名古屋の人間にとって、4Mというのは無くてはならない百貨店を意味します。最近はJR高島屋も入っているので、4M+1という言い方をしていますが。
その4Mとは、松坂屋・三越・名鉄百貨店、そして丸栄。その4Mの一つ、丸栄が遂に閉店することが決まりました。テナントで入っていたサカゼンが完全閉店と銘打っていたので、嫌な予感がしていたのですけど、遂に、遂にというべきですね。
丸栄は1615年に創業した呉服店がルーツで、1943年にもう一つの百貨店と合併してできたのが、現在の丸栄になります。戦後、オリジナリティを発揮するために、エスカレーターの設置やオープンディスプレイを採用するなどしたものの、一度経営危機を迎えます。その時に支援したのが、今回の閉店劇に絡む興和だったのです。
興和の支援により、一度は立て直し、積極的な経営に再び乗り出します。しかし、バブル崩壊やリーマンショックによって、その多角経営のツケを払わされる格好になり、徐々に身を削る運営をするようになっていきました。もちろん、再生のためにテナントを入れ替えたり、新規展開を行うなどしたものの、全てが上手く行ったわけではなく、むしろ上手く行かなかった方が多かったのかもしれません。
そんな中で、興和は丸栄を子会社化し、一時は百貨店撤退を示唆したこともありました。
しかしその後も、売り上げ低迷が続き、遂に今年7月には興和の完全子会社化が発表されました。その約半年後に閉店の発表。ちなみに、閉店は2018年6月30日になったそうです。
やはり興和が絡むとロクなことがない。かつて、興和は愛知国際放送(RADIO-i)を閉局に追い込んだ張本人です。この時も、興和が支援に乗り出し、最終的には完全子会社にしたものの、何もできずに潰しただけでした。特にRADIO-iの場合は支援先が乗り出してきたのにもかかわらず、潰しに掛かったという人でなしの側面もあります。結局以前書いた通りになりましたわ。ただの壊し屋だったんですよ。
もう興和を信じません。興和は嫌いです。興和自体が無くなってしまえと言いたくなりました。もう放送機器を他の放送局は買わないでほしい。興和のシステムは採用しないでほしい。私も興和の医薬品は買いません。そう誓います。壊し屋の店から何も買いたくありません。
丸栄は経営は厳しいものの、店も催しもオリジナリティがあり、生鮮品のよさと安さは他の4M+1に比べても素晴らしかったのに、潰してしまうのか・・・。せめて地下の生鮮品街は複合商業施設になってからも残すんだよな?そうするんだよな?興和さんよ!何とか言えよ!潰すだけじゃなくてさ・・・。