少し調べればすぐ出てきますので、わかるかと思いますけれども、もう何も言葉が出てきません(爆)。
ザクかグフかわからないパーツをゴテゴテとくっつけて、色は黄色っぽいまま。何か世界が核の炎に包まれる可能性を想定してか、変なマスクやら核マークのようにも見えるタービンらしきものが付いてカオスさが超加速度で突き抜けんとしていますよ(ニヤニヤ)。
その才能をもっと違う方向に向けてくれよ。例えば、昨日取り上げた上海地下鉄の擬人化とか。そっちはビジネスにもなるし、オリジナリティが発揮できていいだろうに・・・。
と思ったその矢先、地元の新聞にこんな記事が・・・。
それによると、体制風刺アニメがネット上で掲載され、その過激な内容に中国の大手動画サイト(恐らくTudou(トゥードゥ)かYouku(ヨウク))から削除されたというもの。その過激な内容とは・・・。
- 登場人物は庶民の『ウサギ』と権力者とされる『虎』一族。
- 土地の強制収容に反対したウサギの一人が焼身自殺。
- ウサギを引き殺した虎一族の一人が「俺のパパは虎剛だ」と叫ぶ。
- 虎一族の圧政に苦しみながら、最後に彼らを打倒する。
など、近年中国が問題としている諸問題や時事問題、果てには最近アラブ世界を席巻している民衆革命の発端まで盛り込んだ『中国では異常にまで踏み込んだストイックなアニメ』になっていたそうな。こりゃ消される。間違いない。
ちなみに、なぜ権力者が虎なのかというと、虎の発音が中国語で胡錦濤(こきんとう)国家主席の『胡』とほぼ同じため。つまり虎一族を打倒するということは胡錦濤国家主席、ひいては中国共産党を打倒するという意味にも繋がるためです。
制作したアニメ会社は政府からの圧力はないと言ってましたけど、これだけシニカルな内容が盛り込まれれば睨まれるのも当然で・・・。
とか思ったら、あった。YouTubeで(爆)。タイトルは「2011ウサギ年の年賀状」(英題「Rabbit Year New Year Card」)。あ、グロ注意。
これもこれで違う意味で才能が開花した例ですね。
これらの件はどちらも極論。ただ後者はやったことに価値があるだけマシ。何とか擬人化のあたりに落とし所がなかったのかねぇ・・・(嘆)。
まぁ、あの国に落とし所という言葉が通じないのは、某サ・・・おや誰か来たようだ(ニヤニヤ)。