昨今は、オンラインでプレーするゲームが増えてきました。中でもパーティーを組んでプレーする協力プレイは、作品のウリとして展開されており、RPGを中心に、最近はアクションゲームやFPS・TPSといったシューティングゲームなどでも展開されるようになりました。昨今流行りのeスポーツの中にもオンラインゲームの中でパーティーを組んで戦うRTS(リアルタイムストラテジー)なんてのもありますし。
そんな中で、オンラインゲームでパーティーを組んでいて、自分のプレーが相手に迷惑を掛けていないかなどと過剰に心配する人も増えてきているそうです。知らない人とのマッチングが多用され、ゲームを進めていく過程で生じているのでしょう。この手の症状は、いわゆるコミュ障(コミュニケーション障害)のある人だけだと思われたのですが、どうも普通の人にも過剰に人の動きを気にする人が出てきているのです。
この一連の他人への過剰な気遣い・不安をとあるツイッターユーザーが、「マルチプレイ恐怖症」と名付けているのですけど、このツイートが挙がった途端、納得や共感のリツイートが相次いでいるのです。皆コミュニケーション疲れを患っているようです。
私もそれなりにゲームをプレーしていますし、オンラインゲームもドツボとまではいかないものの、それなりにプレーしたこともあります。ただ、一つ言えるのは、「そこまで深く気にするな」ということでしょう。
相手が不快な行為を受けたと思えば、それに対して注意や忠告をするでしょうし、それが止まなければ相手はあなたから離れる、最悪ブロックをして二度とあなたとプレーできないような行動を取ると思います。そこまで取らないということは、基本的には不満は無いと思うんです。それでもものすごく気遣いをしてしまうのが人間ですから、しないよりした方がいいのは当然の成り行き。でも、そこで過剰に心配するのではなく、相手が何も言わないのであれば、今のところ自分のプレーに問題は無いんだな・・・とポジティブに捉えていけばいいのではないのでしょうか。
どうしても気になるのなら、それとなく聞くのがいいのでしょうけど、これがまた難しい(苦笑)。何十回プレーを共にした仲でも何だか知らない『壁』というのはありますからね。
まぁ、ランダムマッチングで一期一会の相手と当たった場合は、一期一会と割り切って自分の中でベストを尽くせばいいですし、「そこまで深く気にするな」の精神でプレーすればいいわけです。作品の中で深い仲になっていった場合は、難しいけども、それとなく聞けるようにするのがいいのかもしれません。ただ、相手もリラックスしてプレーしたい(要は遊びとして楽しんでいる)でしょうから、「そこまで深く気にするな」の精神で、敢えて不問にするというふうでもいいのかなと。
自分を追い込んで気遣って疲れてまでプレーするゲームって楽しいですか?それだったら、あくまでオンラインゲームは遊びの一種なんだとリラックスして楽しめばいいのではないのでしょうか。そこで粗暴になってもいいわけではなく、少なくとも一般常識の範囲内で楽しむということも重要なのは、言わずもがな。
ルールを守って遊んでいれば、相手に過剰に気を遣うことも無くなるのではないかなと。それにeスポーツではないのですから、勝ち負けはあれども、あくまでゲームなのだと割り切りってプレーすればいいんじゃないのかねぇ。