東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)でいくつかの影響を及ぼしていますが、ゲーム業界でも発売延期、状況によっては発売中止になった作品が出てきました。
そのため、今回の作品も大きな変化が起こっています。
その中でも通常の発売にこぎつけたのが、「HOMEFRONT」(PS3・XBOX360・PC)。
昨年、そして今年3月にNHKで放送されたゲーム特集で登場した作品です。
架空の作品であるものの、トム・クランシーシリーズのように綿密な検証で描かれたものになっています。なお、脚本は「地獄の黙示録」を書いたジョン・ミリアス。
舞台は、金正日の死去後に国家元首(総書記)に就任した金正恩率いる北朝鮮が朝鮮人民軍を率い、韓国・日本を併合。さらにアメリカ西海岸を手中に収めた世界。
近未来の世界でありながら、様々な現代兵器がリアリティに描かれ登場しています。そのリアリティは軍事関連の専門家が立ち合っているからでもあります。もちろん近未来の世界ゆえに軍事ロボットも登場してきます。
日本発売にあたり、いくつかのシーンに差し替えや変更があったものの、そのリアリティや綿密さに何らそん色はありません。先述の通り、トム・クランシーシリーズが好きな人にオススメです。
続いては、「El Shaddai(エル・シャダイ)」(PS3・XBOX360)。
昨年、プロモーションムービーが大ヒット。「そんな装備で大丈夫か?」というセリフがネット流行語大賞を獲るまでに至りました。しかし、日本ゲーム大賞フューチャー部門の賞を獲ったものの、作品の出来そのものは全くの未知数。しかもメーカーが新規参入ということもあってその未知数さに拍車がかかっています。
作品の内容は「エノク書」といわれる書物から着想を得たもので、クローバースタジオに所属している元カプコン社員がメインで製作しています。
内容は3すくみの原理を利用したアクションゲームで、ボタン一つで多彩なアクションが繰り出されるものになっています。
一連の事象で俄然注目の集まったこの作品。錦を飾れるのか否か、大いに気になるものです。
3本目は、「モンスターハンター フロンティア オンライン フォワード.1」(XBOX360・PC
)。
2007年から始まったPC上でのオンラインサービスも、この作品で遂に新章を迎えることになりました。
大型アップデートが施され、新武器・新防具の登場や様々なリファインが施されているそうです。
ロングシリーズになっているこの作品。最大のライバルである「ファイナルファンタジーXI」を追い越さんと、まだまだ勢いは止まりそうにありません。
4本目は、CLANNAD -クラナド-。
PCから端を発し、様々なハードで移植され、スピンオフ作品やアニメ化などメディアミックスも進んだ名作でもあります。
2008年にXBOX360で発売された同作品と同じ仕様になっています。ただ、PS2版と違い、ハイデフ化やスピンオフ作品が収録されているものなので、もしやるのであれば、今回の作品の方がオススメできるものになるでしょう。
5本目は、バレットソウル -弾魂-。
いわゆる弾幕シューティングといわれるもので、今作自身オリジナル作品になります。
熱血シューティングと銘打ち、作中で随所にハイテンションな展開を見せています。そのためか、敵の打った弾も、倒してしまえば全て無効。また敵に密着して倒せば倒すほど得点の倍数が違ってくるというふうにも。要はやられる前にやれということですか。
さながらスパロボ系シューティングというと語弊があるかもしれないですけど、それくらい熱い作品になっています。
最後は、ビリーズブートキャンプ Wiiでエンジョイダイエット!。
2007年に通販で爆発的なヒットを遂げたエクササイズ商品で、考案者のビリー・ブランクスが軍隊式トレーニングによるダイエットを行うというもの。1週間で痩せられるだけでなく、厳しくも楽しくできるというのも好評な理由だったと言われています。後にビリー・ブランクスは大阪に住む女性と再婚し、そこに住んでいるとも。
今作は、そのダイエットエクササイズをアクションゲームに落としたもので、40種類のダイエットメニューや状況ごとにダイエットができるなど、DVDではできなかったきめ細やかなサポートが可能になっています。
またヒットソングに乗せて楽しめる、バランスWiiボードにも対応しているので、飽きさせない工夫も。
ぜひとも楽しんで痩せてもらいたいものです。
次回はPC作品の紹介。