2024年09月24日

毎年恒例のJ3ライセンス交付の時間です

J3ボトムズがビクビクするJ3ライセンス交付の時間だよー(ニヤニヤ)。
今年は、JFLからJ参入を果たすチームが出てくるのではないかという状況なので、非常に気になる方々が多いと思います。何せ、Honda FCやソニー仙台FCといった『Jの門番』が結構苦しんでいる状況なので、今年ほどチャンスな状況はないですからねぇ・・・。


では、早速見ていきましょう。


今回交付申請をしたのは、新規申請の栃木シティFC、昨年は財務面で申請辞退をした高知ユナイテッドSC(2022年に2023年度のJ3ライセンス交付実績アリ)に加え、昨年もJ3ライセンスだったラインメール青森・クリアソン新宿・ヴィアティン三重・レイラック滋賀・ヴェルスパ大分の7クラブとなりました。なお、昨年はJ3ライセンスだったFC大阪は、今年はJ2ライセンスを申請(結果J2ライセンス取得)しています。
今日出た結果は、申請した7クラブ全てにJ3ライセンスが交付されました。財政面で最も懸念されていた高知も今回は無事交付された(恐らく財政面での懸念を払しょくできたのでしょう)ので、ひとまずJ参入の条件をクリアできたことになります。昨年は、そこで継続審議になって、10月・11月の理事会で審議に掛けられたんですよね・・・。

新規参入となった栃木Cは悲願のJライセンス取得となりました。
栃木Cは栃木ウーヴァ時代からJライセンス取得に動いており、当時は必須条件だったJリーグ百年構想クラブ(以下、百年構想クラブ)に加入していたものの、成績面でクリアできず、2017年には関東1部リーグに降格し、2019年に現名称に変更しても、関東リーグの層の厚さをクリアできず、もどかしい日々を過ごしていました。しかし、昨年関東1部リーグ2位ながらも、百年構想クラブの特権を使って全国地域サッカーチャンピオンズリーグに進出し、見事JFL復帰を果たしたのです。なお、栃木CはJFL復帰後に百年構想クラブを脱退しています。

また、今回も新宿は『施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性』で交付となりました。まぁ、これはJリーグの忖度なんだと毎度思っていますけど、他の東京23区のチーム(一番可能性があるのは、関東1部の東京23FC)がJFLに上がって来て、J3ライセンスを申請したら、どうなるんでしょうねぇ・・・。ただ、J3ライセンスがはく奪されても、新宿には百年構想クラブを持っているので、関東1部に再び落ちても、この特権を上手く活用できれば、早い段階で戻れる可能性はあるんだよね・・・。


話がかなり横道にそれました(苦笑)けど、今回の7クラブのJ3ライセンス交付に伴い、高知・栃木C・滋賀・三重にはJ参入の道が開けたことになります。この4クラブは、順位次第でJ参入ないしは入れ替え戦に進むことができるからですね。青森・V大分に関しては、J参入ないしは入れ替え戦に進める順位にいるものの、運営面(観客動員数)で問題が生じる可能性が高く、新宿に関しては成績面で今シーズンに関しては難しいでしょう。


いよいよ、地獄の釜の蓋が開く事態となりました。J2からJ3に落ちる時とはケタの違う事態です。この経験をしたのが、今はJ1にいるFC町田ゼルビア(当時はJ2からJFL)なんですよね・・・。
現状JFLに向かいそうなのが、いわてグルージャ盛岡ですけど、この1チームで終わるのかという懸念があります。そう、入れ替え戦枠ですな・・・。ここが混とんとし始めてきたので、結構ヤバいです。このあたりは、来月半ばあたりから逐一述べていくかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)

2024年05月11日

意外なところが躍り出た2024年前半のJFL

J3より少し遅くに始まって、1/3弱のところまで進んだJFLですが、今年はどんなふうになっているのでしょうか。早速見ていきましょう。なお、HFCはHonda FC、MFCはミネベアミツミFCになります。また◎はJ3ライセンス取得チームになります。


