2020年01月24日

JR東海からトイレ無しの列車が消える

JR東海から新型車両の発表がありました。この新型車両315系は、現役車両の一つ311系から実に22年ぶりの更新となります。それだけ長い間更新しないなんて、どんだけ新幹線とリニアに資本つぎ込んでるんだ・・・(汗)。<しゃあない、今儲かる路線とこれから儲かる路線だもの。

今回の新型車両315系は、4両と8両の2種の編成で成り立っており、先進性と親近感を出したものになっております。コーポレートカラーであるオレンジは太めにあしらわれ、JR東日本では当たり前になり、JR東海のライバル会社の一つ名鉄や名古屋市営地下鉄にも導入されたフルカラー液晶ディスプレイが初めて搭載されます。また非常走行用蓄電装置が導入されるので、停電時などで電気を供給できなくなった車両でも、バッテリーバックアップで電車を動かせるようになります。最高時速も130km/hになるので、快速運転がかなり早くなりそうです。

この他、色々な新要素がある中で、最も重要なのは、トイレ導入です。え、トイレ導入なんて以前の車両からあったじゃんと思うでしょう。しかし、JR東海にとってトイレ導入は大きい出来事なのです。
確かに、既に導入されています。しかし、211系という国鉄時代の車両には、トイレが導入されていないのです(ただし、一部車両には改造などで和式レベルのトイレが導入されている)。これは特に静岡地区(豊橋~熱海)の東海道本線にとって重大ニュースで、衝撃的なのです。
実は静岡地区には、いまだトイレ無し車両が走っており、いわゆる静岡越えを地獄化させる所以(ゆえん)にもなっていました。「青春18きっぷ」に乗る時に、この車両だと3時間以上トイレに行けなくなるからねぇ・・・。
この車両導入に伴い、トイレ無し車両が全て置き換えられるそうなので、静岡越えがかなり楽になります。ただトイレ導入で国鉄時代の車両が全て犠牲になっていくのです・・・。


新車両315系は、早ければ2021年度から導入開始され、2025年度までのロングスパンで入れ替えを行っていくようです。昔の車両が好きな人は、今のうちに乗り倒しておこう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:30Comments(0)