では、作品を見ていきましょう。
PSP一番の注目作は、「フェイト/エクストラ CCC」。
「フェイト/ステイナイト」を原作にしたRPG。2011年に発売した「フェイト/エクストラ」の外伝作品。電脳世界を舞台にした物語になっています。
システム的にはオーソドックスなコマンドバトルになっているので、非常に遊びやすいのではないのでしょうか。このシリーズが好きな人にオススメです。
2番目は、「ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-」。
2012年テレビアニメで放送していた同作品のゲーム化。オンラインゲームを舞台にしたデスゲームの惨劇を止めるため、そして一緒に戦った仲間を救うために奮闘するというもの。
ゲーム化にあたり、オンラインゲームを舞台にしたデスゲームの惨劇を止める過程を描いたアインクラッド編のif展開を収録。実際には第75層でクリア扱いなったアインクラッドですが、今作ではゲームマスターがいない状態の中で、本来の最終地点である第100層まで向かうことになります。
アニメにもなったフェアリィ・ダンス編やアニメ化が成されなかったファントム・バレット編のキャラも登場したアクションRPGになっています。
中身としてはシームレスのリアルタイムアクションRPGになっており、ヒロインとのコミュニケーションを計りながら先に進んでいきます。
原作の展開通りになっている面もあるのと、原作がゲームとの親和性がバッチリな面もあり、今作のようなものは一番相に合ってるのではないかと思います。原作の好きな人、アクションRPGの好きな人にオススメです。
3番目は、「TIGER & BUNNY ~ヒーローズ デイ~」。
2011年にテレビアニメ、2012年には舞台・映画・ゲーム化がされている同作品の2度目のゲーム化。今回は原作の販売も手掛けるバンダイビジュアルの関連会社バンダイナムコゲームスからではなくD3パブリッシャーからの発売になります。
今作はゲームオリジナルストーリーで、劇場のこけら落とし公演に招待されたヒーロー達に降り掛かる奇妙な事件を軸に各ヒーローに様々な事件が起こり、それがこけら落としの事件と一つになっていくというものになっています。
アイキャッチをはじめとするおまけもいくつかあるので、ファンにも楽しめる作品になっています。
4本目は、「ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印」(★)。
2011年に発売した「ToHeart ダンジョントラベラーズ」の続編。3Dダンジョンを冒険するRPGになっています。
今作では、装備品などを強化できる鍛冶屋やダンジョン内に体力回復や異常回復の行えるら~めん屋・アイス屋が登場。また前作では敵を弱らせてからアイテムを使用して捕まえるものだったのが、本作ではマモノを倒し、主人公が持っているアイテムで魂を自動的に封じるものに変更されています。
コンシューマーでは珍しいエロ要素が全面的に押し出されている作品でもあるので、その手の作品が好きな人にもオススメです(笑)。
最後は、「空を仰ぎて雲たかく Portable」。
2010年にPCで発売した同作品の移植版。
移植に伴い、ヒロイン以外にもサブヒロインのイベントを追加。ちびキャラ絵のリニューアル、新規イベントCGの新たな描き起こしも行われます。また、この作品はデータインストールにも対応しているので、サクサクとしたプレイも可能です。
携帯ゲーム機編 結論
3DSに関しては、ドラクエ・どうぶつの森の相乗効果で売れていく可能性もある。それでもスパロボのようなコア向け、ルイージマンション2のようなライト向け作品という住み分けが行われており、作品が少ないながらも確実に攻めている印象。
PS VitaはPSP初期の頃に見られた他ハードからの移植で食い繋ぐという形ではあるものの、ブラッシュアップされて面白くなったものが登場しているので、悪くはない印象。
PSPはアニメ作品からのタイアップ品が多いものの、手堅く作品を作っている印象。当分PCからギャルゲーを移植するという流れとこの流れで末期を迎えると思うので、まだ目が離せないハードになっている。

