ところで、土性選手が準決勝の時にスウェーデンの選手と戦っていた際、何か人形のようなものをセコンドが投げ込んでいたのに気付いたでしょうか。このレスリングでは、異議を申し立てる時には人形を投げているのです。
これはチャレンジという制度で、最近ではバレーボールやテニスでも行われるようになったので、お馴染みになっているかと。競技により回数が違いますけれども、レスリングの場合は行使できるのが2回まで、失敗の場合のみ相手チームにポイントが1点入る形になります。
で、投げ込まれている人形が、何とオリンピックのマスコット「ヴィニシウス」!
・・・あわれ、オリンピックのマスコットなのに、異議申し立てのために思いっきり投げ込まれるのでありました(苦笑)。ニコニコしながらも身体張ってますなぁ(爆)。
実は、レスリングのチャレンジのルール上、柔らかいもの(柔軟)であれば何でもいいそうなんです。ゆえに、日本国内の大会では四角いスポンジ(発泡スチロールにカッティングシートを貼ったもの)でチャレンジを行使するのだそうです。
その他、世界大会によってはドラえもんやアングリーバードの人形が投げ込まれるなど、その作品の好きな人が見たら卒倒しそうな場面ですが、何だか真剣な協議中に微笑ましくなるのは何でだろう(ニヤニヤ)。

