春の新アニメ2016、4回目はマクロスシリーズの最新作「マクロスΔ(デルタ)」です。
テレビシリーズとしては4作目で、「マクロスF(フロンティア)」から8年ぶりの新作になります。しかしながら、今作初めてテレビシリーズに関与しているMBSテレビ(毎日放送)が主催から外れています(ただし、関西圏での放送はMBSテレビが受け持つ。なお、OVAで製作された「超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-」は、テレビ放送された際はTXN(テレビせとうちがキー局)で放送されたため、テレビ大阪で放送している)。これにより、製作がどうこうというのはないのかもしれないですけれども、やはりMBSテレビが絡んでのマクロスだと思っていたので、気になるところではあります。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
西暦2067年、人類の拡散と種の保存のために宇宙移民が始まって半世紀以上が経ち、到着した惑星でそれぞれ独自の文化を築くようになった時代。銀河の辺境にある惑星アル・シャハルに一人の密航者がやって来た。
彼女は、近々行われる戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のオーディションに出たかったからだ。彼女は、この惑星で運送業を行っていた少年に助けられ、実質保護される形になった。
丁度その時、この星系で流行っていた奇病「ヴァールシンドローム」に罹った人間が暴徒化。混乱する中、ワルキューレが奇病に罹った彼らを治療していくものの、それを妨害する勢力が現れてますます混沌と化す中、少女が覚醒する。
というふう。
見てて一番不安だったのは、「マクロスの三大原則」が貫かれているかどうかだったのですが、第1話を見ている限り、全くもって問題なかったなと。作中に挿入される歌の完成度、2人のヒロインによる恋愛要素(三角関係)も、これはと思わせる部分を垣間見せていたし、戦闘シーン(中でも「板野サーカス」と呼ばれるミサイルの大量発射とそれを難なく避けるシーン)も大迫力で文句なしです。30分の中に見事に凝縮させただけでなく、クスッとさせる要素や過去のシリーズの小ネタもあって、見応えもあったかなと。個人的には、あの少女の訛りがクセになりますわ(笑)。
ただ第1話の話の運びが、「マクロスF」に似ているかなと思わせましたね。民間人を戦闘に参加させるには、あのような流れにするしかないのかなと思うと、少し陳腐になってしまった感があります。しかしそれを差し引いても面白かったし、今後に期待の持てる作りになっていますね。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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