2019年03月27日

FC岐阜観戦記2019 番外編 その1 かつての岐阜戦士を追い掛けて 福村貴幸

先日、神奈川県相模原市南区にある相模原ギオンスタジアム(相模原麻溝公園競技場)で行われたJ3リーグのSC相模原×ガイナーレ鳥取の一戦を観に行きました
当日は、新宿から小田急に乗っておよそ30分、最寄り駅の一つ相模大野駅へ。そこからバスで数十分で終点の女子美術大学に。さらにそこから歩くこと5・6分、やっとギオンスタジアムに着くのです。あー、しんど(ニヤニヤ)。


SHV39_4606こちらがギオンスタジアム正面。
このギオンスタジアムは、J3以外にも女子サッカー(なでしこリーグ1部)のノジマステラ神奈川相模原、ラグビー(トップイーストリーグ)の三菱重工相模原ダイナボアーズ、アメリカンフットボール(Xリーグ)のノジマ相模原ライズと4カテゴリーの試合会場に使われています。使用頻度が結構高いから、芝が心配だねぇ・・・。



SHV39_4605こちらは、相模原の成り立ち(過去)・現状・これからを示したボード。
SC相模原は、相模原市・座間市・綾瀬市・海老名市・愛川町をホームタウンにしているチーム。設立は2008年で、元サッカー日本代表の望月重良さんがオーナーになった日本で最初(相模原は『唯一』と表現しているが、相模原でプレー経験のある高原直泰さんが設立した沖縄SV(エス・ファウ)があるので、『最初』が正しい)のサッカークラブです。
2010年に都道府県リーグに所属しながらJリーグ準加盟を取得した後は、2011年に関東リーグ2部、2012年には同1部、2013年には日本フットボールリーグ(JFL)とトントン拍子で昇格していきました。そして2014年のJ3創設と共にJリーグに加入し、今に至ります。
元代表選手といった話題性の高い選手獲得が上手く、かつては川口能活さん、高原直泰さん、トロ(元ブラジル代表)、ファビオなどが所属していました。FC岐阜に所属していた選手では、先述の川口さん以外にも、岡根直哉さんや森勇介さんがいます。



SHV39_4609こちら、ギオンスタジアム名物、相模原のビッグフラッグ。ギオンスタジアムになってから掲げられているとのこと。
この日は、2代目が初お披露目になったそうな。クラウドファンディングや募金などで36万集まったんだって。



SHV39_4612開場1時間前(アウェイの開場時間と一般入場時間が11時)に着いたことから、相模原のバス待ちを眺めることに。
こちらが、相模原の選手達を乗せるバス。後ろにはマスコットのガミティが描かれています。
しかし、J3だと選手や監督・コーチは、スーツ姿ではなくトレーニングウェアでやって来るんだね・・・。プロ野球選手がユニフォーム姿で乗り降りするような感じなのかしら。



SHV39_4622こちらはスタジアムの中。アウェイサイドから。いわゆる芝席になっております。
春になると、シロツメクサがうっそうと生えることで有名な場所です(笑)。



SHV39_4623アウェイ側から見たピッチとホーム側。
この時は、あまりお客さんが入っていないので、J3だから仕方ないのかなと思っていたら、蓋を開けてみると2700人ほどとJ3の中ではトップクラスの観客動員数に。これにはホントに驚いた。チームの相手や天候によるけど、横浜FCの4000人弱の観客動員数はホントに大丈夫なのかと言いたい。
ちなみに、ホーム側にはテントを張って観戦するという猛者もいる(ニヤニヤ)。



SHV39_4619さぁ、こちらが相模原のマスコット、ガミティダチョウをモチーフにしたものなのだそうな。ダチョウは低カロリーで美味いらしいよ(ニヤニヤ)。
この日はガミティ生誕祭ということで、ダチョウ農園の方からプレゼント(ダチョウの卵で作ったオブジェ)をもらっていました
また、サポーターから(恐らくJリーグのマスコットでは史上初の)チャントもプレゼント。これから試合開始前に歌われていくことでしょう。



SHV39_4611さて、ここからはスタメシの紹介です。

最初は、ファミリーキッチンの「ホルモンやきそば」



まぁ、単純に焼きそばにホルモンを足しただけなんだけど、ホルモンの甘辛な味わいが、焼きそばのソースとマッチして美味しかったよ。ホルモンだけでも欲しかったねぇ。欲を言えば、ホルモン丼があったら(笑)。


