
この商品の特徴として、史上初になる電子レンジで調理ができるという点。そんなのできるの・・・と思った方、どうもニチレイは電子レンジの特性をよくわかっていたようです。実は電子レンジ(マイクロ波)は氷を溶かしにくい性質を持っており、今回ラップをせずにレンチンすることで、周りの麺や具は温まるものの、氷だけは冷え冷えのまま残るのだそうです。
じゃあ実際どうなのか・・・と思い、ほぼマニュアル通りに実行。唯一違ったのは、500Wで3分半とあったのを10秒ほど長めにセットしたくらいです。なお、つゆに関しては出してすぐに溶けるような仕様になってるようです。実際出して早々に溶けておりました。むしろ固まってなかったのかと疑いたいくらいに・・・。
さて、レンチン3分40秒ででき上がったものを見てみると、確かに氷は溶けていない。しかし、麺をほぐそうと思うとまだ半分くらいの麺がカッチカチやぞ(泣)!
ゆえに20秒追加。触ってみたら、まだ少しカッチ(以下略)。
さらに30秒追加。触ってみたら、まだまだカ(以下略)。
うーむ、これ以上レンチンすると、麺から湯気の立っている状況から見て焼け出すんじゃないかと思ったので、強引に混ぜる。要は冷たい部分と温かい部分を均(なら)す感じに混ぜると、ちょっとよくなった。ただ一緒にあった氷も溶けちゃうのよね・・・。仕方ないのか。
と、制作には四苦八苦でしたが、味は一つ一つ丁寧な作り。豚の角煮が甘めの煮付けでウマー。錦糸卵も甘めの味付けでウマー(笑)。麺(自家製)もツルツル・シコシコしたまぁまぁコシのあるものでした。つゆは甘めの強い酸味も利いた仕上がりで、さっぱり風味になっておりました。これが一番美味かった。
まだ作るのに難儀するけれども、コンビニで冷凍販売して業務用のレンジで数十秒で作れる仕様にしておけば、ウケるかなと思っております。

