2011年05月17日

アタックチャンスの児玉清さん、逝去

「パネルクイズ アタック25」や「テレフォン人生相談」でおなじみだった俳優の児玉清さんが、今日亡くなられました。
死因は胃がんだそうです。以前から肝臓の調子が悪い(肝機能障害)ということで、レギュラーで出演していた番組を休養していた矢先に入った訃報になりました。


児玉さんは、東宝映画の第13期ニューフェイスの一人としてデビューし、黒沢明監督が手掛けた「悪い奴ほどよく眠る」などに出演していました。
その後、東宝を辞めてフリーになり、1975年から「パネルクイズ アタック25」の司会などタレント(司会)業をメインに活躍していました。

やはり、語り草になるのは「アタック25」の司会進行独特のテンポと間、そして回答者への振りが絶妙でしたね。
あとは番組内で出てきた独特の言い回しとリアクション
「結構」・「その通り」・「アタックチャンス」(と言って拳をぐっと前に突き出すポーズ)・「あーここでなぜ○○に飛び込む」(と悔しそうに言う)などなど、まるで視聴者と一体になっているかのような司会進行をこの言い回しの中に込めていたと私は思っています。収録現場ではあめを配って出演者をリラックスさせていたというエピソードもあり、いかに視聴者を大事にしていたかがわかります。

「テレフォン人生相談」では、「アタック25」で見せるような軽妙さはなく、リスナーの立ち位置で話したり意見したりすることがありました。他のパーソナリティの方々と比べ、口調が優しく親身になって相談者と話していたと思います。


改めて児玉清さんのご冥福をお祈り致します。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 22:48Comments(0)TrackBack(0)