗での優勝はJリーグ史上初になるのだそうな。
結構ドラスティックな試合展開になったところが多いので、順位を改めて見てみましょう。☆は昇格決定です。
1位 秋 田(68) +41 ☆
2位 長 野(49) +18
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 鳥 取(47) +8
4位 相模原(47) +4
5位 岐 阜(46) +11
6位 今 治(46) +9
7位 熊 本(46) +8
・・・やっぱりこのあたりまでかな。この下に鹿児島ユナイテッドFCとかが控えているんですけど、苛烈な争いの中では耐えられないだろうねぇ。だからこそ、ここに来て驚異の粘りを見せている今治が怖い(汗)。
岐阜は上位の差は詰められなかったものの、敵失で5位にはジャンプアップ。一方でロアッソ熊本は今治に痛い敗戦で7位にまで急降下。次のセレッソ大阪U-23戦でアウェイながら勝てないと、昇格争いから脱落ということになるでしょう。昇格の大本命だったはずの熊本が・・・。大木武さん、何やってんの(苦笑)。
繰り返しになりますが、次の藤枝MYFCで勝たないと、この日の試合の勝利の意味を無くしてしまいます。勝ってさらに上位の差を詰めて、讃岐戦に勝負を賭けられるようにしましょう。残り全勝を掲げたそうですから、言ったからにはやってもらおう。私達もそのために、声は出せないけど、一生懸命念を送ります。
残り6試合、自動昇格への勝ち点差は3。