2011年10月14日

今日も明日も、店によっては対応が大変だのぉ

今日は、『スティーブ・ジョブスの遺産』とされ、かねてから期待されていたスマートフォンiPhone4Sの発売日。今回はこれまで発売していたソフトバンクからだけでなく、au(KDDI)からも発売されることになり、日本でも単独販売の構図が崩れ、互いが競争する時代に突入することになりました。
その初日になった今日、キャリアショップであるソフトバンクショップ・auショップだけでなく、予約なしで買うこともできたアップルストアなど様々な販売店で、早くは火曜日から長~い列を作っていました


そんな中、一部店舗で販売の遅れ(顧客情報の入力ミス)はあったものの、比較的順調に何事もなく終わったauの事務対応に対し、ソフトバンクは一時(およそ3時間ほど)、新規契約・機種変更(いわゆる買い増し)だけでなく、ナンバーポータビリティ・契約内容の変更・料金収納・修理受け付けや修理品の返還・解約なども含めた全ての業務が止まるシステムダウンが発生したそうです。
こうなったのは、予想を越える申し込みが殺到したため・・・とのことだそうですが、おいおい、iPhone4が発売した時にも同様のシステムダウンが起きたような気がそこから得た教訓は生かされなかったんかい?

そうなんです。iPhone4が発売した時にも同様にシステムダウンが起き、長時間何もできなかったという苦い経験をソフトバンクは起こしているのです。にもかかわらず、今回も3時間ながら起こしてしまった。このことは非常に通信機器を取り扱って会社にとっては致命的なのではないのでしょうか。

また、この3時間だけの休止が誤った解釈を生んだのか、一部店舗では終日受付NGという解釈がなされてしまい、慌てて孫社長のツイッターで大丈夫宣言が飛び出す始末。もしかして業務グループより、孫社長のツイッターを逐一監視していた方が、業務が運用できるのか否かがわかるんじゃないのか(苦笑)。それも通信機器を扱う会社としてどうなのよ公式発表がツイッターなのは少々困ったものではないのかね?
確かにツイッターは情報源としては生かせるけど、こういった重大な事態は、先にプレスリリースを出してからツイッターで出す方が確信が持てていいんじゃないのかなぁとも。そう言うのは、私がツイッターというものを『イエスマンしか残さない内向き(閉鎖的)なツール』としてしか見ていないからかねぇ・・・


とにかく、こんなバタバタした1日を過ごした翌日には、今度はPS Vita(プレイステーション・ヴィータ)の発売前予約を控えてます
ネット通販では日付の変わり次第受付というところもあれば、朝からというところもあり、店舗予約の場合は朝7時からというところもあれば、開店してからというところもあります。中にはGEO(ゲオ)のように、Ponta会員限定で予約受付という強気のパターンもあります。

さすがに店舗内・ネット内での予約なので大丈夫だとは思いますが、これがSCE(ソニーグループ)のネットワークサーバーに回って、その予約リストがまたハッキングされて・・・(ガクガクブルブルガクガクブルブル)。<いっくら何でもそれはないない。


ともあれ、一つ確実に言えることは、今週末の家電量販店は地獄です(ニヤニヤ)。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月14日

隙はあるが、本気で攻めにかかっているSCE

今日、SCEプレスカンファレンスがあり、注目の次世代携帯ゲーム機PlayStation Vita(PS Vita)についての発表がありました
その中で、PS Vitaは12/17発売、ロンチタイトルは26本発売予定、そしてユーザーが注目していた3G通信に対応するキャリア(携帯電話会社)はNTTドコモのみになり、PS Vita専用のプリペイド式料金プランも併せて発表されました


まず発売日は当初の予想通り年末に落ち着きました。丁度クリスマス商戦まっただ中で、12/24のクリスマスイブの1週間前ということで、丁度いいクリスマスプレゼントになるでしょうね。ただ、ニンテンドー3DSが12月に反転攻勢を掛けようとしている(実際12月(PS Vita発売前後)は注力作品が多い)ため、この発売日が3DSの勢いを止められるか、逆に際立たせてしまうかは未知数だと感じています(それだけ、3DSの作品ラインナップは悪くない。詳細は明日以降にでも)。

価格の面は、既に公表されているので詳しくは割愛しますけれども、あれだけの機能を詰め込んで3万弱なら正直素晴らしいニコニコ動画などの機能が閲覧や配信が可能になっている点も含めれば、下手なスマートフォンやタブレット端末に比べても有望な機種になります。これでSkypeだけじゃない通話機能が付いていれば、この日同じく発表のあったXperia PLAYの国内展開も霞むような機種になっていたのにつくづく残念です。

