ジーヴァース選手は、今年カイザースラウテルンから期限付き移籍で入団。急遽決まった入団のようで、カイザースラウテルンが財政危機に陥って急遽放出したという話もありましたし、岐阜のゴールマウスを守っていたビクトル選手が抜けてしまうという噂が終始付きまとっていたために獲得したのではないかという話もありました。この獲得には、ドイツサッカーの経験があった川原元樹元コーチ(先日契約満了になったため、元扱い)も絡んでいたのではないかと推測もしています。
いずれにしても、『孝行息子』だったので、ドイツの地元クラブに帰るのは、当然の成り行きなのではないかなと思っています。その部分を差っ引ても、24試合とJ2の1シーズンの過半数出場(ちなみに、初出場はアウェイのヴァンフォーレ甲府戦)して、実質ビクトル選手からポジションを奪っただけでなく、天皇杯でも出場しているので、大木元監督からも北野誠元監督からも一目置かれていたのかもしれません。日本になじむのに時間が掛かって、コミュニケーションで難ありとか言われていたのですけど、それでもキャッチングの上手さやビクトル選手に負けず劣らずの守備範囲の広さは評価すべきだと思います。
恐らく、カイザースラウテルンに復帰ということであれば、3部にいるチームの昇格のために戦うことになるでしょう。奇しくも今岐阜の置かれているポジションと一緒になりました(カイザースラウテルンは3部は2シーズン目にあたる)。2部そして1部復帰のために、日本での経験を生かして頑張ってほしいと思います。

