思えば、始まりも福岡、終わりも福岡ということで、日程を見た時には、去年のザスパクサツ群馬みたくなるんじゃないかとシーズン開始前から不安が残って仕方のない1年でした。実際、昨年オフに主力を引っこ抜かれ、何とか立て直そうと躍起になっていた時に、古橋亨梧選手の移籍が出て、連敗街道を突っ走っていたことも相まって、一時は降格も覚悟していました。それでも、自分達の踏ん張りと相手の敵失に助けられ、今年もJ2に残ることができました。
雨のアウェイ開幕戦、調子の悪かった風間宏矢選手が決定打を決めてくれたアウェイのジェフユナイテッド千葉戦での初勝利、春先の絶好調で夢を見られると思ったら、夏場で思い切り苦しみ、秋風の吹き始まる頃に再び調子を取り戻し始めて今に至る・・・な流れでしたかね。
また、天候に悩まされた1年でもありました。異常な暑さ、雨の多さ(モンテディオ山形戦は開場直前に大雨になり、1時間くらい屋根のあるところで待たされるハメに)、台風による順延(幸いなことに岐阜は巻き込まれなかったものの、ツエーゲン金沢戦であわやとなった)など自然の驚異との戦いでもありました。
さて、そんなこともあって今年のJ2上位陣は大混戦だったのは、以前書いた通り。改めて最終節前の順位表をば。左から、順位・チーム名(横浜は横浜FC、東京は東京ヴェルディ)・勝ち点・得失点差です。
1位 松 本(76) +20
2位 大 分(75) +25
--- 自動昇格ライン ---
3位 町 田(75) +18
4位 横 浜(73) +18
5位 東 京(70) +15
6位 福 岡(69) +16
--- プレーオフライン ---
7位 大 宮(68) +16
直接対決になったのは、FC町田ゼルビア×東京ヴェルディ(いわゆる東京クラシック)。それ以外は下位のチームとの戦いになります。そのため、かなり複雑なものになるのですけど、とりあえず現状は、こんな感じです。

岐阜の歴史にとって、彼は忘れることのできない選手になっていることでしょう。彼がいなければ、今J2にFC岐阜はいなかったでしょう。それだけの選手だったんです。
彼の再会を岐阜サポは心待ちにしていたに違いない。できれば出場して元気な姿を見せてほしいと願いたい。

・・・あ、写真のほぼ中央に盟主がいた(爆)!

まずは表側。

青と赤の名鉄カラーでまとめられた、シックなカードです。
ちなみに、名古屋グランパスでも同様の企画を行っていたものの、特典はカードじゃなかったんだよね。

ボーノポークという岐阜県産の豚を使用したもので、炭火でこんがりと焼いておりました。
・・・でも、少し赤いけど、大丈夫か?
でもね、肉は柔らかくて、ジューシーだった。すごくいい肉で美味しかったです。
前にも書いたけど、岐阜県では豚コレラが発生し、最近また出ておりました。食べても今のところは影響ないとはいえ、心理的影響は計り知れないし、発症したら全頭殺処分なことを考えると、少しでも食べて還元しないとね・・・。
同じ経緯で、御嵩町から出展していた「みたけとんちゃん」も頂いてきました。前に紹介しているので、写真などは割愛しておりますが、やはり丼にすると美味い。