ロンチタイトルに関しては、よくも揃えたという感じ。純粋にゲームタイトルで見ていくと20タイトルくらいになるんじゃないかと思いますが、「みんなのGOLF」・「リッジレーサー」・「真・三國無双」・「パワースマッシュ」シリーズといった定番どころから、リメイクながらも「魔界戦記ディスガイア3」・「ブレイブルー コンティニュマムシフト エクステンド」・「アルティメットマーヴルVS. カプコン3」や「ドリームクラブZERO ポータブル」・「真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)」のようなコア向け作品も充実していて、なかなか面白いランナップですね。本当にSCEの力を思い知りました(笑)。
個人的には、マイコーの作品がまだ新世代機で出ていないのにもう出すのかよと(苦笑)。でもそれだけのために買いかねないオイラがそこにいたりする・・・(汗)。

最もユーザーが注目していた通信ですが、先述の通りドコモオンリー。これは私の予測がズバリ当たったということで、鼻高々ですよ(ニヤニヤ)。
ただ、定額データプランも利用できる予定はあるというものの、基本的にはドコモが用意したプリペイド式データプランになりそうです。
プリペイド式データプランは2種類で、現状はこのPS Vitaのみ。将来的には通信機能の付いたエンタメ端末に適用されるとのことらしいです。
価格は「プリペイドデータプラン 20h」が980円/月で20時間の利用通信分が付いてきます期限は30日で、つまり1日あたり40分利用できる計算になります。
対して「プリペイドデータプラン 100h」は4980円/月で103時間の利用通信分が付いてきます期限は180日で、つまり1日あたり約34分利用できる計算になります。「プリペイドデータプラン 100h」のみ超高速通信(下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbps)を3時間だけ利用可能になっています。
なお、新規契約の際の事務手数料は2100円で、利用通信分を使いきった場合は追加購入する形になり、手数料はかからないものと推測されます。ところが、期限の30日ないしは180日を過ぎてから14日以内に更新(チャージ)しないと解約扱いになり、再び新規契約を結ばなければならないとのこと。この点はかなり注意した方がいいようです。特に契約を結べるのがドコモの専用サイト(PS VitaないしはPC・ケータイから接続するものになると思われる)のみで、ドコモショップでは契約できない点は気を付けないといけません(それでいて、アクセス制限フィルタはドコモショップでも対応可能なのがよくわからない)。
また支払いもドコモケータイ払いかクレジットカードのみなので、基本的に子供にとっては敷居が高いものになりそうです


PS Vitaにとっての隙といえばこれくらいで、特にプリペイド通信の敷居がかなり高い「いっそのこと定額プランに入って快適な通信を楽しんでね」と言わんとしているようでちょっとしゃくに障ります(苦笑)。ここでドコモは契約者数を増やそうとする黒ーい部分が見え隠れしているような・・・。
で、ファミ割などは(データ通信のため)適用できないはずなので、既にドコモを持っている人にとっても痛い出費になりそうです。
ここで気になるのが、データカード端末を持っている人この人達が既に使っているUSIMカードを挿して使えるのなら、かなりおトクなんじゃないかと。とはいえ、Xi(クロッシィ)に対応しているわけではないので、どれだけの人達が恩恵を受けられるのか・・・
もっと痛いのは、同じ規格のソフトバンクやイーモバイルの人達なんだろうなぁ。せっかく同じ規格なのに使えないんだもの。まぁ、通信規格が全く違うauには痛くもかゆくも(泣)。


というわけで、買うならWi-Fiモデルがオススメ(ギャハ)!<無くなっちゃうから言うんじゃない。


PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ) Wi‐Fiモデル(仮称)PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ) Wi‐Fiモデル(仮称)



PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ) 3G/Wi‐Fiモデル(仮称)PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ) 3G/Wi‐Fiモデル(仮称)



人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)TrackBack(0)

2011年06月10日

2011年のE3で次世代機の発表キター 後編

E3では任天堂以外にもソニーコンピュータエンタテインメント(SCE)も発表を行いました。このハードもかねてから言われていたプレイステーション・ポータブルの後継機で、名前が決まる前はNGP(Next Generation Portable)と呼ばれていた新世代機です。
そのハードがいよいよベールを脱いだのです。


