2024年06月09日

ニコニコなんかしてられない

6/8の早朝から投稿動画サイトのニコニコ動画・ニコニコ生放送などを提供しているニコニコサービスのアクセスができない状況になり、あまりに酷い状況なのか、サービスを一時停止して調査・復旧にあたっているとのことですが、運営元のドワンゴによれば、6/10以降の復旧になるようです。
このアクセス障害は、ニコニコサービスに留まらず、親会社になるKADOKAWAグループのサイトにも飛び火しており、KADOKAWA-IDにログインできない事態も発生しています。ただ、一部のサイトでは閲覧は可能とのことなので、全てにおいてアクセス障害が発生しているというふうではない(例えば、ファミ通.comは、日本語ドメインで障害はあるものの、記事の閲覧は可能)ようで、そのあたりは安心してもいいのかも。


今回の原因は、外部からの攻撃、つまりサイバー攻撃によるものではないかとKADOKAWAが明らかにしています今後の動向は、動きがあり次第、改めて報告するとのことなので、とりあえずは運営の報告を待ちましょう。なお、現状は外部専門家と警察による調査を進めているとのことです。


今回の事態を受けて、ユーザー側による運営を応援する投稿がXで相次いでいます。ニコニコの運営もその状況を把握しており、彼らに対して感謝の言葉を述べているのですけれども、皮肉なことにライバルであるYouTubeにニコニコユーザー同士のたまり場ができてしまった。しかも、それを作ったのが、ニコニコの代表なんだよね・・・。


早く復旧することを願って止みませんが、同時に今回起こっている状況を速やかに報告して頂きたいとも思います。今後再び同じような状況に陥らないためにも。


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Posted by alexey_calvanov at 23:23Comments(0)

2020年09月30日

日本塗り歩きゲームが復活

ドワンゴで提供されていたアプリ「テクテクテクテク」。こちらは、自分の歩いた街の地図を塗り潰すだけという単純なものですが、自分の歩いた足跡を残せる点で画期的だったとも言えます。伊集院光さんがラジオ番組の中で何度も言及しており、絶賛していたことを覚えています。
その「テクテクテクテク」が2018年にリリースされ、翌年に終了長い間沈黙の期間を過ごしていましたが、今年の7月に「テクテクライフ」にリニューアルされて配信開始されることが発表されました。そして、10月からサービスインされることが発表されました。

元々あった地図を塗るという機能はそのままに、いくつかの仕様変更された機能と新機能が搭載されます。
まず、「となりぬり」というものがあり、自分が歩いた街区の隣を家にいても塗り潰せるというもの。
どうやら貯めたポイントを消費することでできるようで、塗るポイントが前作と異なるとのことなので、何日か経過してからでないと塗れないとか「となりぬり」を施した隣は塗れないとかそんなことなのでしょうかねぇ?
そして、「はなれぬり」という機能も搭載され、こちらは新機能になります。
字を8割以上塗ると、その字の離れたところも塗れるようになるとのこと。人の立ち入ることが難しい場所で大いに発揮すること間違いなしですけど、月額コース加入者のみの特典になるようです。
さらに、前作のデータを引き継ぎ処理をしている人は、今回の作品に移行することもできるそうです。


「ドラゴンクエストウォーク」もやっていますし、今後も続けていきますけど、この作品もやれたらやっていきたいなぁ・・・。毎日ログインしないといけない仕様でもないので、新しいところに行くとかでも問題なくプレイできるかもしれないと見ています。


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Posted by alexey_calvanov at 23:12Comments(0)

2012年03月14日

チュンソフトとスパイク、合併へ

ゲーム業界老舗のチュンソフトとスパイクが合併し、4月からはスパイク・チュンソフトとして運営されることがわかりました。


チュンソフトは、かつてドラゴンクエストシリーズの開発(Ⅴまで)を行っていたことで非常に有名な会社で、創業者は現在も社長を務める中村光一さんエニックス(当時。現在のスクウェア・エニックス)が行ったプログラマコンテストで得た賞金を元手に大学在学中に創業したのは非常に有名な話です。

元々は先述のドラクエシリーズの開発で名を馳せていたデベロッパーでしたが、1992年にサウンドノベルの先駆けになる「弟切草(おとぎりそう)」発売をきっかけにパブリッシャーに転換。「トルネコの大冒険」・「風来のシレン」などに代表される不思議のダンジョンシリーズや「弟切草」・「かまいたちの夜」に代表されるサウンドノベルを発売し、世間に注目されるようになりました。
その後は、新作がセールス的に恵まれなかったことから2005年にドワンゴの傘下に入り、2006年頃からセガとの連携を図り、再びデベロッパーの道を歩むことになります。2009年頃からはドワンゴの傘下にあったスパイクを経由して発売することになります。そして2010年ごろから再びパブリッシャーの道に戻ることになります。


スパイクは、1989年に出版業界として創業1996年にセガの親会社でもあるCSKに買収されることになりました(ゲーム業界への参入は具体的に書かれていないが、恐らくこの買収がきっかけになっていると思われる)。
現在の社名に変更された1997年以降、会社は流浪の旅のような展開をしており、1999年にはサミーの子会社、2000年には倒産したヒューマンの受け皿として現在も続くシリーズを展開2005年にはドワンゴの子会社として買収され、現在に至っています。その間、ゲームソフトの開発・販売以外にもDVDの販売も行っていたりと、企業面でも迷走していた時期があります。


今回の合併でスパイクは名前の先頭に配置されるものの、会社としては消滅し、後塵を拝したチュンソフトが存続会社になって引っ張っていくことになります。こちらも推測ですが、中村光一さんが社長となって会社を引っ張っていくことになるのでしょう。
また経歴を見てもらってもわかりますが、どちらの会社もセガないしは親会社のCSKに関わった経緯があり、スパイクに関しては、後の親会社になるサミーとの関係もある、ある意味パイプの太い会社でもあります。そういった意味ではデベロップ面でも大きな力も発揮できるし、パブリッシュ面でもオリジナルコンテンツの豊富さ・有名シリーズを抱えているだけに一歩リードしていると言ってもいいでしょう。


しかし、今回の合併を必然と考えることもできます。というのも、チュンソフトもスパイクもドワンゴの傘下であるゲームズアリーナに入っていることから、今回の理由に挙がっていた経営の効率化という面からも納得できます。むしろ今までそれをドワンゴが率先して行ってこなかったのが不思議なくらいです。憶測で物事を書くのもいかがなものかと思いますが、敢えて書けば、双方の業績が芳しくないために、親会社のドワンゴが互いの見栄を無理にでも捨てさせたのだと思います。
また、両社の作品がケータイアプリでは先述のゲームズアリーナで発売していることも絡んでいるでしょう。

ちなみに、ドワンゴはもう一つゲーム会社を抱えており、それがこちらも老舗会社でPCゲーム業界では雄の一つだったT&Eソフト。名古屋市名東区にあるゲーム会社です。
ディズニーの関連コンテンツを制作しているという話が挙がっていましたが、近年はあまり音沙汰がありませんT&Eソフトも状況次第では、今回設立された会社に組み込まれるのかもしれません。


ゲーム業界の再編は、静かにしかし確実に進んでいることを今回も示した一例になりそうです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)TrackBack(0)