01位 高 知(21)+12
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 枚 方(16) +3
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 沖 縄(15) +6
04位 三 重(15) +4 ◎
05位 滋 賀(13) +6 ◎
06位 栃木C(13) +2
07位 HFC(12) +3
08位 V大分(11) +0 ◎
09位 ソニー(11) +0
10位 鈴 鹿(10) -2
11位 武蔵野(09) -1
12位 青 森(08) -1 ◎
13位 岡 崎(05) -3
14位 新 宿(05) -10 ◎
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 MFC(05) -13
=== 地 域 リ ー グ 入 れ 替 え ラ イ ン ===
16位 浦 安(04) -6


昨年7位になった高知ユナイテッドSCが首位に、昨年12位だったFCティアモ枚方が2位に、そして昨年入れ替え戦で何とか残留した沖縄SVが3位に就けています。


高知は、昨年天皇杯でジャイアントキリングを二度達成していることもあり、実力はあるんですね。ゆえに、今年はそれとスタートダッシュに成功して第7節まで無敗で突っ走っていました前節ヴェルスパ大分に負けたものの、まだまだ勢いは衰えていないと思われます。

枚方は、長年ガンバ大阪で活躍し、2019年から4年間枚方で選手生活を送った二川孝広さんが監督を務めています。昨年は監督としてはルーキーイヤーだったこともあってか、上手くいかなかったところが多かったようで、下から数えた方が早い格好になりました。ところが、今年は選手の補強が上手くいったのか、選手の特徴を掴めるようになったのか、上位に躍進しています。1点差ゲームをモノにしているのが大きいですね。

沖縄は、創設者の高原直泰さんが昨年で選手兼監督業を退いてから、上手くいくようになりました。今年から新たに就いた小野木玲監督が、アンダー世代監督やサッカースクールコーチながらも清水エスパルスで実績を積んでいたことが大きな糧になっていたのではないのかなと思います。また高原さんが代表業に専念できたことで、選手の個々の評価がしやすくなり、補強面でいい方向に向いたのかなと思います。


一方で、昨年のチャンピオンだったHonda FCが7位、昨年3位だったレイラック滋賀が5位、その滋賀のJ参入プレーオフ進出を阻んだブリオベッカ浦安が最下位に沈んでいます。

Honda FCは、ここ数年はスロースターターなチームだそうなので、まだ挽回の可能性がある。

滋賀もまだ5位なら慌てる順位ではないものの、補強面を昨年同様のレベルで行っているのに、この成績では少し心配になるのは、わからないでもないです。

問題なのは浦安で、どうも選手とコーチを引き抜かれてしまったようです。ここもスロースターターなチームらしいですけど、2年目に成績不振を叩き出しているので、この補強面での失敗が後々響かないのか心配ではあります。


なお、現状このままの状況で進めば、今年もJリーグ参入チームは無いように思えますけれども、Jリーグライセンスを申請すると思しきチームがちらほら出てくると思うので、まだわかりません。
現状J参入を目論んでいるのは、高知・枚方・沖縄・栃木シティFC・アトレチコ鈴鹿・浦安のようです。観客動員・財務状況・成績面など様々な足かせがあるのですけど、上位に躍り出て来れば、注目度が俄然上がります。今後は天皇杯で名を売るのもいい策になるのではないかと思います。リーグ戦と並行してやっていくのは大変ですが、ここで名を売れば、参入できなくとも多くのサポーターを得られるかもしれません。


次回の試合は、5/18・5/19になります。これが終わると6月まで試合がありません(先述の天皇杯の影響)。調子のいいチームはそれを維持するために、悪いチームは立て直しのために費やして、優勝ないしはJ参入を目指して頑張って頂きたいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 18:45Comments(0)

2023年11月28日

FC岐阜観戦記2023 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 野垣内俊、エフライン・リンタロウと山内彰