正式な名前はPS VitaVitaはラテン語で、英語でLife、日本語に直すと生涯・生命や生活の意味合いを持ちます。
5インチのタッチパネル付有機EL液晶だけでなく、裏面にもタッチ認証を持ったパッドを持ち、PSPやPSシリーズのようなアナログコントローラーを2つ、十字キー相当のコントローラーを1つ、6軸モーションセンサー・3軸の電子コンパス、デュアルカメラ・GPSを備えています。さらに無線LANだけでなく3G(第3世代)の通信規格を持っています。なお、通信規格は不明なものの、アメリカでは通信会社大手のAT&Tと組んでいることを考えると、通信規格はW-CDMAになるのではないかと思います。そうなるとドコモの通信網を使うのはほぼ決定ではないかとも考えています(AT&Tがドコモとの関係を持っているため)

機能としては、複数の不特定多数とチャットを楽しめる「Party」、今自分のいる近郊の相手を検索できる「near」という機能が搭載されています。
欧米も含めたロンチタイトルは「みんなのゴルフ Next」・「アンチャーデッド」・「ワイプアウト」など。

それでいて価格はWi-Fiモデルが約24,980円、3G/Wi-Fiモデルが29,980円と欧米レートながら実質25,000円ないしは30,000円を切っています


これだけの機能を搭載してそれだけの価格を切れるのは、正直大英断だし、『打倒任天堂』を公然と掲げてきたわけです。
現在ニンテンドーDSのような燦然とした輝きかつ人をあっと驚かせるような仕様はなりを潜め、3DSになってからは、これまでと変わらない失望感と3Dを徹底的に追及してしまったという『バーチャルボーイから学んだ失敗学』が生かされていない絶望感とが相まって、SCEへの待望感が増しているのではないかと思います。それほど驚くようではない携帯ゲーム機であっても。
ただ、何かしらの変革を求めたうえで動いたのならば、評価しなければならないでしょう。また詰め込んだ機能はこれまで据え置き機でしかできないとされていたものばかりです。何かしらの新しいエモーションを巻き起こすものと期待しています。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 22:52Comments(0)TrackBack(0)

2011年04月28日

史上最大の情報流出劇

SCE(ソニーコンピュータエンタテインメント)のゲームPS3(プレイステーション3)が利用しているPlayStation Network(PSN)とQriocity(キュリオシティ)で大規模な情報流出があったそうです。このサイトをPS3で閲覧している人がいらっしゃったかと思うので、大丈夫だったのか気になるところです。


この騒動が起こったのは4/17~4/19頃で、どこから入って来たのかの詳細は明らかになっていません
侵入が明らかになったのが4/19頃で、その際にサービスが停止されました急なサービス停止で、しかも何日も続いたことから、ユーザー間でも何かあったとは思われていたようです。
最初の発表は4/23。この際は『外的要因』と発表されたのみで、一両日中での復旧がなされると言われ、ユーザーの中にも一安心した人もいたかと思ったのですが、実際はかなり深刻で、2度目の発表になった4/27、その結果を聞いて驚愕した人達もいたことでしょう。


今回のシステムダウンで、不正侵入が図られたことが明らかになり、それにより全世界で7700万人(うち日本・韓国などを含めたアジアは900万人)のユーザー名・住所・メールアドレス・ハンドル名・ログイン名とパスワードが流出購入履歴・(パスワードを忘れた場合に記載する)秘密の質問の答えなどといったプロフィールデータが流出した可能性ありとされ、(セキュリティコードを除く)クレジットカード番号とカードの期限に関しては、漏れた形跡はないものの、流失の可能性を排除できないという、恐らくゲーム業界にとってもコンピュータ分野においても史上最大の情報流出劇になったのではないかと思われます。

この一連のデータの入ったアカウントは一切削除(退会)ができないため、カード情報の変更を行っても、今後住所・本名・メールアドレスを利用した悪質なサービスが行われる可能性があるばかりか、ソニーグループ全体の信用失墜も否定できません
また、PS3・PSPなどのゲーム機・テレビ・PCなどの販売にも大きな影響を与えるでしょう
あまつさえ、都市伝説的に語られていた『ソニータイマー』が現実にあるのではないかという観測さえ世界中に流れることになります。ただでさえ、テレビやPCといったメインストリームで利ざやが減っているというのに、今回の騒動でさらなる悪化が懸念されています。


PS3だけでしか語られていませんが、恐らくPSPから介したネットワークサービスでも同様の流出が起こっていると思います。一度PSNを繋いでいる人はもっているハード関係なく調べた方がいいでしょう。

