FC岐阜、今日はFC大阪との一戦になりました。
先週の試合で、アウェイの愛媛FC戦につまらないミスで破れ、その悪い流れでホームに帰ってくることになりました。ヴァンラーレ八戸戦からFC琉球戦になった時は、上手く軌道修正をして快勝となりましたけど、終盤で気の緩みが出ているので、若さゆえにそうなるのかと思うと、これからは己にある慢心と戦うことになるのかもしれません。
一方でFC大阪は、今年Jリーグに参入したチーム。直近は3連敗とプロリーグの苦しさを味わっていたものの、無敗だったFC今治に快勝し、JFL時代に見せた攻撃的なサッカーの片りんが窺い知れました。去年まで八戸を率いていた志垣良さんが監督を率いているので、戦術さえ浸透すれば、驚異になりかねないとも・・・。
そんなFC大阪、今回は近いからかバスでやって来たようです。でも、そのバスが自前(ラッピングしたレンタルバス)なんですよね。ただの観光バスを借りる場合もあるだけに、自前で用意することは、移動面の苦労に関して、わかってらっしゃるとも。
こちらがFC大阪のサポーターの皆様。まだまだこれからのチームゆえか、少数精鋭のようになっていました。応援時にサポーターが左右に動いて応援する姿が印象的でした。
ここでFC大阪というチームの紹介をば。
元々は企業・公益法人のセールスプロモーションを行う広告代理店が所有していた企業チームで、チームそのものが広告塔となって相手先のPRを行うというふうだったそうです。そのため、元Jリーガーや外国人選手を積極的に獲得していたそうです。
そんなFC大阪、2011年に大阪府リーグと関西地域のリーグ昇格戦を優勝し、関西リーグ2部に昇格。2012年から所属していた関西2部では破竹の勢いで1年で突破。さらに2013年の関西1部ではリーグ優勝を果たしたものの、全国地域サッカーリーグ(以下全国地域CL)で破れ、JFL昇格を逃しています。しかし翌年、関西1部では2位だったものの、全国社会人サッカー選手権で優勝したことで、再び全国地域CLの出場権を獲得。見事準優勝を収め、JFLに昇格を果たしたのです。
ところが、2015年から戦ってきたJFLで足踏みをする事態になりましたけれども、2018年に2位になったことが転機となり、一気にJリーグ参入に舵を切ったのです。そして苦節8年、観客動員数をクリアすればJリーグ参入決定となった2022年のリーグ最終節で目標を達成し、Jリーグ60番目(途中で解散となった横浜フリューゲルスを含めれば、61番目)のクラブとして滑り込んだのです。つまり、最後のストレートインチームになったのです。
そして、そのFC大阪を語る上で外せないのが、チームのサポーターから肖像画まで掲出される、こちらの方。FC大阪の創設者で初代社長でもあった疋田晴巳さんです。J参入の夢を追い求め続け、J参入に向けての道筋を作り、その夢半ばで急性劇症肝炎で急逝されたのだそうです。
肖像画にまでなっているのを見ると、余程愛されていたんだなと思えてなりません。ウチの社長や会長は、ここまでなるのかな・・・。
というわけで、ここからはスタメシの紹介。
最初は、とんちゃんや大井が出店していたので、念願の「とんちゃん」(右)を購入。せっかくなので、「豚ハラミ」(左)も買ってみた。
「とんちゃん」は、脂が乗っていながらも身が柔らかったですね。「ミノ」のような格好をしていますが、全くの別物でしたよ。たれも相変わらず美味しい。
「豚ハラミ」に関しては、脂の塊のような脂ギッシュな味わい。でも、それが悪いわけではなく、旨味を凝縮しているので、ご飯とかが欲しくなるのよね(ニヤニヤ)。こちらは味噌だれだったからというのもあるのかもしれないですね。
もう一つは、中華料理 しょうりゅうの「とまとらーめん」。お店の人気メニューだそうです。
コイツは、酸味のあるものになっており、適度な酸味が細麺と絡んでなかなか美味い。トマトだけでなくズッキーニやネギなども入っており、チャーシュー以外は野菜たっぷりなものになっていました。ただ、これって箸ですするスパゲティ(トマトソースのパスタ)なんじゃないのかと思ったり(ニヤニヤ)。たぶん中華だしで作ったからラーメンだと仰りたいのでしょう。だからラーメンなの(ギャハ)!
試合に関してはねぇ・・・。岐阜の悪いところが出てしまった試合になってしまいました。
連係ミスもさることながら、パスミスも随所で見られ、意図のわからないプレーやパスもしばしば見受けられました。FC大阪の守備は正直ペライチのような薄いものだったはずなのに、なぜか破れない。もしかすると、攻撃は最大の防御というばかりに激しく攻めていたのが功を奏したのかもしれません。終始アグレッシブさを見せていましたからね・・・。
そのおかげなのか、オフサイドの可能性があったプレーを押し切って得点となり、後半も主導権を握って岐阜の攻撃をいなし続けていました。しかもプレーの一つ一つが荒っぽい。まるで東大阪が本拠地ながら、だんじりのような荒々しさを醸し出しており、ファウルすれすれの激しいアタックが多かったですね。するとウチの方も売られたケンカを買うかのようになってしまい、双方ケガ人が出て前半で途中交代のカードを切るという荒っぽい展開になってしまいました。さらにこのアタックの犠牲になったのが松本歩夢選手で、2回目のイエローは、明らかに相手のシミュレーションぽい展開だったのに取られてしまい、退場に。人数が少ない中でも攻めてはいたものの、精度の面で欠いており、ホントいいとこ無し。相手にも読まれるプレーをしている時点でおしまいですわ・・・。
まさか相手を舐めプしていたのではと疑うほど精彩を欠いた岐阜は、この試合を落としてしまうのでした。
これで連敗になった岐阜は、次の試合までに立て直せるのか、個々の課題を見つけ出せるのか気掛かりではあります。ケガで途中退場した庄司悦大選手も気になります。ただ、運のいいことに、次の試合は4/30のテゲバジャーロ宮崎戦。アウェイではあるものの、2週間の時間があります。軽いけがなら、この間に治せるでしょう。
じっくり自分達のよくなかったところをあぶり出し、早めの軌道修正を図ってほしいものです。