2023年12月17日

スピードを上げたら

来年(2024年)のダイヤ改正がJRグループから発表されましたけど、JR東海の在来線の中で中央西線が大きな話題になっています。
というのも、最高速度が110km/hだったのを130km/hに引き上げると発表したからです。これは、特急しなのと同じになったはず。どうしてこうなったのでしょうか。


最大の理由は、昨年導入された315系。315系は元々211系の置き換え車両という位置付けだったのですけど、その置き換え(同時に313系の移籍)が完了したんですね。一体いつの間に・・・と思うくらいの素早さ(笑)。JR東海の仕事の早さに驚かされます。
これに伴い、最高時速のバラツキが無くなることになり、最高時速を130km/hに統一できるようになったんですね。ただ、今回初めて130km/hになったわけではなく、過去走っていたセントラルライナーも130km/hだったので、事実上の復活になるわけです。


しかし、スピードを上げたことに伴う引き替えと代償もまた大きいものに。
まず引き替えでいくと、これまで普通と快速しかなかった種別に区間快速が加わることになりました。ただし、新しく走らせるというふうではなく、快速だった種別を区間快速に置き換えるというふうになるんですね。
この区間快速は、今まで快速では停まらなかった4駅のうち、新守山と神領の2駅を停車駅にするというものに。これに伴い、定光寺と古虎渓の2駅が普通のみの停車になります。このうち定光寺はイベントで快速が臨時停車することもあったので、古虎渓のみが普通しか停まらない駅になってしまいますね。
今回新たに登場する区間快速は日中(11時~14時の昼間帯)に設定されるそうです。これは便利になるかな・・・と思ったところでの代償の話に。

先述の日中に走る列車は、8本/時間だったものの、今回のダイヤ改正で6本/時間と2本減便になるんですね。これは区間快速でできる限り多くの停車駅を設ける代わりに、本数を減らしてコスト削減・・・というふうなのでしょう。幸か不幸か、普通だけしか停まらない定光寺と古虎渓は乗降者数の少ない駅で、新守山と神領、特に神領は普通しか停まらないのに1万以上の乗降者数があるとのことで、かねてから快速停車を求めていたそうです。なので、今回のダイヤ改正で、そのリクエストに応えたとも言えます。

さらに、今回の130km/h化で、名古屋~多治見で平均1分、名古屋~中津川で平均3分の短縮を図れるとのことですが、区間快速の導入によって、その実力を発揮するのは、少なくとも愛知県内ではできないかもしれません(快速はそれなりの効果があると思われ)。ただ、駅間の多い多治見以降では、その実力をいかんなく発揮するでしょうね。
関東圏の常磐線・関西圏の東海道本線ほどではないにせよ、数分の短縮は大きなメリットになるのではないかと思われます。名古屋~中津川は1時間20分前後(最短1時間16分)掛かるのですけど、それが少しでも短くなれば、通勤時間の苦痛も減るわけですから。本来なら、更なる快速化を図る意味で、多治見以降でも普通のみしか停まらない駅を設けてもいいのでしょうけど、しなのとの区別が付かないのと、本数が少ないということで行われないんでしょうね。


個人的には、東海道本線(それに閉口する形で武豊線)の車両も統一化して、130km/hにしてしまえば、線形のいい路線で、途中停車駅も少ないことを考えれば、かなり早くなるんじゃないですかねぇ。問題なのは、貨物列車と特急(ひだ・しらさぎ)になるんでしょうけど、本数はそんなに多くないし、一部区間では旅客と貨物のレールは分離されているので、できないことはないんじゃかなぁ・・・(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 20:00Comments(0)

2022年08月13日

さらに大回りの旅をしてきた 前編

以前、飯田線を利用した大回りの旅を行っていますが、名古屋から東側に大回りの旅を行えるのは、飯田線だけではないのです。今回はそのルートの一つ、身延線を利用した大回りの旅に行ってきたので、その話をば。


今回のルートは、最寄り駅→中津川駅→塩尻駅→甲府駅→富士駅→最寄り駅となります。このうち、富士駅から最寄り駅までは何ヶ所か乗り換えを行うことになるのですけど、そのあたりは後日お話していきましょうか。
・・・まぁ、『旅』と言ってますけど、ほぼ乗り換えの時間にいそいそとご飯を食べるくらいのレベルのものですわ(爆)。