そしてSCEならびにソニーグループは、セキュリティの再構築・既存アカウントの廃止も含めた真摯的な対応の用意、そして複数の支払い体系を作っておき、リスク回避を図れるよう対策を練ってほしいものです。


なお、いまだに復旧の見込みも立っていないということ。このままいけば、ゴールデンウィーク中は利用できない可能性が極めて高いと思われます。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  
Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(2)TrackBack(0)

2011年01月27日

ソニーの総力を結集して、PSPの後継機が作られることに

かねてから出る出ると言われていたPSPの後継機が遂にベールを脱ぎました。
既にリークされていた情報通り、タッチパネル・NTTドコモの通信網(3G)を利用したデータ通信が利用可能になっています
で、その次世代PSPの名前はNGP(Next Generation Portable)恐らく仮の名前になるとは思いますけれども、次世代の携帯ゲーム機をそのまま打ち出しています


それでは、詳細を見ていきましょう。


液晶は5インチのタッチパネル有機EL液晶を搭載したことで、PSPの4倍の解像度を持つことができるようになったとのこと。タッチパネルではあるものの、ニンテンドーDS(以下DS)のようにタッチペンを使わなくても反応しやすいようになっているようです。そのため、指でタッチする(触る)、叩くという基本動作以外にも摘まむ・弾くといったトリッキーな操作も可能になっているとのこと。このことからかなりDSを意識したものになっています。また先述の通り解像度の高い画面を搭載することで、叩いた時の波紋やパチンコのしなり具合もきれいに再現されているようです。

さらにPS3のコントローラー(DUAL SHOCK)と同じく3軸のジャイロ・3軸の加速度を合わせた6軸検出のセンサーと3軸の電子コンパスセンサー、そしてソニーの携帯ゲーム機では初になる左右両方にアナログスティックが搭載されています。
もしかすると、PS3のコントローラー代わりに利用可能になることを想定して制作されている可能性があります。
例えば、マージャンゲームをやる際には、手牌をNGPの画面に表示させ、捨てる牌をタッチすると、テレビ画面に捨てられる牌が表示される・・・というふうになるでしょう。これがあれば、仲間うちで簡単なパーティーゲームが楽しめるようにもなるのではないかと。もちろんオンラインゲームとの連携や画面を上手く調整できればNGPのみでも可能です。
なお、ボタン配置はこれまでと同じでボタンも6つ

本体そのものの形はこれまでと同じ上下をカットした円形(スーパー・オーバル・デザイン)。PSPと違うのは、本体背面に凹みがあり、手のグリップ感を感じやすくなっています

そして、リア部分にはカメラが搭載されています(画素数は不明)。恐らく顔を取り込み、アバターとして楽しめるゲームを楽しめるのかもしれません。

通信機能は、これまでのアドホック(ワイヤレス通信)・インフラストラクチャー(無線LAN通信)の他に3Gを介した通信も用意されました。インフラストラクチャーと3Gでは、最新ゲームの情報を入手できる「LiveArea(ライブエリア)」や近所で遊んでいるユーザーの情報を知ることのできる「Near(ニア)」が利用できます。もちろんウェブ・メッセージ(メール)・PSストアの利用も可能です。


なお、Android端末利用者にも朗報があり、同機種であれば、PSなどの作品をダウンロードできる「PlayStation Suite(プレイステーション・スイート)」が利用できるとのことだそうです。


PSP・PS3では発売の停滞に陥った時期が長引いたことを反省してか、かなり積極的な攻めを見せています。特にPSの立ち上げ以来になるグループ間のコラボが実現しているのは大きいですね。
ゲームに関する部分はSCEが担い、ケータイ通信に関する部分はソニーエリクソンが担うという互いの長所を上手く引き出せたのではないかなと思います。
そして大きく水を開けられたDSを徹底的に研究していますね。DSは3D機能に特化させていますけど、NGPに関しては2Dに特化し、最高の映像が出せるようになっているなと感じています。

気になるのは価格と発売時期ですけれども、どちらも未発表。発売時期は年末になるとのことだそうですが、恐らく2012年までかかるんじゃないかと思います価格も3万弱とにらんでいます。


ともあれ、今年のゲームショウ最大の目玉が今年の初めに出てくるとは誰も予想してなかったでしょうね・・・。先の話ですけど、ゲームショウのある9月が待ち遠しいです。  
Posted by alexey_calvanov at 23:08Comments(0)TrackBack(0)