SOG03_091038先日、ヴィアティン三重×レイラック滋賀の試合を見に行ってきました。
JFL最終節になったこの日の試合、滋賀は2位に付けており、この試合に勝てば、J3にいるギラヴァンツ北九州との入れ替え戦に進める可能性を残していました(スタジアムに追加した照明が規定に当てはまるかの確認で問題無しと判断されるかは残っていましたが)。仮に負けても、対象チームのソニー仙台FC・ラインメール青森・ブリオベッカ浦安が負けてもいいというふうでした。
滋賀というチームが、どんなふうなのかを知りたかったのと、この目でJ参入に向けての第一歩を踏み出す姿が見てみたかったというのもあって、朝早くに名古屋を出て、桑名までやってきました。
ここからは三岐鉄道北勢線に乗り換えて、最寄りの東員駅に向かいます。三岐鉄道に関しては、後日語って行く予定です。なお、偶然なのか三重のラッピング車両でした。



SOG03_091049今回は、入場チケットと往復切符がセットされた「ヴィアティン三重観戦チケット付往復乗車券」を買いました。
もぎるための切れ目が入っていたものの、結局スタジアムではもぎらずにもらえてしまった(汗)。切符は中に2枚入っているのですけど、なぜか1枚目の切符は磁気が切れていた(泣)。今思えば、すごく縁起の悪い事態だったのではないかと。2枚目は、すんなり通れたのよね。



SOG03_094354最寄りの東員駅にて。
三重ののぼりが立っていますね。ここからヴィアティンロードというルートが用意されているそうですけど、基本的には公式サイトや先述の切符の地図を見ながらやって来るしかなかった(爆)。



SOG03_100304途中通った中部公園には、三重のポスターが貼ってありました。色褪せたのから新しいものまで様々です。


さて、三重は三重県桑名市・いなべ市・員弁郡東員町・桑名郡木曽岬町・三重郡菰野町・三重郡川越町・三重郡朝日町をホームタウンにしています。いわゆる北勢地方と呼ばれているところですね。過去には四日市市や亀山市もホームタウンでしたが、現在は撤退しています。

三重の起源は名古屋市中区大須にあり、ものづくり(ロボット製作)教室も行っていた専門店になります。そこでJリーグの関係者に出会ったことで、創業者の地元であった桑名市でサッカークラブを興したいという夢を実現させるために、三重が誕生したのです。

2012年に県3部からスタートした三重は、2013年にはJ参入に向けて戦力を強化するものの、先述のロボット教室がルーツだったために、Jリーグの勘違いなどで書類不備扱いとなり、Jリーグ参入とはなりませんでした
しかし、着実にステップアップを果たし、2015年には東海リーグ2部、2016年には同1部に進み、その年に全国社会人サッカー選手権3位入賞に伴って獲得した全国地域サッカーチャンピオンズリーグの出場権を活用し、2位になったことで、JFL昇格を果たしました。

2017年からJFLで戦っていますが、あと一歩のところでJ参入を果たせずにいます。


そして、三重のもう一つの特徴は、サッカー以外にもプロスポーツクラブを持っているという点でしょうか。アルビレックス新潟のようなクラブと言ってもいいのでしょうか。
三重は男子サッカーの他に、男子と女子のバレーボール、女子サッカーを持っています。



SOG03_100316また男子バスケットボールのチームも持っています男子サッカーを除けば、まだ2部や3部というレベルではあるものの、いつかはトップリーグに・・・と夢見て邁進しています。



