2020年09月17日

事実上携帯ゲーム機の終焉が決まった

ゲームボーイから始まった携帯ゲーム機の歴史。その歴史が事実上終焉することになりました。
任天堂は、「ニンテンドー3DS LL」・「ニンテンドー2DS LL」・「ニンテンドー2DS」の生産終了をもって、ニンテンドー3DSシリーズの生産を終了することを発表しました。まだアフターフォローの終了はしばらく先になるようですけど、もって6年くらいだと思うので、時間の問題なのは間違いありません


ニンテンドー3DSシリーズは、2011年にニンテンドーDSシリーズ(2004年発売)の後継機として「ニンテンドー3DS」が発売されたのが始まりとなりました。立体視可能な画面・3Dカメラ機能・高精細なグラフィック(Wiiクラスの描写力を持っているとされる)・モーションセンサーやジャイロセンサーの搭載など、携帯ゲーム機としては非常にハイスペックながらも低価格かつ手軽に遊べるものに仕上がっていました(それでも発売当初は高機能過ぎて高かった)。
後に、LLサイズの「ニンテンドー3DS LL」(2012年発売)、立体視機能を削除した「ニンテンドー2DS」(2016年発売。海外では2013年発売)および「ニンテンドー2DS LL」(2017年発売)が展開され、国内で2400万台以上普及した携帯ゲーム機となりました。

どうしても先代のニンテンドーDSシリーズの陰に隠れがちですが、立体視で繰り広げられる世界を携帯ゲーム機で楽しめるというのは、技術の進歩と時代の流れの速さを感じましたね。あの「バーチャルボーイ」で培った技術をこのハードでリベンジしたのですから。


一応、携帯ゲーム機の歴史はNintendo Switchの派生であるNintendo Switch Liteに引き継がれたと言われていますが、あのハードは据え置き機から派生した携帯システムなので、個人的には携帯ゲーム機の歴史は終焉し、スマートフォンのアプリに取って代わられたのだと思っています。

ただ、まだ携帯ゲーム機は望みがあると思います。特に任天堂ハードは電池の持ちのよさと堅牢性が特徴とされました。11月に「ゲーム&ウォッチ」のスーパーマリオブラザーズ版が発売されますけれども、安価で親しみやすいハードという部分ならチャンスはあると思います。
例えば、Nintendo Switch Onlineで手掛けている過去のソフトを遊べる機能やバーチャルコンソールをダウンロードできるだけの携帯ゲーム機があってもいいと思うんです。それだけでも過去のユーザーやライトユーザーを呼び起こせると思うのですが、いかがでしょうかねぇ?


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Posted by alexey_calvanov at 22:51Comments(0)