2016年02月12日

ヤマザキナビスコ終了のお知らせ

山崎製パンの子会社でもあるヤマザキナビスコ。ビスケット・クラッカー・チップスなどの菓子類を手掛けています。このうち、チョコレートビスケットの「オレオ」、クラッカーの「リッツ」と「プレミアム」、そしてチョコチップビスケットの「チップスアホイ」の4商品の販売を8月いっぱいで終了すると発表しました。
というのも、これら商品の終了は、ヤマザキナビスコの誕生の経緯と絡んでいるからです。


ヤマザキナビスコの誕生は1970年。山崎製パンと総合商社の日綿實業(後のニチメン。現在の双日)、そしてアメリカにある食品メーカーのナビスコ(現在はモンデリーズ・インターナショナルの子会社)の3社で設立されています(1988年に山崎製パンの子会社になる)。その際、ナビスコからライセンシーを受けて製造を開始したのが、今回販売終了をする4商品だったのです。


これからヤマザキナビスコはどうなるかというと、ライセンシーの終了に伴い9/1からヤマザキビスケットと名称変更をし、ライセンシーの影響のない商品(「チップスター」・「エアリアル」・「ピコラ」・「ラングドシャ」・「スリムサンド」など)は、引き続きヤマザキビスケットで販売されることになります。
逆にライセンシーの変更になる4商品のうち、「オレオ」・「リッツ」・「プレミアム」は、「クロレッツ」・「ストライド」・「ホールズ」・「リカルデント」・「キシリクリスタル」を販売するモンデリーズ・ジャパンに移管されます。ヤマザキの子会社であるモンデリーズ・インターナショナルの日本法人ですから納得です。
しかし、人によっては生まれた頃からヤマザキナビスコの商品として認知していることでしょうから、今回の販売終了および商品販売元の変更はすんなりと受け入れられない人が多いことでしょう。かくいう私も、しばらくはナビスコの商品と言ってしまうかもしれませんわ。

そして、サッカーフリークの間ならご存じであろうサッカー(J1)のカップ戦「Jリーグヤマザキナビスコカップ」Jリーグ創設の前年である1992年から23年(1995年はリーグ戦の影響(2ステージで総計52試合行われていたため)で開催そのものが無かった)同じ名称で行われているカップ戦ということでギネス記録にもなっています。この名称も8月末までは、これまで通りでしょうが、9月以降名称を変えて(恐らく「Jリーグヤマザキビスケットカップ」として)行っていくことでしょう。しかし、2017年以降の契約がどうなるのかわからないため、今年いっぱいでヤマザキナビスコ(ヤマザキビスケット)がスポンサーを降りる可能性も考えられ、ともすればJリーグカップの消滅も起こりうるわけです。個人的には、秋春制に移行しようと考えているJリーグにとっては日程の調整をしやすくなるので、今回のヤマザキナビスコの名称変更はいい機会になると思うのですが、いかがなんでしょうね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)TrackBack(0)