SOG03_100206中部公園に着くと、今回の目的地であるLA・PITA東員スタジアム(東員町スポーツ公園陸上競技場)が見えてきました。



SOG03_100916木々に覆われているものの、メインスタンド側が見えてきました。


そういえば東員町は、平成の大合併でてっきり桑名市の一部になっていると思っていましたけど、今でも員弁郡東員町と独立した自治体なんですね。失礼しました。



SOG03_101430そんな三重に所属している元FC岐阜の選手といえば、野垣内俊選手です。
野垣内選手は2008年に特別指定選手として岐阜に入団し、翌年も岐阜でプレー。以降2016年まで8年間活躍しました。その間には岐阜の顔としても活躍したことも。
その後はヴァンラーレ八戸(2017年)を経て、三重に入団しています。ちなみに、野垣内選手は三重県四日市市出身。ホームタウンからは撤退しているものの、地元の選手であることは変わりません。

そして、もう一人がエフライン・リンタロウ選手。彼は一度三重に在籍していた出戻り組になるわけです。
エフライン選手は、2010年に柏レイソルに入団。しかし翌年に岐阜へ期限付き移籍となりました。その翌年(2012年)も当時JFLに所属していたブラウブリッツ秋田に期限付き移籍した後、2013年にはFC琉球へ完全移籍となりました。
ただ、JFLに所属していた2チームでは目立った活躍ができず、2014年に当時はヴィアティン桑名と名乗っていた三重に移籍したのです。当時は三重県1部に所属していましたが、そこで12得点の活躍を見せ、2015年には東北1部だったラインメール青森に移籍し、JFL昇格に貢献2017年には東海一部だった鈴鹿アンリミテッドFC(現在の鈴鹿ポイントゲッターズ)に移籍。こちらでもJFL昇格に貢献し、昇格初年度の2019年には得点王に輝いています
2022年にはFC大阪へ移籍したものの、J参入初年度だった2023年には1試合しか出場できず、8月に三重に期限付き移籍となって今に至ります。だから、のぼりが無かったんだ・・・。



SOG03_113358一方の滋賀にも、岐阜からやって来た選手がいます。山内彰選手です。2021年に特別指定選手で入団し、今年の7月に育成型期限付き移籍しました。もう弾幕があるんや・・・。
なお、この日は控えで登録されました。



SOG03_104428こちらは三重のマスコットであるヴィアくん。ライオンがモチーフになったものですが、お口見えない(苦笑)。



SOG03_110719ということで、選手バスをバックに荒ぶっている姿をパチリ(笑)。


ちなみに、ヴィアティンとはオランダ語で14を意味し、14番がサポーター番号になっています。創業者が参考のために行ったのがオランダのサッカークラブだったそうで、そこからこの番号を冠したチームにしようと思ったらしい。
12番以外がサポーター番号になっているのは、結構珍しいのでは?



SOG03_113316スタジアムを撮っておこうと思い、まずは滋賀側をパチリ。
元々は陸上競技場なので、トラックなどがあるんですけど、芝生席側は低いので、見やすいのかな。



SOG03_113521こちらは三重側。
1500ルクスに対応している照明塔が今年の3月に完成し、夏には薄暮(18時キックオフ)ながらもナイトマッチが行われました



SOG03_123349ただし、大型ビジョンが導入されていないため、写真のようにボードによる選手紹介となっています。ただ、文字の書かれた紙をシュリンクして貼れるようにした(アウェイ側がそうだった)ふうではなく、本格的な仕上がりのものになっていました。



SOG03_140731試合中に撮った滋賀のサポーター達。
滋賀は観客動員でも大丈夫なのかと言われていましたけど、この日は、芝生席側は200人か300人くらいは来ていたんじゃないかなと。スタンド席のアウェイ側はほぼ満員でしたからね。




