2017年07月24日

夏の新アニメ2017 ベスト

そろそろ、夏アニメの格付けをしていきましょう。
全体的に続編モノの多い、小粒な感じなように思っております。新規作品が入りにくい状況なのかなと。前々から言われている『資源の枯渇』が進んでいるように思えておりますし、玉石混交っぷりも目立つように。ラストフロンティアである腐女子向け作品への展開も積極的に向かっているようなので、もしかすると二極化ないしは先細りが進むかもと思っております。どちらにもウケる作品作りは難しいですけども、打開策はそこにしかないとも言えるわけです。


では、見ていきましょう。例によって例のごとく、ベスト3・ワースト3で紹介していきましょう。


今期のトップは、「NEW GAME!!」
2期モノですが、抜群の安定感。前を見ている人も見ていない人も入り込みやすい展開になっていたのが好印象。そしてコンペですよ。実力者でも批評されるという大人の社会の厳しさをきちんと見せているのも、中々ないんですよね。
まだ2話までしか放送されていませんが、ポテンシャルの高さを評価して、トップに据えたいと思います。

2位は、「はじめてのギャル」
前にも書きましたが、頭を空っぽにして見られる作品見た目とは裏腹に乙女チックなところも持つヒロインが、なかなかもってかわいい(笑)。主人公にはもったいないんだよね。この2人だけでも面白いのに、これからまだサブキャラが登場して場を盛り上げていきそうということを考えると、まだまだ引き出しはあるなと。
こちらも2話までしか放送されていませんが、「NEW GAME!!」同様ポテンシャルの高さを評価して、この位置に。「NEW GAME!!」よりも低いのは、エロ系の要素が入っていたりと人を選ぶかなという部分だけ。ある意味味な要素でもあるのですけどね・・・。

3位は「異世界食堂」
1話完結のオムニバスですけど、そこで繰り広げられる人間ドラマの深さに感激結構地味な作品ですけど、いい仕上がりをしております。個人的には、思った以上に面白く感じた作品です。これが関東圏・BS・CSだけなのは残念。ケチらずにテレ東系でオンエアすればいいのに・・・。

次点は、「ナイツ&マジック」
「ゲーマーズ!」と迷った末に、こちらをチョイス。
ロボットアニメのお約束(ネガティブな動機でロボットに乗る)を打破した稀な作品。同時に、主人公の過ごす世界のお約束をも破らんとする展開にアツさを感じております。1話が端折り過ぎという批評も受けていますけど、先の展開があまりにもアツくなりそうなので、1話を端折るのもやむなしなのかな。できれば、映像特典とかで1話の間を埋める展開が欲しいなぁ・・・。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)

2017年07月14日

夏の新アニメ2017 その6 ナイツ&マジック

夏の新アニメ、6回目は主婦の友社のヒーロー文庫から刊行されているライトノベルが原作の「ナイツ&マジック」です。
この作品は、小説投稿サイト「小説家になろう」から一般化されたもので、アニメ化される前にもスクウェア・エニックスのマンガ雑誌ヤングガンガンでもマンガ化がなされています。ノーマークの作品ですけど、1話目から特番が組まれるなど意気込みが感じられますね。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、前世ではプログラマーとして名を馳せた人物だったが、交通事故によって世を去った。そして、その魂は、とある世界の王国に転生されることとなった。

その王国では、幻晶騎士(シルエットナイト)と呼ばれるロボットが魔獣を倒すため活躍していた。前世ではロボットマニアでもあった主人公は、好奇心を抑えらえれず、転生して持ち越したプログラミング能力を生かし、幻晶騎士の能力を大きく引き出し、やがて世界そのものをも大きく変革していくのだった。



というふう。


初回に関しては、前世の出来事→転生キャラ(主人公)の幼少期→同12歳という流れなのですけど、この流れが結構速く、既読者からはかなり端折っていると思われたほど。私自身もかなり早い展開だなと思って見ておりました。ただ、それでもキモになる「ロボット好き」・「プログラミングセンス」(このセンスが魔法の使い方やロボ作成に大きくいかされるらしい)が類稀なもので、転生先では『強くてニューゲーム』状態になっていることを印象付けています
なお既読者からはこの端折り具合に不満を持っている人が多かったものの、私は逆に端折っていても気にならなかったどころか、思った以上に面白かったなと思いました(先述の部分をきちんと伝えていたというのもある)第1話の後に放送されたオーディオコメンタリー(特番)では、これまでのロボットアニメの主人公は、嫌々乗っている(確かにガンダムやエヴァはそうだった(笑))のに対し、この作品に関しては、乗りたくて仕方ない(主人公は背が足りなくて幻晶騎士を操作することができない)というふう。確かにその設定は斬新ですね。このロボットを乗るのが楽しい→だったら自分に合ったロボットを作りたいというふうになるのでしょうから、そのあたりをガンガン掘っていってほしいです。もう端折ることは無いでしょうから(ニヤニヤ)。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)