東海道新幹線で行われているワゴン販売は、弁当・飲み物・アイスクリームが有名ですけど、お土産を売っていたり、Wedge(ウエッジ)という雑誌も販売しているんですね。
多客期には、なかなか来ない(あまり混んでいない時でもなかなか来ない(苦笑))、値段が高い、よく売り切れるというデメリットはあるものの、急いで乗ってご飯を買いたい・同じく土産を用意したい時に非常に重宝しているんですよね。中でも名物になっている「シンカンセンスゴイカタイアイス」(通称)は、新幹線の車内で溶けるのを待って食べるという変わり種でもあります(車内に持ち込んでも溶けないようにするために空気の密度を減らしたものらしい)。
車内販売終了の理由は、駅周辺店舗の品揃えの充実・飲食の車内への持ち込みの増加・静粛な車内環境を求める意見・将来にわたる労働力不足への対応などがあるそうです。
駅周辺にはベルマートのようなコンビニができましたし、弁当だけならもっと充実している。自販機だってあるしねぇ。それらがあることで車内に持ち込むことが増えたし、駅に来る前にコンビニに寄って買って来る人もいるし。それどころか、最近は飲食でも怪訝な顔つきをされるので、厳粛さを求めているというのもわからんでもない。労働力不足は言わずもがなで、なかなか来ないのもそれが理由なのかも。
ただ、全て終了になるのかというとそうではなく、JR西日本のエリアになる山陽新幹線は、のぞみでは継続になります。東海道新幹線でもグリーン車(のぞみ・ひかりのみ)に限っては、11月よりQRコードで食事や飲み物を注文すれば、パーサーが席まで届けてくれる「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」を始めるとのこと。エグゼクティブな車両を生かしてのサービスになるのでしょうけど、指定席や自由席には未定なのよね・・・(JR東海のことだから、たぶんやらない(ギャハ))。
そして、今までワゴン販売で売られていて人気だったドリップコーヒーや「シンカンセンスゴイカタイアイス」は、のぞみ停車駅ホームにある自販機で販売されるとのこと。時間に余裕がある時ならいいけど、時間に余裕が無い時とか多客期で並んでいる時には買えないよねぇ・・・。そうなると、やはり車内で買えるようにしてほしい。ワゴンが無理なら自販機やドリップコーヒーの機械を車内に置いてほしいなぁ。

