そんなピストリウス選手が、陸上での活躍ではなく銃を使用した犯罪者としての活躍を見せてしまいました。
自宅に来たモデルの彼女を強盗と間違えて射殺してしまったらしいのです。彼女はサプライズということでピストリウス選手には内緒で来たようです。
正直こんなことで選手生命を断たれるのは本人も不遇ですし、彼を応援していたファンもやるせない気持ちでいっぱいでしょう。仮に陸上選手に復帰できたとしても、その咎は一生背負わないといけないわけで、選手生活に大きなダメージになるのは間違いありません。
ただ、今回の件はきちんと法の下で裁いてほしいといのも正直なところ。国は違えど、銃社会の根絶は世界の流れだと思うので、毅然とした対応をして頂きたいと思います。
この一件で思い出したのが、1992年にアメリカ・バトンルージュで起きた服部剛丈君射殺事件。
当時留学生として滞在していた服部君はハロウィンパーティに行くために友人の家を訪ねたのですが、誤って隣人宅に行ってしまい、そこの住人に射殺されてしまったという事件がありました。今回のケースもその事態とよく似ています。本人は悪気はなくただパーティに来たことを説明しただけなのに殺されてしまったわけで・・・。
銃による犯罪根絶はもちろんのこと、銃を使う機会をなくすことを真剣に考えないと、また双方にとって悲劇になりかねないことが起こりかねません。日本では銃を持っている人はごくまれですが、決して対岸の火事ではなく、いずれ自分の身にも起こりかねないことを考えないといけません。

