2013年08月18日

もう少し早く動いてくれれば・・・

NECとパナは犠牲になったのだ・・・そう考えてしまった人も多かったことでしょう。


ドコモの冬モデルが、どうも国内3社に落ち着きそうだということだそうです。これにより、ツートップ戦略で優遇されていた韓国のサムスン電子は対象外になるとのことだそうです。


ドコモは現在販売している夏モデルでツートップ戦略を打ち出しました。その時に対象としたのが、ソニーとサムスン電子だったのです。これまでよく売れていたシャープや富士通を差し置いてサムスン電子が出て来た理由は、恐らくではありますが低価格という点で普及モデルを売りやすいというのがあったのかもしれません(そうすることで、インセンティブを抑えることができるのかもしれない)
しかしながら、招いた結果は散々で、サムスン電子の新機種はほとんど売れず(機能面で見たら、日本を舐めてるとしか思えない)、ドコモのメインストリームだったNECとパナソニックがスマホ市場の撤退を行うことに。ドコモの安直な戦略が、国内メーカーにトドメを刺したのならば、この責任は大きいです。

その反省からか、今回はソニーに加え、国内では安定した販売力を誇るシャープと富士通を加えたスリートップ体制を採りました早い話が生き残った国内メーカーの結集でドコモ浮上を図りたいということでしょうね。まぁ、ここでLGやHTCを入れなかっただけドコモは賢かったなとも(苦笑)。


まだ、あくまでこの決定は確定ではないので、今後どうなるかは予断を許さない状況でもありますけれども、恐らくこの3社で決まり、ソニーはXPERIA、シャープはAQUOS PHONE、富士通はARROWSとなると思います。


それでも、この決定は遅すぎた。シャープはいい機種を出していても安さだけでかき消され、NECもパナソニックもその波に揉まれ、事実上消えてしまいました。
ドコモには、いい機種であれば積極的に宣伝していくことをお願いしたいところです。国内外問わず、安さだけで売るのではなく、クオリティの高い商品を前面に押し出せば、ドコモが失った信頼を取り戻せると思います。現在はメーカーが同じような機種を出しているのでなかなか難しい点もありますけれども、中には現状ドコモのみの機能というのもあるので、そのオリジナリティを存分に出してあげるべきです。プレミアム感とクオリティを前面に押し出せば、ドコモはまだイケると感じてますよ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:24Comments(0)TrackBack(0)

2012年02月17日

ソニエリ消滅

ソニエリの愛称でも知られるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(ソニー・エリクソン)がソニーの完全子会社となり、ソニー・エリクソンという名前が消滅することになりました


ソニーエリクソンは、ソニーとスウェーデンの通信機器メーカーエリクソンとの合弁企業で、携帯端末の共同開発を行うことで世界での販路を拡販していました
ところが、業績の悪化によりエリクソン側が保有していたソニーエリクソンの株を10億5000万ユーロでソニー・エリクソンの保有株をソニーへ譲渡(売却)。そして中央ヨーロッパ時間の2/15にソニーは株式の取得を完了させ、公式的にソニエリの名が無くなったわけです。
新しい会社名はソニーモバイルコミュニケーションズで、ソニーの完全子会社今回の件でエリクソンとの合弁は解消されたものの、ワイヤレス関係の分野ではこれまでどおり協業していくとのことらしい。


気が付けば10年近くソニエリの名で親しまれ、日本の携帯電話業界(特にドコモとau)に多大な影響力を持っていたこの会社が、名称変更とはいえ無くなってしまうのは少々寂しいものを感じると共に、業界再編・社内再編がさらに進むんだろうなと感じずにはいられません


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月27日

これからは一宮もゲーム機製造の拠点の一つになるのか

愛知県一宮市。モーニングサービスの発祥の地とも言われていますが、有名なところでは、繊維業。古くからここで作られた糸が一宮を含めた全国で着物や衣服になったりしていました
ところが、外国から安い糸や衣服が作られたことから衰退していきました

その窮地を救ったのがソニー。ソニーは1970年代から入れ替わるような形で、旧木曽川町沿いに工場を建て、ソニー一宮(後にソニーEMCSの一つソニー一宮テックに業態変更)として稼働しカラーテレビの生産を開始しました。
しかしながら、テレビの安売り競争などによるソニーの業績の悪化で、徐々に縮小され、2009年には閉鎖。一宮テックの業務は隣にある稲沢市の稲沢テックに集約されました。

その後、大きな土地だったことからしばらく放置状態が続き、一時は一宮市が購入するという話さえも出ていたといいます


そんな中、ゲームメーカーのコナミ(コナミグループ)が、同所跡地を取得したことが明らかになりました
現在コナミは東日本(神奈川県座間市)と西日本(兵庫県神戸市)に製造工場及び流通拠点を持っていますが、今年3月に起こった東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所事故による計画停電の危機や節電対策によって、双方の稼働に不安が持たれたため、バックアップ的な意味を持たせるために、今回偶然にも空いていた旧一宮テックに目を付け、買収したというわけです。

これにより、コナミは東名阪の3地域に工場を抱えることになり、仮に今回のような地震が起こっても、いずれかの工場でバックアップが取れ稼働できるようになるとのことだそうです。


個人的にはうれしいですね。ゲーム機やPS3などのソフトがもしかすると一宮から生産されたんだと思うと、ちょっとばかり胸熱ですねぇ。是非とも末永く一宮のために貢献して頂けたらと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 22:49Comments(0)TrackBack(0)