今シーズン最大の有望株とまで言われていた日本ハムのダルビッシュ有選手がいよいよアメリカ・メジャーリーグ(大リーグ)へ挑戦することが明らかになりました。これまで行くだろう行くだろうと言われていましたが、今回ダルビッシュ選手の公式ブログで公表されただけに、ほぼ間違いないのではないかなと思います。
今年のダルビッシュ選手は、もう誰も手を付けられないほどのピッチングをしていたということは、テレビや生で見た人なら十分に感じられたと思います。実際、今年交流戦で1回、生中継で何回も見てきましたが、調子が悪いと称していても、150km/h近いストレートに多彩な変化球が冴えに冴え、その曲がり具合はキャッチャーが取れないんじゃないかと心配するほどでした。今でもソフトボールでもないのにライズするボールを見せられたあの衝撃は計りしれません。
そして、ダルビッシュ選手が今年すごいと思ったのは投球だけじゃないです。
ローテーションも中5日というアメリカでメインになっている方式で挑み、さらには体重10kgまで増やして肉体改造に挑み、前述のような冴えに冴えたピッチングに繋がっています。また今シーズンから導入された統一球(この球はアメリカで使われる球と似た性質を持っているとされる)で成功し、自己最高の成績を残せたことも大リーグチャレンジへの大きな布石になったのでしょう。
ところで、アメリカへ行くことが決まった今、どの球団が手を挙げるのかが気になるところ。
大型補強を行っていなかったニューヨークヤンキースが最有力と言われていましたが、ここに来て西武の中島裕之選手を獲得するとされているだけに、今後どこからオファーがかかるのかが不透明になってきました。
もし、仮に契約が成立すれば、現在ボストンレッドソックスに所属している松坂大輔選手が入団時に結んだ1億ドル(入札金5100万ドル+6年契約5200万ドル)以上になるのではないかとも言われています。
正直行ってしまうのは寂しい。でも、これが自身の飛躍に繋がるのであれば、どうぞ行って来いと喜んで見送りたいです。
だからこそ、彼には成功してもらいたいです。いや絶対成功します。何せ彼は自身に相当ストイックなトレーニングを課していることを考えれば・・・。