SHV39_4621お次は、店の名前を失念してしまった(汗)。そこの「和牛串」
十勝産の短角牛を使用した串で、新宿の李苑から直卸ししたものだそうな。



サシの入った肉の柔らかさとジューシーさを600円で味わえるのなら、安い方だと思うよ。これはできることなら次も食べたい。


SHV39_46243番目は、相模原市にある、まるうの「お好み焼き」
店主は現役のダンサーなのだそうな。しかし、写真紹介が横浜DeNAベイスターズのユニフォームを着ているやつでいいのか(汗)。



味は可もなく不可もない、オーソドックスな味。ソースがたっぷり塗ったくられているので、ソースの味ですわ(爆)。


SHV39_4626さて、試合。


試合前から仕入れていた鳥取の情報の中で、一番驚いたのが、福村選手がミッドフィルダー起用だった点。てっきり今年岐阜に帰ってきた甲斐健太郎選手の穴埋めだと思ってたの。しかし、ミッドフィルダー起用になった理由は、福村選手を追い掛けている方の話とJ3の現状で何となくわかる。確かに段違いで早い。それにスタミナもある。そうなれば、ミッドフィルダーに据えたいわね。恐らくアンカー(守備的ミッドフィルダー、いわゆるボランチ)扱いなんだろうけど、左サイドを中心に縦横無尽に動いておりました。まるで栃木SCにいるヘニキ選手のようだわ。

そんな相模原×鳥取、当初は揉み合いになるかなと思ったら、相模原がPKを掴んでモノにしたことでガラッと変わってしまいましたね。しかも鳥取は運が悪い。PKを取られたのは仕方ないとはいえ、キーパーが先に動いてやり直しは持ってないなぁ。そんなふうには見えなかったのでなおさら。ここで1回目のPKが有効だったら、相模原優勢にはならなかっただろうね。

1点を取って気が楽になった相模原に対して、1点取られて気が急いた鳥取。プレーは悪くなかったものの、気持ちが空回りして中々得点シーンに繋がらない。後半になって、少しもみ合いになったところに、ミドルシュートが決まって同点になったのはいいけど、そこから気が抜けて相模原にすぐに逆転された時点で万事休すその後気合いを入れ直してシュートを打ちこもうとするも、相模原の余裕を持ったプレーでことごとく阻まれてしまった感が・・・。

結果2-1で相模原の勝ち。鳥取は動きはよかったけど、先程も書いたPKで全て狂った感じ。相模原はホームで勝つ&初勝利をプレッシャーの中で成し遂げたのは大きい。現状は下位に沈んでいるものの、今年も侮れない相手になりそうです。何よりガミティへ素敵なバースデープレゼントになったねぇ。



ただ、苦言を呈したいのは、ボランティアの教育と帰りのバス

前者は、アクセス関係をきちんと習得してほしい古淵駅行きのバスに乗りたいというのに、歩いて行けると言うので、詳しく聞くと原当麻駅へのアクセスと勘違いしているし、新横浜駅に行きたいと言っているのに、原当麻駅から相鉄に乗って横浜に行けばいいとも言ったし・・・(汗)。車であらゆるところに行くことができるので、電車やバスのアクセスには疎いんじゃないかなと。おまけにバス停もわかりにくい・時刻表も違ってたし、もう少し運営はしっかりしてほしい遠方から来たアウェイサポーターは、ボランティアの一言が予定通り帰りたい時の致命傷になりかねないのですから。飛行機に乗り遅れたとかだとエラいことになるので・・・。
原当麻駅からのアクセスと女子美術大学からのアクセスは公式サイトに掲載されているものの、総合体育館からのアクセスは公式サイトに掲載されていないよく知った人でないと、バス停が2つあることがわからないので、そこの詳細な記載を行ってほしいところ。できれば、スタジアムにも詳細な地図を出しておいてほしいね。

後者は、コンスタントに2000人以上来るのであれば、3つのアクセスがあるとはいえ、帰りは帰宅客が集中するので、神奈川中央バスと協議して臨時便を運航すべきだと思う。やってるんだろうけど、きちんとやらないといけない。実際、帰りのバスは結局相模大野から町田経由で新横浜に向かわざるを得なくなったものの、相模大野へ向かうバスが既にほぼ満員状態途中乗る人を何とか乗せたものの、かなりのぎゅうぎゅう詰めでもう乗れない状況に。それでも機械的に乗せようとしている運転手に人を乗せているという責任があったのか問いたかったわ。子供も乗ってたんだぞ・・・。
110万人がホームタウンにいるということは、将来的に倍の4000人、上手くいったら5000人がコンスタントにやって来るポテンシャルを秘めています。でも、この体たらくなら、逆にお客さんが逃げてしまいかねないなという懸念を抱いています。運営はカネを掛けるなら、アクセス面の充実だと思いますよ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)