今回は、JFL公式の配信から拝借しております。フルタイムで見られます。

SOG03_145322試合に関しては、J参入の掛かっている滋賀が前のめりで攻めてくる格好になり、それは想定外だと三重は思っていたのか、浮足立った格好となり、それが失点劇になってしまいました。
前半5分には、平尾壮選手のコーナーキックを三重の選手がクリアしたものの、平井駿介選手が頭で合わせてループを描くようなシュートとなり、それがキーパーの頭を越えて、ゴールマウス上部から入るという珍しいものに。さらに前半15分には、高い位置で滋賀がボールを奪い、三重の守備陣に崩されながらも放ったシュートは入らず・・・で終わらなかった。キーパーが弾いた球を角田駿選手が見逃さず、絶妙な力具合のシュートでねじ込んで、J参入への執念を見せてきました。
これにより滋賀は一気に0-2まで突き放し、三重に更なる揺さぶりを掛けようとしてきたものの、「2-0は危険なスコア」と言われるくらいに滋賀が徐々にそのプレッシャーに呑まれていきました
三重が裏を取る作戦に切り替えたことで、滋賀の守備に穴ができるようになり、前半29分に後方から一気に前方に裏を取るロングキックを蹴り出し、エフライン選手を経由して後方にいる菅野哲也選手に回したら、すかさず前方に駆け抜けていた田村翔太選手に鋭いワンタッチパスを回し、それに田村選手もワンタッチで呼応し、流し込む!相手キーパーを越えるシュートは、見事ゴールマウス真ん中に突き刺さり、反撃ののろしを上げます。思えば、この1点が利いてきましたね。

後半に入って、滋賀も追加点を挙げようと必死になっているものの、1点取って落ち着いた三重は堅実な守備を施して、滋賀の疲労とプレッシャーも合わさって、なかなか打ち破れなくなりました。そして、滋賀のプレーに煩雑なところが目立つようにもなってきて、三重はその隙を突かんと圧を掛けてきました
滋賀はほころびを見せながらも何とか耐えていたものの、最終盤の後半35(80)分に、滋賀の選手が三重の選手の足を掛けてしまい、ペナルティエリア内だったこともあり、滋賀はPKを与えてしまいます。これを三重の大竹将吾選手が決め、遂に追い付きます
この後、滋賀はもっと選手を投入してもよかったのですが、3回目の交代で山内彰選手だけを投入してしまったため、1回目・2回目も1人ずつだったことから、3人しか投入しないまま試合を進めていました。何ともったいないカードの切り方・・・。替えたくても替えられない滋賀のもどかしさを感じ取りながら、そのまま試合が終了。2-2の引き分けとなりました。



あのPKが非常にもったいなかったのもあるけど、裏を取ってきたあたりから守備を引くようにしない滋賀にも問題があったのかなぁ・・・。前のめりの戦略も悪くなかったんだけど、それなら後半から5人の交代枠をフルに使って進めるべきだったのではないかねぇ。監督の采配ミスと戦略ミスと2点取ってからの試合運びを完全に見誤った試合になったと思います。つくづくもったいない。この勢いなら、ギラヴァンツ北九州も結構苦しめられたんじゃないかなぁ・・・。

でも、滋賀は大健闘して、お客さんにも感動を届けられたのではないかと。来年は、もう少しだけ観客動員が増えるかもしれないけど、やはりこの強さを維持してナンボです。去年が地域リーグ降格寸前だったので、来年はそうならないことを願います。

三重は野垣内選手は元気だったけど、エフライン選手の気の短さには閉口相手が悪い・相手に対して不満があっても、けしかけちゃダメ。あれはカード止む無しだわ。レッドじゃなくてよかったとも。山内彰選手は終盤だけだったので、何とも言えませんが、半年J参入争いしているチームを見て、岐阜に必要なものが何かを感じ取って帰れるのなら、悪い移籍じゃなかったと思います。


さて、スタメシとかの紹介をまだしていないので、次回以降行いましょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)

2023年11月26日

アマチュアリーグがアツくなる11月 後編

今日、アマチュアリーグの雌雄が、ほぼ決することとなりました。


まずはJFLから。
試合開始前の順位は、Honda FCが首位に立ち、優勝を既に決めています2位はJ3ライセンスの継続審議中になっているレイラック滋賀で、3位は企業チームのソニー仙台FC4位にJ3ライセンスは取得しているものの、観客動員絡みで審議の掛かっているラインメール青森で、5位にJ3ライセンスを取得しなかったブリオベッカ浦安となっています。2位と3位は勝ち点43、4位と5位は勝ち点42とどちらも同じではあるものの、得失点差で順位が分かれている格好となっているのです(優勝したHonda FCは勝ち点50)


