例えば、1/26の「サザエさん」は、遂にスポンサーが西松屋の1社のみになってしまいましたが、その西松屋も離脱を表明。2/2の放送からはノンスポンサーでお届けするという午後6時という時間帯を考えても異例の事態になりました。ところが、その前にやっている「ちびまる子ちゃん」に至っては、1/26の放送時点でノンスポンサーになっているため、さらに酷い状況だとも言えます。それらの穴埋めは、もちろんACジャパンです。
この他にも、様々な番組のスポンサーやスポットCMでACジャパンに差し替えらえれる事態となり、もう会社のCMを見掛ける方が難しいのではないかと思わされるほどになっているようです。
そんなACジャパン、見ていて気付いたことはないでしょうか。以前もACジャパンだらけのCMになった時期がありました。そうです、東日本大震災の時です。
あの時は、被災地を慮ってCMを自粛する事態にまで発展しました。そのため、ACジャパンのCMばかりが流れる事態になったのです。その時流れていたのが、「あいさつの魔法。」というもの。他も流れていたものの、基本的には、このCMばかりだったため、肯定的な意見もあった一方で、抗議が殺到する事態にもなりました。
その教訓から、ACジャパンは複数のバージョンのCMを放送できるように体制を整え、今に至ったわけです。今回少なくとも3バージョンのCMが流れるようになったため、集中して1つのCMが流れる事態は避けられています。
それでも3つのCMをローテーションなり入れ替え立ち替わりで流しても、限界はあります。早くこの問題を解決させない限り、視聴者はずっとACジャパンのCMを見せられるのですから・・・。

