2015年03月19日

13年の歴史の果てに・・・

長い長いヴァナ・ディールの歴史が終わろうとする、その時が来ました。


スクウェア・エニックス(販売当初はスクウェア)が手掛けるオンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」、今年5月に行われるアップデートを最後に大型アップデート(大型バージョンアップ)を終了すると発表しました。事実上ヴァナ・ディールの世界の広がりの終わりを宣言したこととなり、事実上の終了ともなります。ただ、大型アップデート終了後も不具合修正やバランス調整といったマイナーアップデートは引き続き行われるとのことなので、しばらくは遊べるようです。


今回行われる最後のアップデートは、「ヴァナ・ディールの星唄」というシナリオで、5月・8月・11月の計3回に分けて実装されるとのことだそうです。今回のシナリオは過去のヴァナ・ディールのキャラが総出演する『究極のシナリオ』となる予定です。


ただ、先述の通り大型アップデート終了後もしばらくは遊べるとはなっているものの、2016年3月でPS2・XBOX360版でのサービス提供は終了するということも併せて発表されました。PS2版は(2016年のサービス終了時点で)約14年、XBOX360版は約10年もの長きにわたって提供されたこととなります。この後はWindows版のみの提供となるそうです。さすがにそう多くはないでしょうが、PS2・XBOX360でプレイしている人はWindows版への転向の是非を検討すべきところにまで来ているようです。


国産オンラインゲームとしては異例の長期にわたって提供された「ファイナルファンタジーXI」、この作品をきっかけにオンラインゲームに触れたという人も多かったでしょう。ある意味日本のオンラインゲームの歴史を語る上で重要なこの作品が、『(歴史の)遺物』になろうとしています。オンラインゲームの宿命とはいえ、無くなってしまうとわかると寂しいものを感じますね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)TrackBack(0)

2013年03月01日

レコゲー2013 3月決算期スペシャル 据え置き機編①

決算月に入りました。ほとんどの企業はこれから忙しい時期に入っていくものと思います。
毎年この時期になると、数多くの作品が登場し、注目作が目白押しになります。また今回はPS Vitaの値下げが本格化する時期でもあるので、3月にどれだけ躍進するのかも注目なところです。
さらに、一つのハードが終わる時期にもなりそうです。それが2つも来るというのは非常に珍しいのではないのでしょうか。


それでは見ていきましょう。今回はマルチ展開する作品の紹介です。


今月最大の注目作は、「ワンピース 海賊無双2」(PS3PS Vita)(★)
無双シリーズの最新作で、「ガンダム無双」・「北斗無双」に次ぐ版権無双シリーズ3作目になります。前作は80万本以上(全世界で累計出荷120万本)売れているとのこと。
新世界編の技・キャラや新ステージが登場するのが大きな特徴で、これまでの無双シリーズ同様、大量の敵をバッサリと倒していく爽快感も備えています。
新モードとしては、スタイルアクションというスタイルゲージを溜めることで特殊能力を発揮できるアクションが登場します。
連載も今なお続き、人気もある作品なので、今作も結構売れるのではないかと思われます。またPS Vitaでも登場。PS Vitaのけん引役になることも期待されるので、相当プレッシャーな中で発売を迎えます。

続いては、「プロ野球スピリッツ2013」(PS3・PS Vita・PSP)(★)
3月ということで、野球シーズンの開幕を迎える時期でもあります。今年は主に3月前半に4年に1度のワールド・ベースボール・クラシックが行われるということもあって、がぜん盛り上がってくるものと思われます。また「二刀流」で挑む日本ハムの大谷選手の処遇も気になるところでもあります。
今作は、GMになってチームを運営するモードやオンラインでの試合予想・プロ野球クイズが出される「プロ野球リンクモード」、ブルペンの動きを見られるモードなどが追加されています。
なお、各ハードによって収録されているモードが違っているので、購入の際に注意して下さい

3作目は「ヴァンパイア リザレクション」(PS3XBOX360
1995年に稼働した「ヴァンパイア ハンター」、1997年に稼働した「ヴァンパイア セイバー」の2本が収録されたもの。過去にはセガサターン・PSなどに移植された経緯はあります。
今回の移植に伴い、ハイデフ化(もちろん当時の画質でのプレイも可能)されただけでなくオンライン対戦も実装され、対戦が容易になっています。今なお人気のあるこの作品、今回の発売で少し盛り上がって来るのかもしれません。

4作目は「ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境 拡張データディスク」(PS2・XBOX360・PC
2002年から開始された同作品の最新拡張データディスクで、実のところもう拡張不可能と言われていた中で制作されたものでもあります。「アルタナの神兵」以来、実に6年ぶりの新作です。
今回は新大陸で開拓者となって切り開いていくことがメインになっています。新職業も風水士・魔道剣士が収録されています。
なお、この作品がPS2のトリを飾るになるものと考えられます。また「ファイナルファンタジーXI」の作品そのものも、今後展開予定の「ファイナルファンタジーXIV」に移行していくものと思われるので、拡張も最後になるものと考えられます。

最後は、「ウイニングポスト7 2013」(PS3・PSP・PC)(★)
シリーズ20周年の記念作品。2004年の作品がベースになっているパワーアップ版です。
2013年の最新情勢に反映しているのはもちろんのこと、音声合成で自分の付けた馬の名前をリアリティを持って読み上げてくれます。またライバル騎手の登場もあります。
さらにダウンロードコンテンツといった追加要素もありますから、長いこと遊べるようにもなっています。