そんな中で迎えたJFLの最終節。2位の滋賀はヴィアティン三重と、3位のソニーはFCティアモ枚方と、4位の青森は鈴鹿ポイントゲッターズと、5位の浦安はFCマルヤス岡崎とそれぞれ戦い、全てアウェイゲームになりました。
結果は、ソニーと青森は枚方と鈴鹿に負け、滋賀は三重に引き分けとなりました。一方で、浦安は岡崎に勝ち、最終的な順位は以下のようになりました(◎はJ3ライセンス取得、△はJ3ライセンス継続審議中、×はJ3ライセンス未交付ないしは企業チーム)。


1位 HFC(53)+25 ×
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
2位 浦 安(45)+7 ×
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
3位 滋 賀(44)+10 △
4位 ソニー(43)+6 ◎
5位 青 森(42)+6 ×


ということで、滋賀が引き分けたことで3位に転落し、ソニーと青森は負けたことで4位と5位にそれぞれ転落唯一勝った浦安が2位に一気に滑り込むようにジャンプアップしたことで、ライセンス無しのチームがワンツーフィニッシュとなりました。同時に、J3最下位に沈んでいるギラヴァンツ北九州に課せられる予定だった入れ替え戦は行われないことにもなりました。つまり、北九州のJリーグ残留が決まったのです。
ちなみに、三重×滋賀の試合は見に行ってきたので、後日その模様を書いていこうかと思います。非常に惜しい展開だったということだけは言っておきます。


そして、JFLへの昇格を掛けた全国地域サッカーチャンピオンズリーグは、11/22から栃木県宇都宮市にある栃木県グリーンスタジアムで開催しており、今日が最終日でした。

11/22・11/24・11/26と1日おきで開催されている決勝ラウンドは、第1節ではVONDS市原FCがジョイフル本田つくばFCに、福山シティFCが栃木シティFCにそれぞれ勝ったものの、第2節では栃木Cが市原に、つくばが福山に勝ったため、勝ち点3で横並びになり、得失点差で順位の付く格好となりました。しかし得失点差でもつくばが+1、栃木Cと市原がそれぞれ0、福山が-1となったため、栃木Cと市原は総得点の多い栃木Cが2位、市原が3位となるものすごく競った展開になっていました。
そんな中で迎えた最終節、3位に就けていた市原が最下位の福山に2-0で勝利、1位に就けていたつくばが2位の栃木Cに0-4で敗れたため、最終的な順位は、以下のようになりました。


1位 栃木C(6)+4
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
2位 市 原(6)+2
=== JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン ===
3位 つくば(3)-3
4位 福 山(3)-3


午前の試合で首位に立った市原でしたけど、午後の試合で4点取った栃木Cが市原をかわし、JFLへの自動昇格(前身の栃木ウーヴァFCから数えると6年ぶりのJFL復帰。栃木Cとしては初のJFL昇格)をゲットし、市原が既にJFL最下位の決まっていた沖縄SVとの入れ替え戦に回ることになりました。3位のつくばと4位の福山は勝ち点だけでなく得失点差も同じだったため、第2節の結果が考慮され、つくばが上位になりました。


やはり、栃木Cは宇都宮市での開催(栃木Cのホームは栃木市)だったとはいえ、地元での開催になったことが昇格への大きな要因になったのではないかと。2位・3位が関東リーグのチームだったのも、比較的近い関東圏での開催だったからというのも要因だったのではと。距離が近いので移動も楽だったのではないかと。その点では初めての参戦であるというのと中国地方からの遠征になるので、天皇杯の経験があるとはいえ、長距離の移動には不慣れだったのではないかと。
それに加え、栃木Cは田中パウロ純一選手を始め、元Jリーガーを揃えていたのも大きな要因だったのではないかと。地域リーグでは、まだまだJリーガーの活躍が期待できそう・・・かな?こればっかりは、チームによっては、上手くいってないところもあるので。


