2023年12月19日

2024年のJリーグは、こうなる

2024年のJリーグの概要が決まりました。以下、カテゴリー別と共通するところを話していこうと思います。


まずはJ1。
これまで18チームでリーグ戦は行われてきましたが、2024年からは20チームで行われます20チーム体制はコロナ禍による特例措置(2020年は降格制度が採られなかった)を採られた2021年以来になります。またアジア・チャンピオンズリーグ・エリートの枠が3になるとのことです。
降格枠は3となり、18位・19位・20位が強制降格となります。チーム数は増えても、順位が変わるだけで、降格枠は変わらないようです。

お次はJ2。
これまで22チームでリーグ戦は行われてきましたが、2024年からは20チームで行われます2023年に60チームになったことで、リーグのチーム数の均等化を図ったことで、J2のチーム数が2つ減ることになります。20チーム体制になるのは、2011年以来23年ぶりになります。
昇格枠は3で、このうち自動昇格は2、残る1枠は3~6位のチームによる昇格プレーオフとなります。そして、これまで2だった降格枠が2024年から3になります。この降格枠に関しては全て自動降格になります。

最後はJ3。J3に関しては、2024年から大きく変わることになります。
チーム数は20と同じなのですけれども、2024年からは昇格枠が3になり、このうち自動昇格は2、残る1枠は3~6位のチームによる昇格プレーオフが始まります。恐らくJ2と同じレギュレーションで行われると思いますが、いよいよJ3でもプレーオフで昇格の決まる事態となりました。
一方でJFLの入れ替えは、1.5(最大2・最小0)になります。入れ替えの基準は以下のようになります。


①JFLでJ参入資格を持つチームが1位・2位に入った場合
J3の20位が強制降格、同じく19位がJ3・JFL入れ替え戦に進む。
②JFLでJ参入資格を持つチームが1位に入った場合
J3の20位が強制降格し、それより上の順位は残留。
③JFLでJ参入資格を持つチームが2位に入った場合
J3の20位がJ3・JFL入れ替え戦に進み、それより上の順位は残留。
④JFLでJ参入資格を持つチームが1位・2位以内に入らなかった場合
J3の19位・20位のチームも残留。


そしてJ1・J2・J3の共通事項。
まず、2024年は開幕戦が同じ日になりました。開幕は2/23で、J3は3月の開幕だったので、1ヶ月前倒しになります。終了時期は未定です。
続いて、J1の全てのチームとJ2の一部のチームが参加して行われたルヴァンカップに関しては、J2の全てのチームとJ3の全てのチームも参加する形になり、初戦はJ1の18・J2の19・J3の20の計57チームが10のグループに分け、一発勝負を繰り広げます。ここから上がってきた10チームが2回戦(ホーム&アウェイ方式)を戦い、5チームに絞られます準決勝以降は先述の5チームに加え、ACLを戦った3チームの計8チームでホーム&アウェイのトーナメント方式で戦い、優勝チームを決めます。
しかし、ルヴァンカップも参加することで、天皇杯は予選から出場するJ3は過密日程になることは間違いないでしょう。ますます選手のやり繰りが難しいカテゴリーになりそうです。

ちなみに、2024年から明治安田生命Jリーグは、明治安田Jリーグと名称変更されます。大きく変わるJリーグ、いったいどこが大きく躍進するのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2022年12月20日

野々村「どや、わかりやすいやろ(ニヤニヤ)?」

はい、わかりやすいです(棒読み)。


現在、J1が18・J2が22・J3が18のJリーグ。来年からは奈良クラブとFC大阪がJ3に参入するので、J1が18・J2が22・J3が20になるわけです。
そんなJリーグが来年から大きな転換を迎えることになりました。実際の大転換は2024年からなんですけど、来年にも大きな影響を受けるので、来年と記載した次第

実は、2024年から、J1・J2・J3全てが20チームずつという枠組みに変更されます。というのも、Jリーグの掲げる理念、「60クラブが、それぞれの地域で輝く」・「トップ層が、ナショナル(グローバル)コンテンツとして輝く」に基づいて、J1の価値を高めたいというのが大きな意味合いのようです。
その過程で、J3のタイトルマークデザインも変わり、今までは黒の縁取りで中心部が『J3』となっていたものが、J1・J2と同じものになり、縁取りの色が青に変わります。これに伴い、縁取りの色でリーグのカテゴライズがわかるようになりました(J1は赤・J2は緑)
さらに、ルヴァンカップ(Jリーグカップ)も見直しが計られ、J1・J2(J1は全18チーム、J2は2チーム)20チームの参加によるグループステージ→ノックアウト式決勝トーナメント(FIFAワールドカップと同じ)方式から、J1~J3による1回戦からのノックアウトトーナメント(天皇杯と同じ)方式に変更となります。組み合わせの仕方はわかりませんが、一番わかりやすく公平なのは、くじ引き方式になるのでしょうね。


