2020年01月21日

思い切ったというべきか、軽いというべきか

昨年JFLに昇格した鈴鹿アンリミテッドFC。日本のサッカーチーム初になる女性監督を迎えたものの、厳しい1年になると思われた中で12位で終わり、何とか切り抜けられたかなというふうになりました。後半からの快進撃が今年への期待に繋がっているとも言われ、今年はもしかすると・・・というところに行くかもしれません。


そんな中で、チームに大きな動きがありました。
1/14にネーミングライツを売るネーミングスポンサー契約をエムフロというポイントサイト運営会社と結んだことで、1/20に鈴鹿ポイントゲッターズという名称に変更されることが明らかになりました。1980年の設立から、実に6度目の名称変更です。

正直なところ、チームの名称って結構重い物なんじゃないのかと思うんです。地域を背負うというのもあるのですが、Jリーグに関して言えば、企業名を介したチーム名が禁止になっているので、企業がチーム名のネーミングライツを取得するというのは、もしかすると今後『抜け穴』として活用される(企業のイメージに近いネーミングにされる)のじゃないかとも思うわけです。ただ、アマチュアリーグだからという側面もあるので、プロリーグでは通用しないかもしれません。
逆に言えば、チームの名称を売りに出すというのは、あまりに軽いなとも。チーム名は地域を背負うということを考えれば、おいそれと変えられるものではないはず。ネーミングライツの契約が何年かわかりませんけれども、数年(下手したら1年)でコロコロ変わってしまい、チームへの愛着が薄れてしまうこともあるでしょう。元々短い周期(鈴鹿アンリミテッドFCとしての歴史は4年)で変わっていることを考えれば、今回の件は、サポーターも納得していると判断しているのかもしれません。

あとは、県内には同じカテゴリーにいるヴィアティン三重があり、下のカテゴリー(東海1部)にはFC伊勢志摩がいます三重県は現状三重と鈴鹿の一本化を考えているとされ、鈴鹿サイドは新社長を立てることで、これを否定したとされています。
思うに、一本化はチームとして生き残るにはアリかもしれないが、主導権を握れないのではないかと思っているのでしょう。それなら、自活できるチームであるべきで、強くなれば三重がすり寄ってくる・・・と考えているのかもしれません。青森県のように上手くやれば県内に3チーム(現状Jリーグ・JFL・東北1部)でやっていけれるのかもしれないですけど、高知(現状JFL)や鹿児島(2016年にJリーグ参入)のように1チーム化する方がJリーグに参入しやすい可能性も否めません(実際社長選挙の際も賛成・反対でかなり割れていた)


いずれにしても、Jリーグ参入のためには、スタジアムの改修・観客の増員(1試合平均2000人の突破)・法人化と経営や人事などの基準クリアなどが待っています鈴鹿市のホームタウンだけでクリアできるのか、はたまた他の地域をホームタウンに巻き込むのか、それとも三重との合併に向かうのか、今後の動向はチームの動向と大いに関わってくるでしょう。鈴鹿が上位に上がってくるチームになったら、大きな動きが出るかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:23Comments(0)