最初の中央西線のルートは、ほぼいつもの感じなので、取り立て書くようなことは無い。廃車間近の211系の轟音うなる車内でのんびりしておりました。
中津川駅に着くと、信濃路を抜ける列車に乗り換え。ロングシートだったのが、一旦(転換)クロスシートと呼ばれる正面ないしは背面を向く席に切り替わります。・・・とはいえ、席がほとんど開いていなかったので、優先席に何とか座る優先席はロングシートなので、またロングシートとも言える(苦笑)。


SOG03_094651そうしてやって来た塩尻駅。ここで中央東線に乗り換えます。14分の待ち時間があったので、ここいらで遅い朝食としましょうか。

行くところは、いつもの場所、そば処 桔梗何とか駅ナカ側の席を確保でき、頂いたのが「信州限定 もりそば」。信州限定と書いてあるけど、このお店でしか食べられないという意味ではないと思うの。
なお、数少ない冷しそばメニューになるのですが、もりそばとざるそばの区別は未だつかない(ギャハ)。



のどごしのいいもっちり麺は、冷たくなっても変わらない。いや、さらに存在感を増したのかな。つゆの味わいは、キリっとした江戸そば風かしら。でも、できればわさびが欲しかったなぁ、信州だけに・・・とボヤきたくなったのは内緒だ。


SOG03_095150まだ時間があったので、水分補給も兼ねて「信州韃靼そば茶」を買ってみた地元のそばの実をフル活用したお茶です。
このお茶はJR東日本のacureブランドの自販機で販売しており、販売元はハルナプロデュース、製造元はサーブビバレッジになります。



そば茶を飲むの初めてなんですけど、結構クセのある味なのね。そばの風味が強く、飲んだ時に緑茶や紅茶のような爽やかさを感じにくい。爽やかとはうたってるんだけど、焙じ過ぎじゃないのかなと思う次第。少し後味が残るので、正直好みの問題になるのかな。


SOG03_095517さて、14分待ってやって来た列車。また211系ですか。
この211系、以前に乗った飯田線にも乗り込んだり、中央西線の中津川駅まで行くのも少数ながらあったりと、関東甲信圏のJRでは現役バリバリでまだまだ活躍しています。ホントに廃車間近なのと思うくらいに。



SOG03_095521その211系の行き先が、高尾
・・・高尾ってどこだよと思って調べたら、やっぱり東京都にある高尾だった(爆)。
この列車、長野駅から高尾駅まで走るトンデモ列車でもある(汗)。



今回乗った211系はロングシートオンリーのヤツでしたけど、一部車両にボックスシート(クロスシート)になっているのもあるそうなので、ロングシートが苦手な人は、運行スケジュールを調べて乗ってみてはいかがでしょうか。私はロングシートでも苦にしない人ですけどね。


この後は、山梨県に至り、甲府駅で乗り換えとなるのですが、そのあたりは次回に回します。


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Posted by alexey_calvanov at 20:00Comments(0)

2022年04月22日

315系の乗車レポート

3月から運航開始された315系。現状、中央本線のみの運行となっているものの、将来的にはJR東海の主力車両として在来線(電化区間)を縦横無尽に走ることになるでしょう。
そんな315系、3月中に乗れたのは乗れたのですが、書く暇なかった(ギャハ)。ゆえに、もう何回か乗っている中ですけど、気になったことを書いていきましょう。


まず、音ですけど、静かな方ですね。今までの中央本線の列車が結構音がしていた(特に211系(笑))。この静けさは、後述する事情にも繋がります。

車内に関しては、中に入るとそんなに暗くないけど、心なしかLEDのせいか少し暗いようにも思える。外から見ると顕著で、UV加工されているせいか暗く見えるんですよね。さらに言うと、プライバシー加工も兼ねているんじゃないかと思うくらい、車内が覗きにくくなっています

