アフガニスタンは、現在過激派組織のタリバンがほぼ全土を制圧し、政治情勢が緊迫化。首都カブールの国際空港は、脱出を図る国民であふれる状況になっていたため、参加を断念せざるを得なくなったのです。
今回参加するアフガニスタン選手団は、男子陸上の選手と女子テコンドーの選手。特に女子テコンドーの選手は、アフガニスタン史上初の女子パラリンピック選手だっただけに、出られないことになった時は相当辛かったものと思います。「パラリンピックに出たい。誰か、助けてください。アフガニスタンの女性の権利が奪われるのを止めて下さい」と支援を求めるメッセージを投稿していましたから。
その思いが通じたのか、大会組織委員会などの支援でアフガニスタンからパリを経由して東京にやって来たとのことです。
既に陸上は始まっているため、間に合うのかわかりませんが、テコンドーは何とか間に合いそうです。ベストを尽くして悔いのない戦いをしてほしいものです。

