2012年07月03日

夏の新アニメ2012 その1 TARI TARI

今月から夏の新アニメが始まります。いつもですと夏の新アニメの時期というのはあまりいい作品が揃わないのですが、今期に限って言えば、期待できそうな作品が揃っています。ちょっと面白そうな展開が見られるかもしれません。

その1回目は個人的に注目作になる「TARI TARI」です。富山のアニメ制作会社ピーエーワークスが制作しているオリジナル作品で神奈川県の江の島が舞台になっている青春群像劇です。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


江の島にある普通科と声楽科がある、とある高校。
そこには母を亡くしたことで声楽科から普通科に移った坂井和奏(わかな)、声楽部に所属しながらも1年前の失策を機に譜面めくりという閑職に追いやられている宮本来夏(こなつ)が、お互いに鬱積した日々を送っていた。
ある日、鬱積が積りに積もった来夏は思いの丈を顧問にぶつけるものの、なしのつぶて。そのため来夏は遂に声楽部を辞め、友人である沖田紗羽と共に合唱部を立ち上げることを考える部立ち上げの最低条件である5人のメンバーを集めるために和奏に当たってみたものの、快い返事が得られず、前途は多難ではあるが・・・。



というふう。


注目の1回目は、後に合唱部のメンバーになるであろう5人の個性が上手いこと描かれた回でもありますね。それぞれ一クセ二クセがありそうなメンツを感じさせてくれました。特に面白かったのが、最後の場面。ある意味神掛った演出もあるのですが、来夏の歌で集まってくるというのが何ともすごいなと。
来夏と言えば、アクの強いキャラなの中で特にアクが強いなと。ある意味イタい子ですな(ニヤニヤ)。個人的には(この強烈さはインパクトも与えられるので)好きですね。

作中では、江の島の情景が詳細に描かれているだけでなく、合唱曲が♪リフレクティア(ピーエーワークスが関わった作品である「True Tears」オープニング主題歌)だったりだったりと小ネタの宝庫でもありましたね。飲んでたサイダーが「花咲くいろは」で出てくる柚子サイダーじゃなさそうなのが惜しむらくなところでもありますけれども、もしや・・・と思わせる仕込みがあるんじゃないかと期待させてくれます


この作品、アメリカのドラマ「Glee」のような個性と個性のぶつかり合いで生じる青春群像劇になるんじゃないかと思っています。またピーエーワークスが関わった作品の曲が合唱曲になってくれれば面白くなるんじゃないかなと思っていたりもします。
この作品、奥が深くて面白いですわ。


放送局の詳細は、「続きを読む」にて。


リフレクティアリフレクティア



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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)

2012年01月13日

冬の新アニメ2012 その8 Another

冬の新アニメ、8回目は角川書店の推理小説が原作の作品「Another(アナザー)」です。既に原作およびコミカライズの展開は終了(原作は前後編・コミカライズは全4巻)しており、続きが気になる方はそちらを・・・というふうになるのでしょうね。

この作品はテレビアニメ以外にも実写映画化も決まっています。当初は茨城県でロケを行う予定だったそうですが、東日本大震災の影響で三重県の伊賀市周辺で行われたのだそうな。公開は今年の夏の予定。

そしてテレビアニメ化された今作品ですが、手掛けたのは「true tears」・「Angel Beats!」・「花咲くいろは」などを製作したP.A.Works(ピーエーワークス)。そのためP.A.Worksがある富山県でも放送されていますけれども、その富山県での放送が最も早いという極めて異例な事態も起こっています。それだけ地元で認められた会社でもあるというひとつの事例になるのかもしれません(放送局の詳細は「続きを読む」にて掲載)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


1998年5月、中学3年生になった榊原恒一は父親がインドに出張になったために、父方の祖父母の住む自然豊かな街、夜見山市に移り住む。しかし、なぜか恒一はそこで気胸を患い入院することになる
入院中、恒一は眼帯をした少女に出会う。彼女はなぜか地下2階に下りて行ったきり消息がわからなくなった・・・。

ゴールデンウィーク明け初日、恒一は転入先の夜見山北中学校に通う。
そのクラスには、入院した時に一緒になった眼帯の少女がいるクラスだった。しかし、彼女のことを話すと、何を怯えているのか何一つ言わない。むしろ彼女の存在を消しているかのような雰囲気を醸し出していた
そして、恒一は眼帯の少女と学校の屋上で再会する彼女の名前は見崎鳴(めい)。



というふう。


初回を見た感想は、事前に聞いていた「かなりキッつい描写がある」ということで、少々構えていたんですが、とりたて怖い部分はなく、淡々と進んでいったなと。
しかし、作品の進行がどことなく「ひぐらしのなく頃に」のような、タブーに触れるとおかしなことになるという雰囲気は十分に味わえましたね。「ひぐらしのなく頃に」の場合は、ギャグやコメディでお茶を濁していたこともありましたが、この作品ではガチでシリアスな話で全編進めていってるので、気の抜けるところがないわけですよ。これは惨事が起こったら怖いかもしれんわ。ともすれば放映時期が悪かったとも(夏にやれば怖さ倍増だったかも)
ホラーかつミステリーの好きな人にはオススメできるというのも納得。

あとオープニングがアリプロことALI PROJRCT(随分久しぶりだなぁ(苦笑))でしたが、歌詞の内容と映像が妙に合わせていて不気味さに拍車を掛けるんですよねぇ・・・(汗)。アリプロは今作や「シゴフミ」のようなサスペンス系の作品によく合うんじゃないかと思うのは私だけなのだろうか?
まぁ、その怖さゆえにエンディングの明るさには救われたわけで。明るいと言っても映像がですが・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:40Comments(0)TrackBack(0)