静岡県というとサッカー隆盛の地。俗にサッカー王国とも言われていますね。でも、Jリーグのチームは静岡県内には4つしかないのです。じゃあ、一番多いところは・・・となると神奈川県で、6チームもあるのですよ。
閑話休題。
そんなサッカー王国静岡県に、プロ野球球団ができるのではないかという話が出てきました。
・・・そんな話何度もあったよなという人は鋭い。過去にはプロ野球チームが移転するんじゃないかとか、球団再編の際には静岡・新潟・愛媛などプロ野球空白地域に球団を作ろうという機運が高まったことがあります。
そんな浮かんでは消えていく話が、また起こったわけで。今回は金融事業や企業支援を手がける都内の会社がオーナーになって創設するとのことらしい。
しかし、今回大きく違うのは、1軍を持たず2軍だけで運営していく点。何で2軍だけなんだとか思ったのですけれども、現在2軍はイースタンリーグとウェスタンリーグがあり、セリーグ・パリーグと違い、東西制度を採っているのです。
チーム分けは、北海道日本ハムファイターズ・東北楽天ゴールデンイーグルス・埼玉西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ・読売ジャイアンツ・東京ヤクルトスワローズ・横浜DeNAベイスターズがイースタンリーグで、中日ドラゴンズ・オリックスバファローズ・阪神タイガース・広島東洋カープ・福岡ソフトバンクホークスがウェスタンリーグになります。そう、6:6ではなく7:5になっているんですね。
今回新たに創設されるであろう静岡の新球団はイースタンリーグとウェスタンリーグの穴埋め的存在で活躍するのではないかと思われます。でも、イースタンリーグが144試合、ウェスタンリーグが90試合もあるので、かなりハードな運営になるのではないかと思うのですが・・・。<年間234試合なんて尋常じゃないぞ。
そもそも論で、2軍だけでやっていけるのかという不安もあります。運営面でもそうですが、選手のモチベーションをどう維持するのかも気になります。ただ、ここで成功すれば、他の1軍を持つ球団からお声が掛かりやすくなるという道筋作りにはなるだろうとも思っています。いわゆる育成球団という側面を生かせれば・・・という面ですね。
この球団構想を支持しそうなのは、独立リーグからプロ選手になろうと思っている人とプロ野球好きの静岡県民でしょう。ただ、個人的には上手くいかないのではと思うので、持つなら1軍併設球団だと。仮にできた場合、どんな運営をするのか注目したいところです。