夏の新アニメ2023、4回目は投稿小説サイト「小説家になろう」で始まり、後にKADOKAWAの関連会社になったメディアファクトリーのレーベルであるMFブックスから刊行されている「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」の第2期「無職転生Ⅱ 〜異世界行ったら本気だす〜」です。
第1期は前後半に分かれた分割2クールで2021年に放送されました。今年の春に放送時間を分割しての再放送が行われていましたね。ゆえに、かなり期待されているのでしょうけど、一部作品を知っている人達からは、一番盛り上がりに欠ける部分がアニメ化されるという批評が出ております。ただ、個人的には、その主人公達の人生を知った中で一番苦しい部分を見ていくからこそ、後の展開の面白さがわかるのではないかと思っており、第2期のCMを見ていても、そんなに面白くなさそうとは思わず、いい人間ドラマが見られるのではとさえ思ったほどです。アニメで人間ドラマが見られるのは、相当稀有です。面白くなりそうですよ。
あらすじは続きモノなので無し。主人公達の住んでいたところが消失してからしばらく経ったところから始まります。
今回は主人公の話は脇に置かれ、主人公の幼馴染みが主人公に据えられているようです(主人公は恐らくもう少し先に出てくるので、今回は脇役を掘り下げるというふうなんでしょうね)。
一部先述しましたが、彼女は主人公達の住んでいたところが消失した際、空中に放り出され、自由落下中という、常人なら死を受け入れざるを得ない状況になっていました。ところが、魔術が使えたことによって、とある王家の娘(後継者候補)の家に落ち、救われることになるんですね。ただ、身分を隠し、男装して過ごすことになる条件付き(そうしないと不法侵入者として犯罪者として引き渡さないといけないため)で過ごすことになります。
その苦しい過程を30分という中に凝縮して描いているのですから、やはり編集能力と見せ方は一級品ですよ。見ていても30分経ったことがわからないくらい。もう終わりなのかと思わされるほど。
ただ、これは前期をしっかり見ている人だからこその感想。いきなりここから見る人がいたら、何が何だかわからない、もしかしたら彼女が主人公なのではと誤解されかねない。そう考えると、今からでも遅くはない。前期の放送を見てほしいです。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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