後半も福岡が前掛かりになって攻め立ててきたので、遂に本領発揮かなと思ったものの、結局その勢いも限定的で、終始岐阜が有利な展開。それでもビクトル選手様々なシーンがままあったんですけどね。
福岡は、攻撃陣のてこ入れを図ってきました。恐らくフォワードの3人は出してくるだろうと思ったら、その通りになったなぁと。結果フォワードの3人を出してきたのだけど、その中に、やはり出てきたレオミネイロ選手。何とか封じれたものの、やはり個人技もパスワークも高い。
それでも何とかしのぎ、福岡の拙攻にも助けられ、最終的にはノースコアのドローになりました。
最終節は、全試合同時刻での開始になり、試合が終わる頃には、全ての会場で結果がわかっているというふうでした。で、上位陣は、こうなりました。
1位 松 本(77) +20
2位 大 分(76) +25
--- 自動昇格ライン ---
3位 横 浜(76) +19
4位 町 田(76) +18
5位 大 宮(71) +17
6位 東 京(71) +15
--- プレーオフライン ---
7位 福 岡(69) +16
松本山雅FC・大分トリニータ・町田・東京Vが引き分けに終わったので、1点ずつ上乗せ。結果上位2位が動かないので、松本が優勝で昇格、大分が2位で昇格となりました。横浜FCはヴァンフォーレ甲府に勝ち、大宮はファジアーノ岡山に勝ったので、3点稼いだため、横浜FCは町田と入れ替わって3位に、そして大宮が岐阜と引き分けた福岡と入れ替わってプレーオフに滑り込みました。
これにより、J1の自動降格枠は2となり、V・ファーレン長崎が自動降格となりました。試合が無いのに降格が決まるとは、去年の劇的な勝利を見ていた人達には、にわかに信じられないでしょう。さらにプレーオフラインは16位に設定されたため、サガン鳥栖・湘南ベルマーレ・名古屋グランパス・柏レイソルとの激戦は必至でしょう。
一方でJ2からJ1への昇格プレーオフは、町田を除いた3チームの争い、しかも首都圏バトル5の3チームなので、俄然盛り上がることでしょう。なお、『シード権』を得たのは、最上位に就いた横浜FCです。

2008年・2009年に在籍し、特に2008年では天皇杯準決勝まで押し上げ、過去最高順位にしてくれた素晴らしい選手なんですよ。

福岡の選手が乗ったバスがやって来て、降りてすぐにやって来たんですよ。試合後もこうやってコアサポの間にやって来てくれる。なんていいヤツなんだ。そりゃチャントも出るわ。
レオ、今からでも遅くない。岐阜に帰って来い(ニヤニヤ)。

田中パウロ淳一選手が100万円の目録板を持ってご満悦。ギッフィーと山分けでも考えてたんだろうか。

・・・おい、100万もらったのオマエらじゃないだろう!

まぁ、42試合全部に出た功績だけでももらう価値があるわね。しかも2年連続なのだからなおのこと。ファインセーブを連発してくれて、岐阜の危機を何度も救ったビクトル選手も、今後の岐阜の歴史の中で、伝説の選手として、レオミネイロ選手のように語られていくのでしょう。

全てを聞き取れなかったが、もっと声援を送ってくれと語り掛けていました。
・・・よもや別れの言葉じゃないのかと思うくらい鬼気迫る、真剣な顔でした。来年もあなたがいないと困る。点を獲るという部分以外でも重要なのは、今年の試合を観ていて思ったよ。
これで全ての試合が終わりました。結局最終戦は京都サンガF.C.がカマタマーレ讃岐に勝ったため、順位が入れ替わり、福岡と共に共倒れになりました。それでも上位の福岡を苦しめ、プレーオフには進ませなかった。引き分けで終わったけど、順位は20位だったけど、名誉の20位だったと思いたいです。
でも、もちろん悔しい。来年は名誉でも20位じゃだめ。もっと上に皆で向かえるように、大木武監督・コーチ陣も含め、1人1人がレベルアップしてほしいです。
大木監督には理想を追い掛けるのも結構ですけど、現実も見据えてほしいです。パスサッカーをメインに据えるなら、早くて立体的にを心掛けてほしいです。これ以上は前にも言ったので言いません。とにかく、理想は理想、現実は現実ときちんと分けたうえでどう進むかを決めてほしいです。残るといったからには、来年が勝負、刈り取りの年です。途中でダメでしたで辞めるなんてことは無いようにしてほしい。やるからには全うしてほしい。心中は嫌ですけど、そうなるのなら腹をくくる覚悟もします。あなたに全ての信頼を預けないといけないでしょう。でも、その預けたツケはきちんと払ってほしいとも思います。
それよりも、来年の布陣を早く定め、何をしたいかというビジョンを早く出してあげて下さい。お願いします。
これ以上書いてもとりとめが付かないので、これで終わりにします。来年は不安な中でまた始まるのかもしれないですけど、その不安を跳ね除けれるくらいいい年でありますように・・・。
それでは、来年また長良川のホームないしはアウェイでお会いしましょう。

