2012年01月07日

まーた山岡君か

そう言って富井副部長から叱られるのが「美味しんぼ」に出てくる山岡士郎
いつもグータラなだけの新聞社社員(記者)ながら、食い物の見識だけは職場の東西新聞社では右に出るものはいないとされる人物。その実は、芸術家で美食家の海原雄山の実の息子だったというから、食へのこだわりという血筋は受け継がれてたんだなというのは、今回の件では蛇足ではありますが、何か。


しかし、表題のようなことを富井副部長がボヤくかのように国民も言いたくなる人物がいるわけで。
それが、2012年1月現在、国家公安委員会委員長兼内閣府特命担当大臣にもなっている山岡賢次衆議院議員(民主党)
かねてから問題発言や行動の多い議員で、以前にもブータン王族である国王と王妃が来日した際の晩さん会を欠席し、政治献金パーティーに参加して、与野党からフルボッコにされた経緯がある以外にも、マルチ商法の推進者としても知られる『グレーゾーン』な議員としても有名で、よくネトウヨ系の人々から袋叩きに合っている議員でもあります。


そんな山岡衆議院議員が新年早々またやらかしたわけで。

1/5に行われた内閣府職員の年頭の訓示の際、「ユーロは破たんするんじゃないかと内心思っている。そうなると中国のバブルも破裂する可能性がある」「金融・経済の大津波がやってくる」と発言しました。
『根拠のない』発言で政府の考えとも相違がある上、かつ津波という表現を数度繰り返したことで津波で犠牲者の出た地域の被災者心情にも欠く発言と言われています。

確かに、ユーロが破たんすれば、そうなる可能性は十分にあるわけで。ただ、それを起こさないにEU加盟諸国(特にドイツとフランス)が必死になってやってるわけですから、策のあるうちに政治家がこういう発言をするのは軽率だと取られかねないわけで。経済評論家が言うならともかく・・・。
それに、被災者への感情は配慮されたのかしらと思われ実際全ての発言がテレビの映像やラジオの音声に乗っかるわけではないので、何とも言えない部分はあるものの、繰り返し報道されることがすっぽ抜けていうのではないかと。まぁ、どうしても言葉を選ばなければならないのは大変なのはわかるし、過剰に反応しては・・・という気持ちもわかるが、失言癖の多い議員に関しては、この配慮をなさないと、いつまでたっても失言癖のひどい議員という『レッテル』(実際はレッテルではなく『限りなく事実』なのだが)を貼られるわけですよ。


ちなみに、マスコミの人達は『根拠のない』発言としていますが、根拠となる発言はあったわけで。
それは1/3にテレビ東京系で放送された「池上彰の世界を見に行く!」の中で、ギリシャの破たん(デフォルト)が起これば、中国の輸出産業に影響を与え、回りまわって日本の輸出産業やアメリカの経済にも影響を与える・・・という発言を池上さんがしているのです。これを山岡衆議院議員が見ていて、それをトレースしたのではないかと考えられます。
どちらにしても、ジャーナリストの人が発言しているだけなわけで、根拠としては乏しい(取材をして得た推論ではあるので、乏しいと片付けるのはいけないのですが)のはわかっているだろうに・・・


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)TrackBack(0)