まさに衝撃的。監督でさえも驚いた模様です。
日本ハムの糸井嘉男選手と八木智哉選手、オリックスの木佐貫洋選手・大引啓次選手・赤田将吾選手との間で交換トレードが成立しました。オリックスとなって以来、日本ハムとの間ではこれが2度目の交換トレードというのですから驚きです。
しかし今回のトレードの中で一番驚かされたのは糸井選手の放出。
糸井選手はここ数年スタメンで活躍しているのはご存知の通り、シュアなバッティングと強肩かつ広い守備で日本ハムの主軸を担える選手だと思っていました。もちろんファンの間でも非常に人気のある選手であるのは言わずもがな。
そんな選手であっても、日本ハムは放出しなければならないという決断をしたのは、恐らく待遇面で揉めたからなのではないのかなとも思えてなりません。
今季の年俸交渉では推定2億円+出来高の更改を保留し、日本ハムの選手の中では唯一交渉が年越しになった選手でもありました。NHKの報道では大リーグも視野に入れていたという情報もあり、今年サンフランシスコ・ジャイアンツに移籍した田中賢介選手のように揉めると判断して早いうちに、半ば切り捨てるような形で放出したのではないかとも思えてならないんですよ。年齢的にも選手としてのピークである30代に入りましたし、今後の活躍で年俸が上って行くとも考えられますし。嫌な意味で日本ハムの選手に対するドライな見方が発動したなと思えますね。
八木選手に関しては、ある意味妥当だと思いますが、糸井選手とのセットで出されるのが少々不思議ですね。新人王を獲って以来、確かにパッとしない成績が続いていましたが、できることなら単独なり糸井選手ではない他の選手とのセットで放出した方がよかったような・・・。
対して獲得した選手で当たりだと思えるのは大引選手くらい。恐らく年齢面やケガ持ちでフル活躍が難しい金子誠選手の後釜として獲得したのではないかなと推察されます。木佐貫選手はケガをして以降は安定感を欠いているので、八木選手以上にバクチなんじゃないかとも(苦笑)。赤田選手に関してはブレイクの可能性もありますが、熾烈な外野争いを考えると、少々厳しいような・・・。
互いに新天地での活躍を大いに期待して、この記事を結びたいと思います。