その1回目は個人的に注目作になる「TARI TARI」です。富山のアニメ制作会社ピーエーワークスが制作しているオリジナル作品で神奈川県の江の島が舞台になっている青春群像劇です。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
江の島にある普通科と声楽科がある、とある高校。
そこには母を亡くしたことで声楽科から普通科に移った坂井和奏(わかな)、声楽部に所属しながらも1年前の失策を機に譜面めくりという閑職に追いやられている宮本来夏(こなつ)が、お互いに鬱積した日々を送っていた。
ある日、鬱積が積りに積もった来夏は思いの丈を顧問にぶつけるものの、なしのつぶて。そのため来夏は遂に声楽部を辞め、友人である沖田紗羽と共に合唱部を立ち上げることを考える。部立ち上げの最低条件である5人のメンバーを集めるために和奏に当たってみたものの、快い返事が得られず、前途は多難ではあるが・・・。
というふう。
注目の1回目は、後に合唱部のメンバーになるであろう5人の個性が上手いこと描かれた回でもありますね。それぞれ一クセ二クセがありそうなメンツを感じさせてくれました。特に面白かったのが、最後の場面。ある意味神掛った演出もあるのですが、来夏の歌で集まってくるというのが何ともすごいなと。
来夏と言えば、アクの強いキャラなの中で特にアクが強いなと。ある意味イタい子ですな(ニヤニヤ)。個人的には(この強烈さはインパクトも与えられるので)好きですね。
作中では、江の島の情景が詳細に描かれているだけでなく、合唱曲が♪リフレクティア(ピーエーワークスが関わった作品である「True Tears」オープニング主題歌)だったりだったりと小ネタの宝庫でもありましたね。飲んでたサイダーが「花咲くいろは」で出てくる柚子サイダーじゃなさそうなのが惜しむらくなところでもありますけれども、もしや・・・と思わせる仕込みがあるんじゃないかと期待させてくれます。
この作品、アメリカのドラマ「Glee」のような個性と個性のぶつかり合いで生じる青春群像劇になるんじゃないかと思っています。またピーエーワークスが関わった作品の曲が合唱曲になってくれれば面白くなるんじゃないかなと思っていたりもします。
この作品、奥が深くて面白いですわ。
放送局の詳細は、「続きを読む」にて。