さて、2024年からはJ1・J2・J3全てが20チームずつになるのですけれども、移行期間になる来年は、昇降格の仕組みも影響が出ます
今まではJ2への降格およびJ1への昇格が2.5枠(0.5枠は参入プレーオフによるもの)になっていましたけど、来年はJ2の降格は1のみに対し、J1への昇格は3になります。これは2024年に20チームずつに調整するための配慮ということですね。J2で1位・2位になったチームはストレートイン、同じく3位~6位のチームで昇格プレーオフを戦い、その勝者がJ1昇格になります。恐らく過去に行っていたものと同じ(3位×5位と4位×6位の勝者による決定戦)方式になると思われます。
そして全てが20チームずつになった2024年からは、J2への降格およびJ1への昇格・J3への降格及びJ2への昇格がそれぞれ3になります。このうち、J1への昇格とJ2への昇格は上位2チームがストレートイン、3位~6位になったチームで昇格プレーオフを戦い、その勝者がJ1ないしはJ2に昇格となります。一方でJ2およびJ3への降格は、全て自動となります。この全て自動というのが痛いし怖いね。今までは、最下位ないしはブービーにさえならなければ、参入プレーオフでワンチャン(特にそれがあったJ1では)という甘い気持ちが芽生えたんでしょうけど、再来年以降はその気持ちで挑むと痛い目に遭いそうです。


と、ここまでは全てJリーグでのお話まだJ3ではJFLとの入れ替え制度という仕様が決まっていません。こうなっているのも、JFL側で何も動きが出ていない(一番の理由は、FC神楽しまねの動向が継続審議になっている)からなんでしょうけど、早いこと決めないと、来年Jリーグ参入無しというふうにはできないでしょうし、Jリーグ側も急に入れ替えになりますでは、気持ちの整理も付きゃしない。一刻も早く決めて下さいね・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:57Comments(0)

2022年06月11日

839日ぶりに帰ってきた『日常』

今日、J1ではルヴァンカップのプレミアシリーズ進出を決めるプレーオフステージが開催されました。先週開催された第1戦との結果を合わせて、勝った方が8月に開催される準々決勝に進みます
しかし、この日一番重要だったのは、2020年2月23日に開催されたJ1およびJ2の開幕戦以来、約2年4ヶ月ぶりに声出しによる声援が行えるようになったこと。まだ運営検証対象試合というもので、鹿島アントラーズ×アビスパ福岡のみでの開催になり、声出しエリアの設置・周辺に座席の感覚を設けたり、緩衝帯の設置の義務・不織布マスクの装着義務・観客動員数の上限50%(声出し声援を行わない場合は同100%)という厳しい制限の下で行われたものの、声出しを行わない場合での動員がJ1の場合でもいまだ6割ほどとされていることから、賑わい創出と観客動員数が減ってもいいので声出しが行えることによる新規獲得を狙って、今回の措置を取ることに決めたのです。なお、主要スポーツの中では初めてになり、今後明日(6/12)開催されるJ2の東京ヴェルディ×いわてグルージャ盛岡がリーグ戦初の開催になります。その後、7月に開催されるJ1・J2の計6試合を経て、8月から声出し応援を行いたいクラブのみ開催を認める方向で調整中とのことです。

その時の映像をテレビやJリーグの公式ツイッターで見たのですけど、やはり声出し声援はクラップによる応援と比べても迫力が違うし、感激しましたね。やっと日常が、限定的ながらも戻ってきたのだなと。この間にサイレント応援を経ている過程やコロナの拡散に繋がるのではないかという声もあり、声出し声援は賛否両論あるのですけど、思ったのはチャントというのがチームの魂だと私自身は感じており、やはりそれが無いと何か身体の中から抜かれてしまっている感覚に陥るのです。クラップによる応援で何とか身体が保ててる、そんなふうに思うのです。もちろん静かな環境下で、選手・監督・スタッフ・審判の生の声が聞こえる試合の方が面白いという意見もわかります。でも、野球にしろバスケットボールにしろ、プロ・・・いやスポーツというのは声援があってこそ成り立つものなのだと痛感したのも、コロナ禍での試合観戦だったのです。声出し声援は、試合での迫力や印象を作り出す原動力だと思うのですよ。


いまだJ3やJリーグではないアマチュアサッカー、そして他のプロスポーツなどでの取り扱いは不透明ではありますが、この流れを受けて近日中に解禁になると信じたいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)

2019年02月20日

【柏】ルヴァンカップ行きという名の罰ゲーム【長崎】

昨日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場を掛けたプレーオフが開催されました。こちらは一発勝負のため、ホームであれアウェイであれ、気の抜けない戦いになります。その気の抜けない戦いを行ったのが、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島F.C。共にホームでオーストラリアのニューカッスル、タイのチェンライを迎えて戦いました。
鹿島に関しては、昨年王者の貫禄を見せ圧勝。対して広島は終盤までもつれ、PKで何とか勝利というふうになりました。