座席は、皆結構言ってましたが、硬いんじゃないかというふう。確かに現行車両と比べると少し硬いですけど、経年で少しずつ柔らかくなってくるんじゃないかと思います。座席幅が少々広がったということらしいですけど、その点は鈍感なのでわかりません(笑)。


SSOG03_180600今回の新車両導入で大きく変わった点の一つ、大型液晶が導入されたことでしょうか。
この大型液晶は、地下鉄・名鉄に次ぐものなので、普段見慣れている方々だと新鮮味としては薄いんでしょうけど、中央本線は、名鉄にも地下鉄にも被る部分が少ないので、基本的に初となる方々が多いのではないかと思います。
内容としては地下鉄・名鉄で導入されているそれらとほぼ同じ。路線案内と次の停車駅案内および駅構内の案内が基本となります。遅れの案内をするのは、名古屋圏の鉄道では初になるのではないのでしょうか。
写真のように、中央本線の中津川まで行く快速が、案外快速じゃないことが一目でわかるようになった(笑)。パスするの4駅だけやん(泣)。



最後に、この変革が一番大きかった。新車両のみですが、自動音声案内によるアナウンスが入るようになりました。先述の音の静かさも手伝って、結構クリアに聞こえます。なお、まだ車掌の案内もありますが、それも心なしか聞きやすくなったのかな。
日本語と英語の案内が声優さんによる案内になってくれたので、非常にわかりやすくなりましたこれまでは、ご存じの通り車掌によるアナウンスなので、クオリティにばらつきがあり、特に英語のアナウンスが酷い
いまだ現行車両はシステムの関係で、自動音声案内は詰めないそうですが、早くこの点だけは何とかしてほしい・・・と思っていたので、一歩前進かなと思います。


やはり315系は、現行車両の悪い部分を大きく改良したんだなというのが目にわかるくらいに進化しています。特に大型液晶画面と音声音声案内の導入は、目と耳で大きく改良された部分だと思います。徐々に他の路線にも導入されると思いますので、楽しみにお待ち下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:48Comments(0)

2021年12月28日

【実は】時計回りで大回り【2度目】

今日、中央本線と飯田線を経由した大回りの旅に行ってきました。
・・・以前行ったんじゃないかって?そうです、確かに行ってきましたよ。でも、その時は反時計回りでの旅今回は時計回りでの旅なんです。
どういうルートなのかというと、最寄り駅から中央本線に乗って塩尻駅まで。そこから乗り換えで岡谷駅まで乗って行き、そこで飯田線(岡谷~豊橋)に乗り換え、完乗豊橋駅で最寄り駅まで帰るというものです。実は、表題の通り、何年か前に一度試みたものの、降りてはいけないところで降りてしまい、失敗した経緯があります(ゴルフ大会の客に釣られたんだよな・・・)


SHV47_1969昨日は名古屋でも大雪になったものの、家を出た時には、昨日本当に2cm積もったのと言いたくなるくらい、雪は全く溶けて無くなっていました
しかし、中央本線で東濃方面に向かうと、まだまだ雪が残っていました中津川駅で松本行きの列車に乗り換えないといけなかったのですけど、そちらの方は、塩尻や岡谷といった都市部や一部の地域を除いて、根雪となって残っていた感じでした。



SHV47_1970そして、塩尻駅で乗り換え。
10分強乗り換えまで時間があったので、駅そばをすすろうと画策。駅構内にある、そば処 桔梗に。以前、「安曇野葉わさびそば」を食べたあの場所です。今回は「かき揚げ山菜そば」をチョイス。



ここは、そばの風味が立っていて、つゆもキリっとしたものながらも、濃過ぎない山菜も美味いねぇ・・・。ここは何でも美味いから、ざるそばとかを食べてみたいんだけど、夏に行く機会が無いのよ。


SHV47_197110分ほどの乗り継ぎ待ちを経て、高尾行きの列車に乗って、岡谷駅に。
・・・高尾って、あの高尾だよな?高尾山のある高尾、東京都八王子市にある高尾駅のことだよな!?どんだけ長距離走ってんねん!?
今回乗れなかったけど、岡谷(最高で上諏訪)~豊橋も大概だし、この高尾行きも大概だわ。しかも、長野から来ているらしい(その逆もあり)都心(東京23区)を走っていないとはいえ、この長距離列車を完乗する人は、本当にすごいわ・・・。


