・・・というわけで、今後のゲーム業界の動向を計る上で、今回の発表会が重要だったということがわかるわけよ(ぷんすか)。
そんな中、予想通りの発表と予想外の発表が行われました。
まず予想通りだったのが、PS4の発売日発表。しかし、その発売日は予想外。
私自身も含め、年末商戦に間に合うように展開される(実際欧米ではクリスマス商戦に間に合うように展開されることが決まっている)と思われたのですが、発売日は2014年2月22日に決まったとのこと。欧米より3ヶ月遅れる理由は、コンテンツの充実のためということですが、正直日本への供給が年末に間に合わないという言い逃れなんじゃないのかと思ってしまうのは、うがった見方でしょうかねぇ。
ちなみに、価格は本体(専用ゲームソフト「KNACK」などが付属した「First Limited Pack」)が39,980円(税別。税込は41,979円)で、PlayStationCamera同梱版は43,980円(税別。税込は46,179円)になっています。
そして予想外だった発表がPS Vitaに関するもの。
まずは新型。
10/10より、薄型・軽量化されたPS Vitaが発売されます。この新型本体は20%薄型になり、それに伴い15%の軽量も実現。バッテリーも従来より1時間長い6時間持続となりました。さらに、カラーリングも6色となり、よりポップによりオシャレになった印象もあります。価格は19,890円(税別。税込は19,929円)で1GBのメモリーカードが同梱されます。
出るぞ出るぞと言われてはいたものの、値下げしてまだ1年経ってないのにもう新型というのは、思いきった判断だなと思っています。ニンテンドー3DSに大きく水を開けられ、かつ一時に比べると酷くはないものの、まだまだ低空飛行状態続く状況を考えれば、この発表は想定外だけど妥当でもあるという難しいところです。
もう一つは、PS Vitaがテレビで楽しめるというもの。
商品名は「PS Vita TV」というもので、テレビに本体を接続してプレイをするというもの。本体といっても、縦10cm・横6cmという超小型タイプ。丁度テレビの背面に挿してプレイできるブロードメディアから発売されている「G-cluster」のようなものと言ってもいいでしょう(わかる人ならわかる。わからんかったら検索しよう(ニヤニヤ))。
コントローラーはPS3で使用しているDUALSHOCK3がそのまま使えるとのこと。もちろん、今回初めてプレイする人向けに同梱版も用意されています。またPS Vitaのコンテンツはほぼそのまま利用可能で、PS4のコンパニオンデバイスとしても利用可能なのだそうな。
発売は11/14で、価格は本体のみが9480円(税別。税込は9954円)、8GBメモリーカードとDUALSHOCK3を同梱したバリューパックが14,280円(税別。税込は14,994円)になっています。
これは今回の中で一番のサプライズ。これが売れれば低空飛行状態のPS Vitaのカンフル剤にはなると思うけど、PS3との連携で売ってるソフトはどうなるのとか、タッチパネル対応ソフトはどうするのかとかいう心配もあるわけです。しかも、過去にPlayStationにモニターをくっつけたPSOneという携帯ゲーム機じゃないんだけど携帯ゲーム機風に打った代物を思い浮かべましたね。まぁ、ご想像に難くなく見事に売れませんでしたが(ギャハ)。「G-cluster」の売れ行きもあり、不吉だ・・・。
で、今回のPS Vita関連に併せて、メモリーカードも値下げします。以下その価格で、左が改正前、右が改正後になります(括弧部分は税込価格)。
- 4GB 2200(2095)円→1480(1554)円
- 8GB 3048(3200)円→1980(2079)円
- 16GB 5238(5500)円→3780(3969)円
- 32GB 9048(9500)円→6480(6804)円
これに加え、64GBも追加されるとのことです。
さて、これでSCEが反転攻勢を図れるのか、スマホに押され気味の据え置きゲーム機の売れ行きが回復するのか、見ものですね。