夏の新機種、今回からソフトバンクの機種紹介です。
2014年の春の新機種から新機種の発表会を行わないと言っていたソフトバンクが、今回急に新機種発表会を行うという方針転換を行いました。旧ソフトバンクだけでなく、ワイモバイル(旧イーモバイル・旧ウィルコム)の新機種発表も同時に行うようになったためと推測していますけれども、『iPhoneはアップルの商品だから商品紹介は必要ない』・『Androidの製品に差はない』と言っていたものの、結局は製品紹介の場を作らないと、売れないってことなんでしょうね。
あとは、ソフトバンクモバイルという会社はソフトバンクグループという会社に7月から変更となります。既にソフトバンクモバイルはソフトバンクテレコム・ソフトバンクBB・ワイモバイルと合併し、本来の携帯電話事業以外の分野に進出しているのが大きな要因です。まぁ、ここでは一貫して『ソフトバンク』と書いているので、どうでもいいと言えばどうでもいいわけで(爆)。
そのソフトバンクは、5/25にヤマダ電機の株をヤマダ電機が行う第三者割当増資でできた5%の株(227億6100万円)を引き受けることになりました。これでソフトバンクはヤマダ電機と業務提携を持つこととなります。その発表の後に行われた40店舗に及ぶ店舗リストラは、もしかすると第三者割当増資を引き出すための『いけにえ』にされたのかもしれません。
このことで、ヤマダ電機に行けば、率先してソフトバンク・ワイモバイルの商品を薦められる形になるばかりか、下手をすれば他キャリアの情報がソフトバンクやワイモバイルに漏れるのではないかという懸念も広がっています。できることなら、家電屋の販売は公平であってほしいと思うのですが、カネが絡むととたんに不均衡になるのが、世の常ですからねぇ・・・。
で、今回の新機種発表会も物議をかもした場面がありました。
今回発表した新機種は、スマホとタブレット(タブレットはワイモバイルから発売)のみだったからか、宮内謙社長は「(フィーチャーフォンは)出してはいくが、ガラケーやガラホを宣伝したいなんて全然思っていない」と、実質ガラケーの販売に対し消極的とも取れる発言をしました。しかしながら、その数日後のプレスリリースで、ちゃっかりガラケー2機種(しかも一つは、「今後積極的にスマホの比率を増やす」としていたシニア向けケータイ)を発表しています。首尾一貫していないのは、ソフトバンクの『お家芸』とも言えますが、社長の発言をここまで根こそぎ否定したのは、あまり例がないですわ(苦笑)。
とまぁ、トピックを語るだけでも、これだけネタが出てくるソフトバンク。よく事業をやっていけれるなと感心しきりです。
では、お待たせしました。今回はソニーとサムスン電子の機種紹介から。
①Xperia Z4 402SO
5.2インチフルHD TFT液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid5.0。モデルとなっている機種は海外モデルのXperia Z4。
アウトカメラが2070万画素・インカメラが510万画素(それぞれCMOS)が搭載し、下り最大165Mbps(東名阪。その他の地域は110Mbps)のキャリアアグリケーション・VoLTEに対応している。
個人的感想
この機種は、ドコモ・auの機種と同じではあるものの、ソフトバンク版の方が海外モデルに最も近く、特に外観ロゴは海外モデルのそれと同じである。
機能面ではソフトバンクの中でもいい機種になるので、高機能の機種が欲しい、iPhoneでは物足りなくなってきた・・・という方にオススメと言っていいだろう。
②Galaxy S6 edge 404SC
韓国のメーカーであるサムソン電子から発売される5.1インチのQHD有機EL液晶を搭載したストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid5.0で、32GBと64GBの2モデルが発売される。
おサイフケータイ・ワンセグ・フルセグを搭載し、4G LTEとSoftBank 4G(AXGP)に対応している。
個人的感想
この機種は、ドコモ・auの機種と同じではあるものの、ソフトバンク版の方が海外モデルに最も近く、特にカラーリングは海外モデルのそれと同じである。
この機種はVoLTE対応機種にはなっているものの、すぐにではなく、アップデートによる対応になるとのことなので、注意が必要。
次回はシャープのスマホ機種の紹介です。