話が相当逸れてしまったので、本題に。
写真のものは、御柱祭りの縄7年に一度、もみの木に縛り付けるものです。ちなみに、次回の御柱祭りは、来年(2022年)だったりする。



SHV47_1974岡谷駅では先程の3倍近い時間を待つことになったのですけど、これくらいの時間なら・・・と思い、岡谷駅前にあるララオカヤに。
以前来た時とは違い、ほとんどの店が移転などでほぼもぬけの殻。そんな中で残っていた、これまた以前に食べようか再三迷って食べなかったうなぎ屋に。
清水屋といううなぎと佃煮(ちりめん以外にも鯉やイナゴといった、長野県らしいものも)を取り扱う店。もう来年以降、このテナントが残っているか怪しい状況になっていたので、せめてもの・・・と思って、うなぎ弁当を買うことにしたのです。
前にも書きましたけど、冬が本当の旬なんですよ、うなぎって



SHV47_1976そして、これがうなぎ弁当。並なんですけど、うなぎは大きいし、ご飯も店の主人が、ちょっと多めにしてやれとか心遣いを見せてくれたものです。そんなこと言われたら、来年また絶対行かないかんじゃん・・・(泣)。2000円するけど、その心遣いを見てしまったら、とんでもなく安いよ。



本当にお金を出して買って食べた甲斐がありました。
うなぎの身は柔らかいのに、外はしっかり焼かれていて、パリっとしています。たれが無くとも、たれを掛けても、どちらも美味しい。たれを掛ければ、たれのほんのり甘い味わいが、うなぎの味の濃さを控え目にしてくれます。逆に、無ければ無いで、うなぎの脂の美味さを味わえます


SHV47_1975そんな飯田線の列車には、豊橋駅での清算方法を説明してくれている掲示板が。
・・・確かにワンマンで走っているけど、豊橋まで乗る人なんて、そういないよ(苦笑)。



SHV47_1977最後は、天竜峡駅の一つ前にある川路駅のそばにあるセブンイレブンで買ってきた、ヤマザキパンの「レーズンブリオッシュ」
生地にレーズンを練り込み、ラムシロップソースを挟んだものになっています。



コイツ、クリーム状になっているラムシロップソースの甘さが、ブリオッシュの生地にマッチしていて美味いレーズンも甘酸っぱくて美味いわ。なおブリオッシュは、ふっくらしていて柔らかいですよ。


岡谷駅から乗った列車は一旦天竜峡駅で一休み。先程も書いたように、豊橋からやって来た列車に乗って、一つ前の川路駅に戻って、セブンイレブンで買い出しをした後、時間もあったので一駅分歩いてみた
・・・おかしい、思ってたより遠いぞ(ギャハ)。
それでも乗車10分前に着いたので、事なきを得る。そして乗る列車は、岡谷駅から乗って来たヤツじゃん!乗務員が1時間休憩取りたかっただけじゃないのか!
しかし、後続の列車(これが本当は乗る予定の列車)が遅れたため、乗る列車も5分以上遅れることに。飯田線は線形がよくないので、回復運転もままならないにもかかわらず、豊橋駅での乗り換えは定刻通りに。あーよかったと思いながら家路に着いたのでした。


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Posted by alexey_calvanov at 22:04Comments(0)

2013年08月15日

だ・い・こ・ん・ら・ん

ISW11F_0675現在、飯田線と中央東線とが交わる辰野駅にいます。

今日は諏訪湖で行なわれる花火大会のため特別ダイヤが組まれているんですけど、岡谷市付近で降った大雨の影響で、川岸~岡谷~下諏訪が止まっちまいましたよ再開のメドも立たないことからフン詰まり状態です。
ホントは岡谷まで行こうと画策していたのですが、急遽変更。まだ生きている支線ルートで塩尻を目指します。



ちなみに、今の辰野駅周辺は涼しいを通り越して寒い(泣)。


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Posted by alexey_calvanov at 17:50Comments(0)TrackBack(0)