法務省が、日本で活動する2人の韓国人ゲーマーにビザを発行したことを明らかにしました。ビザを取得したのは、プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」に所属するEternalことハン・ギフン選手とCatchことユン・サンホ選手。
彼らが取得したビザは興行ビザ基準3号というもの。このビザは通称アスリートビザと呼ばれ、野球やサッカーといったプロスポーツ選手が日本に滞在するために取得するためのものなのだそうです。対象期間は、15日・3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の4種類あり、今回取得したのは6ヶ月になります。
実は、日本で就労するためのビザは、このアスリートビザ以外に、ワーキングホリデー・学生ビザでの資格外活動許可・就労ビザがありますけれども、ワーキングホリデーは審査基準が高く、学生ビザでの資格外活動許可はコスト面で高い、就労ビザは申請条件が厳しいとそれぞれに欠点がありました。
このビザを取得できたことで、日本eスポーツ連盟は、日本のプロeスポーツにとって大きな一歩になる歴史的かつ画期的な出来事だと評価し、日本のeスポーツがプロ化に向けて大変意義のあることと述べています。
ちなみに、eスポーツ選手にビザを与える流れは2013年にアメリカで始まっています。今後、他の国にも普及するものと思われます。特にオンラインゲームをはじめとするeスポーツが進んでいる韓国では、大会などを開く機会が多くなるでしょうから、この流れが顕著になるのではないのかと思います。