次回は各ハードの作品紹介です。


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2013年01月07日

遂にPS2が終わる

去年の年の瀬に飛び込んできたニュースとして驚いたのが、プレイステーション2(PS2)の新品生産終了。国内のみという限定的な話ではあるものの、その衝撃は計り知れないわけです。


PS2は2000年に発売。当時としては画期的なPSとの下位互換、DVDプレイヤーとしての機能も持たせたなど、この後のゲーム機設計に重大な影響を与えたとも言われています。また、ファミコンや先代のPSのようにロングランで売れた機種としても語り継がれるでしょう。10年以上売れた据え置き機としては、先述のファミコン(11年)・PS(10年)・ネオジオ(14年)だけしか達成していない偉大な機種の一つとなっています(同じ会社のハードが2つ達成するのは史上初)。しかも初代PSよりも長いハード寿命はかなり偉大なものでもあります

またPS3がPS2との下位互換を捨ててからは、その存在意義が強調されるようになり、アーカイブでPS2作品が遊べるようになってからも、そのラインナップの少なさで今後の活躍が期待されていた中の製造終了なので、若干寂しい部分もあります
しかしながら、2012年内に新作が一本も発表されていないことを考えれば、この流れも自然とも取れます


ところで、PS2のもう一つの大きな特徴として、ハードの変遷が大きかったという点
初代から始まるハードディスクドライブ内蔵型の本体・SCPH-30000・50000を代表されるハードディスク外付け型の本体、そしてSCPH-70000に代表されるスリムタイプの本体と大きく変遷しました。しかしながら、現行タイプになるスリムタイプはハードディスクドライブの取り付けが不可能になり、オンラインゲームが遊べなくなるという仕様になってしまいました。現行タイプ以外のハードは既に生産終了になっているため、PS2でオンライン作品を楽しもうということはもう二度と叶わぬ夢とも言えるようになりました。

それなのに、PS2の最終作品はFFXIの拡張データディスクになるというのは何という皮肉なのでしょう既にPS2で遊んでいるユーザーがどのくらいいるのかがわからない中、ユーザーサポートという点で出しているというのならば、今回のスクウェア・エニックスの行動には大きく称賛したいです。


2000年代のゲーム機を支え、ゲーム機の流れを大きく変えたPS2はひっそりとその役目を終えようとしています。私自身も並んで買ったハード機として思い入れは大きいです。


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2011年11月01日

レコゲー2011 11月 据え置き機編①

11月になりました。勤労感謝の日を過ぎると、いよいよ年末商戦が本格化してきます。
そのため、今月はそれを意識したラインナップになっています。
では早速見ていきましょう。今回はマルチ展開の作品から。


まずは「ワールドサッカー ウイニングイレブン2012」(PS2PSP
先月PS3版が、今月はプレイングメーカーとしてWii版が発売され、12月には3DS版の発売も予定されていますが、PSP・PS2版は基本的にPS3版をベースにしています
違っているのは、PSP版では、アドホック対戦・「ビカム・ア・レジェンド」モードで育てた選手を使える「レジェンズ」モードが搭載されている点で、PS2版では、地域やリーグごとに選手を集め試合ができる「セレクションマッチ」モードと登録した人の試合経過を記録できる「コミュニティ」モードが搭載されている点でしょう。
選ぶとすれば断然PSP版ですけれども、PS2版はひょっとするとPS2最後の作品になる可能性もあるので、プレミア目当てで買う人も出てくるのではないのでしょうか。

続いては、これまたコナミの作品、メタルギアシリーズのリメイクである「メタルギアソリッド HDエディション」(PS3XBOX360)と「メタルギアソリッド ピースウォーカー HDエディション」(PS3XBOX360
前者は2001年にPS2で発売された「メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ」と2004年にPS2で発売された「メタルギアソリッド3 スネークイーター」をハイデフ化したもの。後者は2010年にPSPで発売した同作を据え置き機であるPS3やXBOX360に移植し、同時にハイデフ化したものです。
どちらの作品もハイデフ化で高精細な映像が楽しめるだけでなく、ワイドな画面で楽しめます。またトロフィー(実績)の機能が追加されている点やデモシーンをフルスクリーンかレターボックスのどちらかで楽しむことも可能です。ピースウォーカーに関しては、それに加え操作性・サウンドの向上と振動機能が追加されています。
なお、メタルギアHDでは3にMSX2版「METAL GEAR」と「METAL GEAR 2 SOLID SNAKE」が収録されています。

続いては「アルティメット マーヴルVS.カプコン3」(ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM(R) 3(アルティメットマーヴルバーサスカプコン3) 予約特典ニューエイジオブヒーローズ パック付きPS3・BOX360
今年の2月に発売された同作品のアレンジ版。
新キャラクターとして12人が追加され、オンライン対戦の観戦やマッチングのスピードアップが図られるなど、オンラインモードでの強化が行われています。またゲームバランスも再調整され、より遊びやすくなっているのだそうです。
既に遊んだことのある人だけでなく、これから遊びたい、遊びたかったけど買いそびれた人にも、この作品はオススメでしょう。

最後は「街ingメーカー4」(PS3XBOX360
通算7作品目の街を作り上げていくシムシティタイプの都市経営シミュレーションです。
今作から立体的な街作りが可能になり、高速道路やモノレールを走らせることができます
また、今作もピザーラ・吉野家・サークルK・サンクス・ファミリーマートといった実在の店を配置することができます
今作はどちらかというと、A列車シリーズのようなタイプになっているのかもしれませんね。


次回は新世代機の作品紹介から。


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Posted by alexey_calvanov at 23:08Comments(0)TrackBack(0)