これによって、残った昇格・残留争いは、先述の沖縄×市原の入れ替え戦のみとなりました。入れ替え戦は沖縄主催となり、会場はタピック県総ひやごんスタジアムでの一発勝負となりました。しかも90分(前後半45分)で引き分けの場合は、30分(前後半15分)の延長戦に。それでも決着がつかない場合はPKによる決着となるとのことなので、かなりプレッシャーのかかる試合になるかもしれません。ただ、去年行われたFC刈谷×クリアソン新宿の試合は、新宿が刈谷を蹂躙していたので、全くもってわからないのが入れ替え戦ですわ(苦笑)。


沖縄が生き残るのか、市原が初のJFL昇格になるのか。試合は12/3の午後1時に行われます。


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Posted by alexey_calvanov at 20:10Comments(0)

2023年10月23日

【JFL】Jリーグに来れるのか、門番が立ちはだかるのか【2023】

J参入のレギュレーションが変わって初年度になるJFLも終盤戦になってきました。残り4ないしは5試合になった中でも、まだ決まりそうにないのは、J3とよく似た状況なのかもしれません。


早速見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合で、HFCはHonda FC、仙台はソニー仙台FCになります。また、◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、△は参入申請のあるチーム(いわゆるライセンス待ち)、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチームになります。


01位 HFC(43)+19 ④
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 仙 台(39)+11 ⑤
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 青 森(36)+6 ⑤ ◎
04位 滋 賀(36)+5 ④
05位 浦 安(35)+2 ⑤


これより下の順位(ライセンス持ちだとクリアソン新宿とヴィアティン三重、そしてライセンス継続審議中の高知ユナイテッドSC)もJ参入を狙えなくもないですけど、残り試合を考えると、この5チームに絞られるでしょうね。


残り全勝した場合、1位のHonda FCを越えるチームは無いので、基本的にHonda FCが優勝確実といえるでしょう。となると、2位に入れるか否かになってきます。

現状の2位はソニーなので、このままで行けば、実業団チームのワンツーフィニッシュになります。ところが、現状ライセンス持ちのラインメール青森が勝ち点差3で追いすがっているため、まだわからない。同じ勝ち点3差のレイラック滋賀も対象ではあるのですが、残り試合を考えると青森優勢と思っています。
実は、これまでのJ参入基準でいくと、青森と滋賀の参入は不可という扱いになるのではないかと思われます。しかし、今年から導入された新基準では、観客動員は努力義務になったので、1試合平均2000人集めないといけない無茶はしなくていいとも言えるわけです。それがコロナ前に決まっていたら、東京武蔵野ユナイテッドFCもJ参入・・・できた後が地獄か(苦笑)。
それでも観客動員がかなり厳しい青森と滋賀がすんなり参入できるのかと言われると苦しいのかな・・・。そのあたりはJリーグの裁量に掛かってきますが、いかに。

なお、ブリオベッカ浦安が飛び込んでくると、ライセンス持ちでは無いので、Honda FC・ソニーの時と同じ結果になります。


地域リーグとの入れ替え戦枠は、沖縄SVでほぼ確定になってしまったかなぁ・・・。このあたりもギラヴァンツ北九州が確定になってしまった感があるJ3と似ているとは、何とも皮肉


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)

2023年05月30日

【2023】J3とJFLの順位を見てみよう【入れ替え】

丁度J3は全日程(全38試合)の1/4ほど、JFLは同じく(全28試合)1/3が過ぎました。一度、順位を見てみましょう。とはいっても、どちらも団子レースなので、順位を書き出すとエライことになりますから、かいつまんで・・・(括弧書きのプラス・マイナスは、得失点差)