これにより、鹿島・広島のACL出場が決まったことで、同チームのJリーグYBCルヴァンカップ(以下ルヴァンカップ)予選免除となったと同時に、J2に落ちた下位2チームにルヴァンカップ参加が課せられたのです。今年の対象チームは、昨年J1で17位だった柏レイソルと同18位だったV・ファーレン長崎。大混戦の中、厳しい戦いを強いられたチームでもあります。


去年から、ルヴァンカップはJ2の何チームかの参加となりました。そのルールが初めて適用されたアルビレックス新潟とヴァンフォーレ甲府の2チームは、リーグ戦と天皇杯、そしてこのルヴァンカップと目まぐるしい戦いを強いられました。中でも甲府は、ルヴァンカップのグループリーグを突破したため、J2の42試合にルヴァンカップの9試合、そして天皇杯4試合の計55試合という超過密日程(J2で最も多かった試合数は2009年の51試合+天皇杯)となり、サッカーファンからは『罰ゲーム』と称されるようになりました。降格の際にのみ前年度均等配分金の80%を保障する「降格救済金」をもらっても割が合わないと考えている人が多かったからでしょう。


個人的には、この『罰ゲーム』が柏と長崎を苦しめるのではないのかなと思います。グループリーグだけで終わった新潟も、J2に慣れていないという面もあった後は思うんですけど、かなり苦労していましたからね。
柏は9年ぶりのJ2ですから、久しく来ていない点では甲府に似ています。恐らく甲府のように勝ち抜いて、超過密日程を過ごすことになることでしょう。そうなった場合、選手のターンオーバーなどが機能するのかという面が気掛かりです。失敗すれば、リーグ戦での自動昇格やプレーオフ進出もできないというふうになるやもしれません。
さらに窮地なのが長崎。監督が変わって・・・というのは柏と同じなものの、選手がベテラン頼みになっているように感じるのです。若手主体でルヴァンカップは挑むという考えなのかもしれませんが、一歩誤ればJ3行きになりかねません。こちらもターンオーバーに失敗した時どうなるか。そのあたりに注目でしょう。


今週末J2が開幕します。この2チームは、J1昇格候補として多くの人が推しているだけに、下手な戦いはできんのだけどねぇ・・・。『罰ゲーム』の渦に呑まれないか心配です、他のチームながら。


ヤマザキビスケット ルヴァン保存缶L 104枚
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Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)

2016年06月21日

ナビスコカップからルヴァンカップへ

現在ヤマザキナビスコカップとして行われているJリーグ(J1)カップ戦9月からナビスコ社からのライセンシーが無くなることでナビスコの称号が使えなくなるため、新名称がどうなるか注目されていました。


そして今日、Jリーグが「Jリーグヤマザキナビスコカップ」に変わる新名称を「JリーグYBCルヴァンカップ」(以下YBCルヴァンカップないしはルヴァンカップ)にし、今日から変更すると発表しました。
この新名称は、既に新名称を発表したヤマザキナビスコ側の意向を最大限に生かしただけでなく、新しい主力の商品になる名称を加えたものになっております。
なお、この中の『YBC』というのは、ヤマザキナビスコが9月以降に使う新名称「ヤマザキビスケット株式会社(YAMAZAKI BISCUITS COMPANY)」の略称。同じく「ルヴァン」というのは、「リッツ」に代わるヤマザキビスケットの主力商品で、角の落とした正方形の形をしており、発酵種で作られたクラッカーになっています。恐らく味は「リッツ」と同じ、もしくはそれ以上になっていることでしょう。


実は、この名称変更を提案したのは、他ならぬJリーグサイド。しかも村井満チェアマンが、ヤマザキナビスコが社運を賭ける一大事業なのだから、来年からではなく(会社の社名ロゴ・ブランドマークを変更すると発表した)今月から変更すればいいんじゃないのと言ったのだそうだ。渡りに船と思ったのか、ヤマザキナビスコ側も快諾だったらしい。


名称もロゴもオシャレになって、かつ青のカラーにはすがすがしさも併せ持ち、心機一転にしては満点以上のデキなのではと。8/31から始まる決勝トーナメントまでまだ時間はあるものの、話題性はバッチリなのでは。
名称の記録は途切れてしまうけれども、それ以上に得られるものがあるのなら、この早期変更は歓迎すべき事案でしょう。


ところで新商品の「ルヴァン」、「リッツ」にあたる「ルヴァン」、「プレミアム」にあたると思われる「ルヴァンクラシカル」がメインで展開されます。このシリーズの中には、オリジナル商品の「レモンパック」・「エントリー」が加わり、「YBCスタンドパック」として継続されます。この「YBCスタンドパック」には「ルヴァンチーズサンド」・「抹茶サンド」もラインナップとして入っております「YBCスタンドパック」で展開されている「ルヴァンチーズサンド」・「レモンパック」・「抹茶サンド」は「ハンディパック」や「リッツビッツサンド」に相当する「ミニシリーズ」でも販売されます。


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Posted by alexey_calvanov at 22:44Comments(0)TrackBack(0)