2021年12月10日

厳しいけれども、やったことは重大

アニメ制作会社のufotableの社長が会社ぐるみで脱税を図った事件で、同社と社長に有罪判決と罰金3000万円の罰金が言い渡されました
この事件は2020年6月に東京国税局から告発されたのがきっかけ。3期分の法人税と消費税合わせて約1億3800万円を脱税していたそうです(2014年9月~2015年8月(2015年)・2016年9月~2017年8月(2017年)・2017年9月~2018年8月(2018年)分は修正申告・納税済み)。そして今日の判決で、ufotableと同社社長に懲役1年8ヶ月・執行猶予3年、および3000万円の罰金刑を言い渡されました。


どうもグループ(喫茶事業)の売り上げ約4億4600万円の所得を隠していたそうですけど、そんなに儲かるのかねというのが正直な感想。逆にそこまでしないとアニメ制作だけでは儲からないというのは、業界を知る人達からすれば、よくわかっている話ですからね・・・。


正直なところ、経営に響かなければいいかなというのが感想です。先述の通り、アニメ制作会社というのは、零細なところが多く、ちょっとの事態で会社が吹き飛ぶことも珍しくないと思われます。それゆえに、今回の事態でufotableの屋台骨が揺らぐことになれば、3000万の罰金でも厳しいと思えます。ただ、脱税は殺人など傷害事件を除いた犯罪の中では極めて重い罪であるとも思っています。例え厳しい運営の会社であっても、会社の実績を偽ることは、会社の信用問題にも関わるわけですから、この罰金刑も止む無しとも思うわけです。


所得隠しをしていた金額を見るにつけ、そこまで揺らぐことは無いかもと思っていますけど、信頼問題になってくると、この事態が後々に響かないと・・・とは思います。いずれにしても、ufotableにとっては赤字以上の大きなマイナスになったのは否めないですね。地方の元気な企業という売り込みにも傷がついた感じです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)