まずJ3の上位陣は、トップが鹿児島ユナイテッドFCで勝ち点21(+7)、2位がAC長野パルセイロで同じく20(+7)、3位がカターレ富山で同じく20(+6)になっています。
昇格本命とされていた松本山雅FCは9位で勝ち点15(+1)と不振にあえいでいます。直近5試合でわずか1勝しかしておらず、やはり信州ダービーの敗戦が響いているのかなと。いわてグルージャ盛岡も11位で勝ち点14(+2)と振るわず、苦戦しているようです。

一方で、残留争いは現状3チームが目立つ格好になり、18位がFC琉球で勝ち点11(-5)、19位がSC相模原で同じく9(-3)、最下位がギラヴァンツ北九州で同じく6(-7)となっています。
琉球に関しては、監督交代が施されたものの、まだ上昇のきっかけを掴めない状況ですが、上位との勝ち点は1なので、一つ勝てば上向きになる可能性は十分あります。むしろ一つ勝っても上向けないのが相模原と北九州で、共に新監督を迎えたチームでもあります。
相模原に関しては、監督経験が乏しく(アマチュア(大学)チームの監督を1年務めたのみ)、コーチ陣もヘッドコーチ以外は恐らく実戦をまだ積んでいないのかなと思えるので、暗中模索といった感じでしょうか。
北九州に関しては、百戦錬磨の田坂和昭監督・北九州でコーチ経験もある長島裕明ヘッドコーチが勤めてるにもかかわらず、直近5試合1分4敗と惨憺(さんたん)たる成績。どうしてもうなった・・・。もしや、レトルトカレーの呪い(汗)?それとも、船頭多くして船山に上るなのか。もしかすると監督交代があるかもしれないなぁ・・・。
とりあえず、最下位のみが強制入れ替え、19位が入れ替え戦を行う格好になる(JFLのチーム1位・2位が参入資格を有する場合)ので、とにかく最下位にならないように戦い抜くしかないのよね・・・。


JFLに関しても団子レースとなっており、1位がレイラック滋賀(旧MIOびわこ滋賀)で勝ち点17(+6)、2位がソニー仙台FCで勝ち点15(+3)となっています。現状共にJリーグライセンスを所有していませんが、ソニー仙台は企業チームなので、Jリーグ参入の可能性は無いでしょう。問題は滋賀で、10年以上前から百年構想クラブへの申請を行い、受理されていない状況が続いています。今年チーム名を変えたので、改めてライセンス申請を行うことになるのでしょうけど、今年国体が行われるということで新規に作られた平和堂HATOスタジアムで申請することになると思います。このスタジアムはJリーグのライセンスを取得できる条件を満たしているとされるので、残り財務状況や観客動員などで問題無ければ、一気にJリーグ参入となるでしょう。
なお、J3ライセンス取得チームの状況はというと、ラインメール青森が3位で勝ち点14(+3)、ヴェルスパ大分が4位で勝ち点14(-1)、高知ユナイテッドSCが7位で勝ち点12(+3)、ヴィアティン三重が12位で勝ち点10(+5)となっています。

一方の残留争いは、13位がFCマルヤス岡崎で勝ち点9(-4)、14位が沖縄SVで勝ち点7(-6)、最下位がブリオベッカ浦安で勝ち点3(-9)となっています。先述の通り団子レースなので、まだ何とも言えないのですが、浦安だけ危機的状況になっているのはJ3と同じかも。岡崎と沖縄はまだ踏ん張れる状況かなと思いますね。引きずられないことを祈るのみです。なお、こちらは基本的には最下位は全国地域チャンピオンズリーグ2位との入れ替え戦に進みます(状況により変わる場合アリ)


まだ半分も試合が進んでいないので、大きく変わる可能性も十分あります。とにかく今はひとつでも多く勝ち点を積み上げる時期だと思いますけど、早く膿を出さないといけないチームは、素早い処置が必要となってくるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)