今年のパリーグは例年にない面白さをはらんでたんだなぁ・・・。
パリーグは、今日(10/2)全日程を終了したのですが、最後の最後まで優勝の決まらない展開になっていました。それでも福岡ソフトバンクホークスがギリギリのところで首位を走り、マジックを1とした中で連敗を喫し、追いすがるオリックスバファローズが連勝を果たしたところで最終戦を迎えました。
ソフトバンクは負けさえしなければ優勝が決まり、オリックスは勝たないと優勝がないという天国と地獄のような展開だったのですけど、最初は足踏みをしていたはずのソフトバンクが千葉ロッテマリーンズのホームであるZOZOマリンスタジアムで先制点を挙げ、さらには追加点を重ねたこともあり、ここ最近の嫌な展開を振り払ったかに見えました。
一方でオリックスは東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天生命パーク宮城で、楽天に先制されるという嫌な展開になっていました。
ところが両チームの明暗がくっきりと中盤に現れます。
オリックスは5回表に楽天の先発だった田中将大選手を責め、伏見寅威・福田周平両選手のタイムリーで逆転。
以降は投手リレーで切り抜けながら、9回表に伏見選手のタイムリーで更なる追加点を挙げ、オリックスの逆転勝ちでZOZOマリンスタジアムで行われているソフトバンク×ロッテの結果を待ちます。
そのソフトバンクは6回裏に中継ぎで登板した泉圭輔選手の内容がイマイチで、結果的にランナーを2人溜めたところで、山口航輝選手に逆転の3ランホームランを打たれます。あれ、とんでもないクソボールを強引に振ってたな(爆)。
それ以降はソフトバンクに追いすがられるものの、ギリギリのところで切り抜け、最後はラッキー7で挙げたテキサスヒットが利いて、ソフトバンクが逆転負けを喫しました。
これにより、ソフトバンクとオリックスが勝ち・負け・引き分けで全く同じになったものの、『当該球団間の対戦勝率が高い球団』の規定に則り、直接対決の成績がオリックス15勝・ソフトバンク10勝だったことから、オリックスの逆転優勝となったわけです。まさに奇跡的・神懸かり的な逆転劇だったわけですよ。
オリックスが連覇して終わるとは思ってなかった。かなり苦しんでる印象があったから余計です。だからこそソフトバンクの終盤の失速ぶりは、クライマックスシリーズで勝ち切れなかった2000年代のあの頃を思い出しますね・・・。悪いふうに作用しなければいいのですけど。
そんなパリーグのクライマックスシリーズ、オリックスがアドバンテージをもって埼玉西武ライオンズかソフトバンクの勝者と戦います。ソフトバンクだった場合、紙一重の試合になるのでしょうけど、先程言ったクライマックスシリーズで勝ち切れなかった2000年代のあの頃みたくなったら、わからないよね・・・。
まだ先の話になりますけど、日本シリーズが東京ヤクルトスワローズとオリックスになったら、去年と同じ試合になりますけど、マジックを早々と点灯させながら、その後苦しんだヤクルトと最後まで緊迫した展開を勝ち抜いたオリックスとで最高の試合が見られそうですけどね・・・。