2019年11月04日

秋の新アニメ2019 ベスト

遅くなりましたけど、秋の新アニメのベストをば。遅くなったのは、「ハイスコアガールⅡ」の放送開始が10月最終週だったというのもあったからなんですね。
で、総じて見ると、ほぼ小粒際立ったのが数点あったけど、それ以外は小粒でした。つまらないわけではなく面白いんだけど、映像メディアを買うほどではないというところでしょうか。乱立すると、こういった事態が起こり得るので、いやはや何とも・・・。


では、見ていきましょう。今回も例によって例のごとく、上位3位と次点を紹介していきます。


今期のベストは、「慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」
いわゆる異世界転生モノなんですが、主人公の慎重さの極みとも言えるほどのド慎重な性格ゆえに、周りに迷惑掛けっぱなし散々振り回されるのに、ミッションはきちんとこなす。このギャップがすごかった。実際に(大なり小なりあれど)いそうだし、実際にいたら嫌だなと思わせる脅威も兼ね備えている(苦笑)。
しかし、一番はヒロインの女神の『顔芸』(爆)。もちろん、主人公以外の顔芸とも言えるのですけれども、常に付き添うことの多い主人公のマネージャー的な立ち位置の女神の顔芸が一番インパクトがあるんです。顔が崩壊なんて序の口。少女マンガチックになったり、諦めの境地のような鬱顔になったり、顔面百面相になっております(ニヤニヤ)。そこにセリフがかぶさってくるので、相当ヤバい雰囲気に。これは役者のチョイスで勝ったようなもの(ギャハ)。豊崎愛生(あき)さん、仕事選んで(ゲラゲラゲラ)。

2位は、「ハイスコアガールⅡ」
続きモノですが、ここまで評価を高くしたのは、序盤からヒロイン達の三角関係が、こじれにこじれてしまっているんですよね。その緊迫感を終始抑えることなく描いた点でしょうか。主人公もそれを察知し始めるものの、まだまだ鈍い。その鈍さゆえに溝の口(川崎市にある地区の名前)のゲーセンを追い出されることにもなり、今後渋谷勢との対決に巻き込まれていくのですが・・・。三角関係から地域抗争まで発展させるパワーのベクトルがすごい。キャラもアツいんだけど、ストーリーのアツさにもメロメロですわ。

3位は、「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」
基本1話完結の話になっていますけれども、その1話が濃厚で、基本的に胸がスカッとする展開で終わってくれます3話のように鬱屈とした続きの含ませた展開になることもありますけれども。
キャラは多いものの、特徴をきちんと捉えており、同時に登場を分散させてわかりやすくもしています。異世界転生でチート能力という定番かつ使い古されたものでも、ここまで味付けをしっかりしたら、もっと美味しく出来上がるんですね。

次点は、「ライフル・イズ・ビューティフル」
「私、能力は平均値でって言ったよね!」・「旗揚!けものみち」・「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」とかがあった中で、この作品をば。
いわゆるゆるふわモノでありながら、競技に関しては真剣さがみなぎっており、ビームライフルに掛ける情熱がひしひしと伝わってきました。ゆるふわな部分は、青春群像劇の定番のような展開になっていましたね。


次回はワーストの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2019年10月26日

秋の新アニメ2019 その21 ハイスコアガールⅡ

秋の新アニメ2019、最後になる今回は、スクウェア・エニックスの月刊マンガ雑誌である月刊ビッグガンガンに刊行されていた「ハイスコアガール」の続編「ハイスコアガールⅡ」です。
この作品は、10月初めから放送していた(一部地域除く)のですが、その時の放送はOVAとして発売された第12話~第15話だったんですね。なので、実質的なスタートは、つい先日の第16話からになります。そのため、今回は9話構成になっています。物語がクライマックスに向かう中、主人公達はどのような結末をたどっていくのでしょうか。


あらすじは続きものなので無し。高校生になった主人公とヒロイン達が、主人公を巡って色々と思いを馳せるところから始まります。


今回は、2人のヒロインの内面を描いたものになっています。
Aパートは主に大野の目線で描かれ、第1話の少し前から第1話以降のダイジェストという構成になっています。大野がストレスを抱えている中で見つけた息抜きが、自分の人生の中でかけがえの無いものになっていくという流れを大げさながらも思わせるものになってますね。
Bパートは日高目線になっているものの、大野ほどメインで描かれておらず、話の流れの中で追っていく感じになっていました。主人公の家に向かう途中で日高が思った、いわゆる回想シーン的なものですかね。終盤になって、主人公の家に2人のヒロインが友人と大野の姉の前で冷戦を繰り広げて終わるという流れですけど、いやぁギスギスしてるわ(苦笑)。

ただ、この一連の流れを、実は主人公の想いというふうで見ると、大野の目線が長いということは、大野への想いが強いとも取れ、この物語の結論が少し見えてきたかなと思いますね。主人公は鈍感と友人からは言われていますけど、OVAとして発売された第12話~第15話を見ている人なら、主人公の気持ちが大野に傾いているのではないかというのを感じ取っているのではないのでしょうか。ただ、それは作品を見てからでないとわからないというのは、2期である今回から見た人にとっては、少々酷ですわね。やはり配信(以下略)。


今回も波乱の起こりそうな予感はします。ゲームも懐かしいと思う人が多いと思うので、アーカイブ的な側面でも、この作品をオススメします。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 20:55Comments(0)