そんなナムコが、「遊びをクリエイトする」というキャッチコピーで名を馳せていた頃、カセットの裏面に貼ってあった注意書きにも、「遊びをクリエイト」していたことはあまり知られていなかった、いや最近になってわかってきたのです。昔からシャレの利く会社だと思っていたけど、こんなところにまで幅を利かせていたのね。
ツイッター上で指摘した人物の掲載していた写真によれば、
- 「このカートリッジは水には溶けませんが端子部をぬらしたり、手を触れたりキズをつけたりすると、故障の原因となるのでヤバイです」
- 「声がするので、カートリッジの中に人がいるのだろうと思い分解した、という古典的なギャグの実行はご遠慮下さい」
- 「このカートリッジには爆発物は仕掛けられていませんが、精密機器ですので極端な温度条件下での放置及び強いショックは避けて下さい」
- 「このカートリッジを発売するまでの、あの苦しみと涙の日々を思うとき、「取扱いは丁寧に」と願わずにはいられません」
- 「声がするので、カートリッジの中に人がいるのだろうと思い分解した、という古典的なギャグの実行はご遠慮下さい」
いやぁ、いちいちすごい文言が並んでる(笑)。特に最後はしみじみとさせられましたね。そうだよ、開発者の方々の苦労はきちんと忍んであげないと。でも、時折クソゲー出すんだよね(ギャハ)。
今でもエッジの利いた注意書きとして通用するんだろうと思いますが、当時はかなりセンセーショナルに感じただろうなぁ。でも、それにしては騒がれなかったなぁ。
と思って、よくよく見ると、このカセットの注意書きはMSXのものだとか。ナムコはファミコンとかにも出していたけど、そこでは遊んでいなかった記憶が。そう思うと、MSXは懐の深いハードだったんだね。